当時の事情をリアルに知ってる方に質問です。

Question

カローラレビンとスプリンタートレノがAE86からAE92になったときFFになりそのくせリヤはわざと不安定にして滑りやすくするという変な仕様でしたがパワーもあり時代にマッチしたデザインもよくてFR好きの走り屋から批判され嫌われましたが92は86の２倍近く売れてトヨタ的には大ヒットだったと聞きました。
ということは単純にもし92もFRのままだったら更にFR好きの走り屋の販売台数も加わってもっと販売台数が増えてたという単純計算になりますか？それとも1988年はFFというのが逆に付加価値になり売れたのでしょうか？

Answer 1

オッサンです。

そもそもAE92現行の時代にはアレで峠を攻めるようなカテゴリの扱いではありませんでした。
(そりゃま、一部の人はやってましたよ。ダートラとかもありましたし)

当時の一般人にとっての「速い」という価値基準は、アクセル踏んだらどれだけ豪快に加速していくのか、です。
ドッカンターボが「速えーっ！」って言われてた時代ですよ。
その意味では、確かにAE92は速い方だった。


>92は86の２倍近く売れてトヨタ的には大ヒットだったと聞きました。

そりゃあ若者のデートカーとして(あるいは拗らせたオッサン(当時)のセカンドカーとして)、です。
チャラいニーチャンがコードレスホンでチャラいネーチャンをベルで呼んで黒の92の隣に乗っけて、バイパスとかをかっ飛んで「うわぁはっやーい、かっこいいー！」とか言わせてた時代です。で、そのままホテルへ。

決して、小僧が目を三角にして峠を攻めてたような車ではありません。


>92もFRのままだったら更にFR好きの走り屋の販売台数も加わって

うーん、ほぼ同時期の併売がSR20DETのS13ですからねぇ。金持ってる走り屋はそっちに流れたかと。
金持ってない走り屋は、中古の86とかFCとか。
FF勢だとスタタボとかワークスとか。あの辺が狭めの峠では速かった。

じゃ92がFRだったら、っていうIFの話をすると、デートカー組はFFでもFRでも構わないんだから、まあ、変わらないでしょう。
走り屋にしてみれば先述の通り２LターボのS13がある、AE86の中古も豊富に手に入る中で、86に比べて100kg増になった豪華内装の92にどれだけ魅力があるかってーと、無いと思いますよ。(駆動系がコンパクトなFF化したにもかかわらず100kg増ですから、FRレイアウトのままならもっと重かったでしょう)


>それとも1988年はFFというのが逆に付加価値になり売れたのでしょうか？

当時の購入者層にとって、FFでもFRでもどっちでも良かったんだと思いますよ。
そういう層があるって気づいて、そういう層をきっちりターゲットして、そういう層の人でも「速いーっ！」って理解できるレベルの車を作って売ったトヨタはやっぱり偉いと思う。

質問者からのお礼コメント

まさに当時を知ってらっしゃる回答ありがとうございます！勉強になりました！
92のオーナーはそんな感じだったのですね！
納得しました！

Answer 2

時代背景的にはクラス的にFRからFFへの転換期で当時登録台数1位トヨタのドル箱で大衆車であるAE81、82カローラセダンのFF化、当時人気があった2BOXであるシビック、バラードスポーツCR-X、ファミリアに対抗するためカローラFXの投入などに伴う予算事情でAE85、86(FF化を後回しにされた)までFF化出来なかった時代遅れの賜物です。

Answer 3

増えるわけないよ。
FFになったから売れたんじゃなくて広くなったから売れたんだし。それがFRなら広くできない。
そもそもカローラをスポーツカー扱いしてたのはごくごく一部の口だけで金が無い人だけだし。

Answer 4

86は一部の走り屋に人気が有っただけでした。
一方92は走り屋だけでは無く一般の人によく売れたんです。
バブル期の車で内装も外装も
ミニソアラと言っていいくらい良かったですからね。
駆動方式はあまり関係なかったと思います。