ハイブリッド車のCVTFの劣化 CVTFの交換を行っている店の動画内での説明でガソリン車に比べてハイブリッド車はCVTFが劣化しづらい（鉄粉があまり出ない）とありました。

Question

しかし発進でモーターの強烈なトルクをCVTFを介して伝達しないといけないので条件はガソリン車と変わらない気がします。
分かる方いらっしゃいましたらご教授ください

Answer 1

一般的なトヨタのハイブリッド車ですが、
You TubeなどでアクアやプリウスのCVTFやATF交換の動画が出ていますが、実は交換しているのはCVTではありません。トランスファーという、デファレンシャルギヤオイルです。

トヨタのハイブリッド車ですが、アクアの場合はP510 型ハイブリッドビークルトランスアクスルASSY を搭載しています。
HV バッテリの充電や駆動用電力の供給を行うMG1モーターとエンジンの補助動力源として状況に応じてエンジン出力をアシストするMG2モーターでギヤトレーンユニットを駆動している、電気式無段変速機で、フルードは使用してはいません。
また、モーターなのでCVT同様に無段階変速です。

そもそも作動油を使用したATやCVTではなく、電気モーターなので、絶縁性の心配なATFやCVTFは使っていないのです。

モーターの駆動出力を左右のドライブシャフトに分配するメカニカルなデフ機構＝トランスアクスルの部分に、デファレンシャルギヤの潤滑のために、ギヤピルとしてATFのトヨタ純正 オートフルードWSを3.3L使用しています。

FF系ミッションのデフオイルにATFを使うのは、かなり前・・・昭和の時代のA2＃＃系トランスファーからありました。

画像はアクアのP５１０ユニットで左がMG2、右がMG1で、
一番下の部屋だけにATFが入っています。

他メーカーのパラレル型ハイブリッドなどでは、ガソリンCVT車と同じものもあります。

Answer 2

ガソリン車のCVTはベルト駆動だが、トヨタのハイブリッドはプラネタリーギアを使っているので部品点数が少なく摩耗は少ない。