整備についての質問です。 ハイラックスサーフ（185）のオイルシールはリテーナーに取り付けるものでは ないのでしょうか？

Question

H9年式のハイラックスサーフRZN185に乗っているのですが、
左リアアスクルからオイルの漏れが確認でき修理に出しました。
修理では以下の部品交換を行っております。
・リアアスクルオイルシール左右 交換（シュー含む）
・ブレーキシュー
・リアアスクルシャフト オイルシール
・リアアスクルシャフト スナップリング
・リアアスクルブレーキドラム ガスケット

しかし、修理完了から1か月後同じ場所からのオイル漏れが再発し、
再度見てもらったところ、今度は以下の部品が不良と言われ、
部品交換と高い作業料を請求されております。
・アスクルリテーナー 交換
・スピードパルスギア（同時交換部品）

最初のトラブル時にリテーナーの不良が見抜けなかったことも
気になるのですが、今回最初と2回目でどちらも大きな作業料がかかっており
同じ作業なので作業料が2回請求してくることにも疑問なんですが、
その説明の際に、185サーフは普通の車と違いリテーナーにオイルシールを
はめる作りになっていないので、分解の途中までは作業が同じだが、
途中の経路が全く異なると説明を受けました。

これが本当であれば違い作業に対する対価はしっかりお支払いしなければ
ならないと思いますが、この説明が素人の私では正しいのか判断ができず
ご質問した次第です。

よろしくお願いいたします。

Answer 1

Q オイルシールはリテーナーに取り付けるものではないのでしょうか？
A ホーシングタイプのオイルシールとリテーナーの関係はまず、オイルシールはホーシングに付きます。（軽い圧入）
対してリテーナーは、ベアリングの抜け止めとしてアクスルシャフトに圧入されています（強烈な圧入）
したがってリテーナーを外すには通常サンダー等を使い１部分のみ削り込みタガネ等で打ち抜きます。
回転しないオイルシールのリップの部分がアクスルシャフトと共に回転するリテーナーの外周部分にあたりゴムの弾力によりオイルシールの役目をしています。

Q 185サーフは普通の車と違いリテーナーにオイルシールをはめる作りになっていない?
A いやいや。リテーナーにオイルシールをはめる作りの車は無いんじゃないですか？
185サーフも普通の車と一緒です。

左リアアスクルからオイルの漏れということで図の１と２のオイルシールを交換したいところですが
２のオイルシールを交換するには 2 3 4 5を全て壊してからの交換作業になるので１を交換したのでしょう。
他方、オイル漏れ時でオイルシールを交換するときはリップが当たる面、今回は５リテーナーの外周面になりますが
リテーナーはベアリング鋼で非常に硬くエンジンのクランクシャフトやカムシャフト等、特殊鋳鉄とは異次元の表面硬さのため
通常は色がついていう程度でオイル漏れの原因にはなりません。

第3者が質問文のみで回答するのはおこがましいですがリテーナーが不良かどうかは1回目の作業で確認しているはずですが。


さらにおこがましいこと
1回目に打ち込んだオイルシールが斜めだった。
リップにグリスを塗布しなかった。
ホーシングのブリーザープラグが詰まっている。
ベアリングにガタがある。
オイルシールを外すときにホーシング内壁に傷をつけた
アクスルシャフト組みつけ時、リップに傷をつけた。

1回目の作業に対して2回目の作業はアクスルシャフトから 2 3 4を交換することなのでこの追加分の追い金で話をしてはいかがでしょうか？


Q 分解の途中までは作業が同じだが、途中の経路が全く異なると説明を受けました。
A 質問文のみでは苦しい言い訳に聞こえますが。

参考
日整連 自動車整備標準作業点数表 抜粋
リヤ・アクスル・シャフト・ベアリング取替（１輪）3.7
リヤ・アクスル・シャフト・オイル・シール取替（１輪）1.4
1例として
3.7 - 1.4 = 2.3----追加分の工数

質問者からのお礼コメント

この度は素人のわかりづらい質問にも関わらず貴重なお時間を費やしていただき、詳しくご回答いただきましてありがとうございました。自分自身で調べるには限界があり、大変助かりました。今後は安心して運転ができる状態になるように安心できる業者さんを探してます。