トヨタ オーリスハイブリッド のみんなの質問

解決済み
回答数:
2
2
閲覧数:
1,979
0

新型オーリス 180S乗っています。

最近、車高を低くしたいと思い車高調やローダウンスプリング等探していますが、正直どれがいいのかど素人の私にはさっぱりわかりません。
出来れば車体とタイヤの隙間が隠れるくらい下げれたいいな、と思っております。
何かおすすめありますか?

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

ベストアンサーに選ばれた回答

オーリスの180Sというのは現行のSパッケージですか?

それとも旧型のSパッケージですか?


オススメはしませんが、もしもワイドトレッドスペーサー(以下、ワイトレ)を取り付ける場合、純正ホイールはスペーサーに25mm以上の厚みがないと取付できない場合が多いです。現在、わたしの手元で、現行オーリス RS/Sパッケージの純正17インチホイールについては15mm厚のワイトレを装着可能なことが分かっています。その他、オーリスには数種類の純正ホイールがありますが、装着できるかどうか確認できていません。


◆ ボルト逃げの有無

ホイールの取り外すと、日本車の場合はハブからハブボルトが生えています。このハブボルトの長さが大よそ20mm以上あるのです。ワイトレはこのハブボルトにナットで固定するのですが、例えば、ハブボルトの長さが23mmあり、ワイトレの厚みが15mmですと、ワイトレのホイールの取付面よりも8mmハブボルトが突出してしまいます。ホイール側に「ボルト逃げ」がないと、この突き出した8mmのボルトが邪魔をしてホイールを取付できません。「ボルト逃げ」とはホイール裏側のボルト穴とボルト穴の間にある深い凹のことです。市販の社外汎用ホイールにはボルト逃げのあるホイールが多いのですが、純正ホイールにはボルト逃げのあるものが少ないのです。しかし現行オーリスRS/Sパッケージの純正ホイールには深いボルト逃げがあるので15mmのワイトレを装着できるわけです。従って、ボルト逃げがないホイールの場合は、ハブボルトの長さよりも分厚い25mm以上のワイトレが必要になってしまうのです。ディーラー等でボルト逃げの有無を知っていれば教えてくれますが、恐らく知らないと思うので、もしも25mm未満のワイトレを装着するのであれば、ご自身でホイールを取り外して、ハブボルトの長さとホイール裏のボルト逃げの深さを計測しておく必要があります。ボルト逃げが浅い場合には薄いワイトレが装着できない場合があります。


◆ タイヤのハミ出し

昔のクルマは25mmのワイトレを取り付けてもタイヤがはみ出すことは少なかったのですが、最近のクルマは25mmもホイールを出っ張らすと大抵フェンダーからタイヤがハミ出します。ご存じの通り、タイヤがフェンダーからハミ出ると保安基準をクリアできず、車検に通りません。保安基準ではフェンダーアーチの頂点からはみ出さなければよいのではなく、前30度~後50度の範囲ではみ出してはいけないことになっています。分かりにくいので図を添付しますのでご参照ください。

また、車高を落とすとクルマによってタイヤが奥に引っ込むサスペンションも多く、ツラ出しするには最初に車高を落としてから、ホイールのツラ出しを行います。


◆ ワイトレが危険な理由

ここまで書いておいてアレですが、恐らく多くの方々がワイトレの装着に否定的だと思います。いくつか理由があります。


(1) 剛性の問題

車体のハブは鋼鉄製の台座からハブボルトが生えています。一方、ワイトレはより柔らかいアルミ合金の台座からハブボルトが生えています。つまり、柔らかいアルミでハブボルトを支えており、これが危険といわれる所以です。なぜ、自動車メーカーがアルミでハブを作らないのかというと、剛性や耐久性に不安があるからです。さらにセンターハブの噛み合っていない状態でワイトレを付けている恐ろしい車両もあります。このような車両はいつハブボルトが折れて、他人を巻き込む大事故を起こしてもおかしくありません。センターハブとは、車体のハブの中心にある60mm程度の円形の出っ張り(凸)です。この凸とホイール裏中心の凹が噛み合うようになっていて、強い衝撃や繰り返される振動からハブボルトの破損を防ぎます。そのように自動車メーカーは設計しているのですが、そのことを知らずにワイトレを取り付けているオーナーさんは実に多いです。実際にセンターハブが噛み合っていないのが原因で、結構ハブボルト折損は起こっています。大事故を起こして「知らなかった」では済まされないです。


(2) サスペンションジオメトリの問題

次にサスペンションジオメトリの問題です。オーリスは新旧ともにインセット45mm程度ホイールを装着しています。インセットとはリム幅の中心からハブの取付面までの距離のことで、リム幅の中心にハブ取付面がある場合はゼロセット(インセット±0)となります。インセット45mmというのは、リム幅の中心より外側45mmの位置にハブ取付面があるということです。このインセットのホイールを取り付けることで、サスペンションの各所が設計通りに動くということです。ここにワイトレの15mmを取り付けると、インセットはいきなり30mm(45-15)となってしまいます。例えばこれが前輪の場合は、轍に影響されやすくなり、ブッシュ類も傷みやすくなります。オーリスはタイロッドが後引きですが、通常はブレーキング時には前輪はトーインとなりタイロッドは引っ張られて剛性を保つ設計。しかしインセットを大きく小さくすると、ブレーキ時にトーアウトになり、逆にタイロッドが圧迫される逆の動きになったりもします。これではブレーキングは不安定になります。


◆ ちんとしたツラ出し

なので、きちんとやるならば、分厚いスペーサーは使わずに、ホイールのリム幅を広げてツラ出しし、インセットの変更は6mm程度、最大でも10mm以内にとどめる方法をとります。例えば、リム幅を6.5Jから7.5Jに変更した場合、インセットが同じ45mmであれば、リム幅は25.4mm(1インチ)広がり、ホイールは外側にも内側にも12.7mmずつ広がります。7.5Jでインセット40mmであれば17.7mmもツラ出しできます。但し、こうなると社外品のホイールを取り付けることになりますが、その場合はセンターハブが噛み合いません(車体側60mmの凸・ホイール側73.1mmの凹)。その場合、ハブボルト折損を防ぐために「ハブリング」(ハブセントリング)を取り付けまます。オーリスの場合は73/60というサイズです。


◆ それでもワイトレをつけたい!

色々とリスクを申し上げましたが、もしも純正ホイールの裏側にボルト逃げがあり、ワイトレを取り付ける場合には、リアのみにしておいたほうが良いと思います。オーリスの場合、圧倒的にリアの負荷が少ないからです。それも必ずハブ付のものにしてください。トヨタ用はセンターハブが60mmのもので、ハブボルトはM12×1.5となっています。ハブなしは論外。汎用ワイトレ専用+ハブリング仕様の方が安いですが、ハブ一体式を選んでください。もっといえば、アルミ製ではなく、鋼鉄製のものも(少数ですが)出ていますので、これにすれば剛性の問題はほぼ解決します。ワンオフで製作してくれるところもあります。


長くなってしまい失礼いたしました。

分からないことありましたらご返信ください。

回答の画像

その他の回答 (1件)

  • 極一部の物好きが付ける、走行性能や乗り心地はお構い無しに、見てくれだけのために車高短に改造するためのパーツでおすすめって、どんな代物をお望みですか?

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の
「自動車」カテゴリとデータを共有しています。
トヨタ オーリスハイブリッド 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

トヨタ オーリスハイブリッドのみんなの質問ランキング

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離