ハイブリッド車のアイドリングについて教えてください。

Question

主にトヨタ系です。
例えば30プリウスで3時間パーキングでアイドリングしながら仮眠を取っているとします。トヨタのハイブリッド車の場合、バッテリーの容量が一定を下回ったらエンジンがかかり、発電機？で充電。そしてある一定まで溜まったらまたエンジンが切れる。の繰り返しです。
アイドリング中は燃料を消費する為、アイドリング回数を少なくする＝エアコンや電気などを切って、バッテリーの消費を少なくするのが、結果的にアイドリング時における燃料の節約になると思います。
ここで質問なのですが、プリウスとプリウスαとCT200hはハイブリッドシステム、エンジン、電池容量共に同じですよね？
発電機は違うのかな？？？わかりません。
走行の場合、空気抵抗や車重の関係から中身が同じでも燃費は変わってきますが、アイドリング中（勿論、エアコンやライトなどは同じ条件）も消費する燃料は変わってくるのでしょうか？
オートエアコンの場合、車内が広い程不利だと思うのでそこは例外としてください。

またエンジン排気量は小さいがバッテリーも小さいアクアと比べるとどうなのかも教えてください。

Answer 1

30型プリウスの発電機・駆動モーター・バッテリーの定格最大性能は以下の通りです。
・発電機：17kw
・駆動モーター：60kw
・バッテリー：27kw
これらは、プリウスαもCT200hも同様です。

停車中では、エンジン始動による発電では17kwが最大発電容量となります。
バッテリーの最大電力の6割程度しか発電できませんから、バッテリー最大電力の6割程度をエアコンで消費した場合は、常に発電する必要があります。
仮にエアコンの消費電力が3kw、エンジンによる発電が最大電力の50%程度の場合、エンジン停止：発電=5：2程度でしょう。

ファイナルギヤ(最終変速機)は停車中ではリングギヤも止まっているので、停車中の発電とは無関係ですから、30型プリウス・プリウスα・CT200hは同一の挙動となります。

AQUAの駆動モーター・バッテリーの定格最大性能は以下の通りです。
・駆動モーター：45kw
・バッテリー：19kw
発電機の諸元を持っていないのですが、仮に30プリウスと同じならAQUAも同様なエンジン停止率になるでしょう。

駆動用バッテリーはモーター駆動やエアコンに使われますが、ライト等の車載機器は鉛蓄電池の補機バッテリーが電力源となります。
ただ、補機バッテリーの充電は駆動用バッテリーからDC-DCコンバータ経由となります。
ライト等で消費した電力は間接的に駆動用バッテリーから消費されますから、消費する燃料へ微妙に影響します。

ちなみに、ご質問で「アイドリング中」とありますが、「エンジン停止中」の事かとかと思います。

(chielien_ec73c492996088f64560c580aさんへ)

Answer 2

＞プリウスとプリウスαとCT200hはハイブリッドシステム、エンジン、電池容量共に同じですよね？
プリウスとプリウスαとCT200hのハイブリッドシステムは同じですが、最終減速比が異なります。
プリウスα最終減速比は車重が重いため、プリウスとCT200hの3.260から3.703と16％もローギアードな設定となっています。

バッテリーに関しては、

アクア：0.95kWh
30型プリウス：1.31kWh
50型プリウス（ニッケル水素）：1.3kWh
50型プリウス（リチウムイオン）：0.75kWh
プリウスα（ニッケル水素（5人乗り） : 1.31kwh
プリウスα（リチウムイオン（7人乗り） : 1.04kwh
CT200h：1.31kWh

つまり、
30系プリウス＝プリウスα（5人乗り）＝CT200hです。


で、夜中のエアコン稼働のアイドリングを止めたいのならば、HVは諦めるしかありません。HVはバッテリーの容量が小さいので、どの車もエアコンをかけて30分もすればバッテリーの容量がなくなります。
車中泊なら、アウトランダーPHEVはいかがでしょうか。
バッテリー容量が12kWhもあり、夜中エアコンをかけても、エンジンが始動することはありません。
充電設備がなくてもチャージモードがあるので、走行中、エンジンから発電できますので、問題ないですよ。広いですし。まぁ、PHEVなんで車両が高いですが。

座席を倒しただけで寝れるなら、プリウスPHVもいいかもしれませんね。
ナビ付きが366万～で、PHV補助金が20万円出ますので、実質344万円です。
4人乗りとトランクが狭いというのがネックですが、気にならないのであればいい車だと思いますよ。

Answer 3

アイドリング中の燃料消費量を手軽に正確に知るためには、いわゆるレーダー探知機に付属の機能で、車のコンピューターからの、あらゆる情報を表示できるもので知るのが一番確実だと思います。

燃料消費量、各温度センサー類、油圧、エンジン回転数、正確な速度、スロットル開度、電圧、その他いろいろな情報を画面に表示できると思います。
ユピテルなどのメーカーから販売されていると思います。

使われているハイブリッドシステム、エンジン、発電機、バッテリーなどが同じだとしても、車によってコンピューターの設定が違えば、動作も変わると思いますので、やはり正確に知るためには、コンピューターからの情報を表示するしかないと思います。

アクアと比べる場合も、普通に考えるとエンジン排気量が小さい分は、アイドリングで消費する燃料も少ないように思えますが、使用される電力量が同等なら、それに見合う発電をすることを考えると、発電のためにアイドリングに使われる燃料も同等になることも予想できるので、やはり正確に知るためには、コンピューターからの情報を表示させるしかないと思います。

アイドリング回転数やアイドリング時の燃料の濃さは、外気温、湿度、気圧、エアフィルターの汚れによる抵抗の違い、使用しているエンジンオイルの規格などでも変化する可能性があるので、より正確に違いを知るためには、２台とも同じ条件で測定する必要があり、２台並べて同時に測定しない限りは、正確なアイドリング時の燃料消費量の違いは分からない可能性があります。