スズキ ワゴンR のみんなの質問

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車のエアコン
車のエアコンの冷房の効きが悪いです。
生ぬるい風しかでないときがあります。
何が原因でしょうか?
車種はワゴンR FX-Sリミテッド 走行4.7kです。

補足

回答ありがとうございます。 具体的にどこを取り替え、修理すれば良いかも教えて頂けるとありがたいです。

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ベストアンサーに選ばれた回答

まず信頼のおけるディーラに持ち込み,ディーラのサービスマンとともに,下記のようにひとつずつ一緒に確認していきましょう。費用を安く上げようといい加減なことをすると,かえって高くつきます。

●冷房がやや不良なときの原因推定
このような場合,下記3つの種類の原因が考えられます。

(1) 空気系
(2) 冷媒系
(3) 制御系

●そのどちらかを判別する方法とは?
まず制御系の異常かどうかを調べます。もし温度や風量の調節がおかしいときは,エアコンECU(電子制御回路)の自己診断をディーラでおこないます。

もし制御系ではないなら,次にエアコンONの状況で,エアコン冷媒配管の温度を確認しましょう。エバポレータという室内ユニット内の熱交換器(空調風を冷却)からコンプレッサに戻るアルミニウム配管(太さは20mmくらい:低圧配管)の表面温度を調べます

・15℃以下 → 冷媒系はOKです。怪しいのは空気系です
・15℃以上で外気温以下 → 冷媒系が怪しいです。次の………へ
・外気温以上 → 冷媒系が怪しいです

●空気系の不具合について
室内のエアコンユニット(HVAC エイチバック・ユニット:添付図をご覧下さい)の温度調整の不具合です。原因は下記の3点です。

(1) エアミックスドアの動作不良 … マニュアルエアコンなら,温度調整レバーを動かします。これで空調風の音が少し変化します(暖房側で少しうるさくなる)。もし音の変化がなければ,このドアのヒンジあるいはドアそのものの不具合です。オートエアコンならドアのアクチュエータ・モータの不具合です。少し冷えが悪い場合,ドアが途中で止まっている可能性があります

(2) エアコンECUの故障 … オートエアコンの場合,ディーラで自己診断できます

(3) エアコンセンサの不良 … これも自己診断できます

==> 数万円以内です

~ エンジンが稼働中に配管を触るのは,危険なので,必ず,エンジンを停止してから,配管の温度を確認しましょう。ちょっとしたことですが,事故を未然に防ぐために重要です。

●冷媒系の不具合について
考えられる原因は下記の7点です。

(1) コンプレッサの不具合 … 少し冷える場合,コンプレッサの内部が少し焼き付き始めています。この場合,ゴリゴリした異音があります

(2) 膨張弁の不具合 … 膨張弁にゴミがつまると,高圧側の圧力が高くなり,だいたい23キロ(kgf/cm2G)くらい以上になると,圧力スイッチでコンプレッサ・クラッチをOFFするので,冷えが悪化します。また冷媒流量が減るため,冷えが悪くなります。これはディーラでサービスポートから圧力を測定すれば,すぐにわかります。

(3) 冷媒漏れ … 冷媒は年間平均10g漏れます。しかし約50~100gの余裕があるので,一般には,5~10年間は,冷媒の再充填が不要です。しかし何らかのトラブルで漏れたときは,先ほどの圧力スイッチが働き,コンプレッサをOFFさせます。ディーラで高圧側の圧力を測定すれば,すぐにわかります

(4) 冷媒の過充填 … ガソリンスタンドなどで,「冷え不良」を言うと,利益をあげるため,すぐに冷媒を充填します。しかし正確な冷媒充填量がわからないまま充填しますので,しばしば多めに充填してしまうことがあります。過充填になると,コンプレッサ負荷が増え,結局,冷媒不足になり,再び性能低下します。漏れ箇所を特定して修理すべきなのに,いい加減な追加充填で,一時的に性能が回復し,傷口を広げてしまうことがあります

(5)コンデンサふさぎ … コンデンサの空気流れで,上流側あるいは下流側がふさがっていると,コンデンサ内の冷媒を冷却できません。可能性は低いのですが,一応,チェックしましょう

(6) 冷却ファン不良 … 街乗りしかしないと,エンジン水温はあまり高くならず,冷却ファンの不良は気づきにくい状態です。しかしエアコンは冷却ファンの風量が確保できないと,コンプレッサ動力が増え,冷房能力が極端に低下します。また圧力が高いと,冷凍サイクルの高圧側が高くなり,コンプレッサを停止します(冷房能力はゼロ)

(7) エバポレータの温度センサの抜け … センサはエバポレータという熱交換器に差し込まれています。これが抜けると,本当はエバポレータが冷えているのに,高い温度と誤検知します。この場合,コンプレッサのクラッチがOFFしないので,エバポレータ温度が低下し,吹出口から白煙が出てきて,凍結し,まったく空調風が止まります

==> コンプレッサ以外なら数万円以内。コンプレッサはリビルト品を使えば,数万円に

●どこで修理するか?
信頼の置けるディーラをお奨めします。ガソリンスタンドで冷媒をいい加減に追加充填すると,傷口が広がります。冷媒の充填は,必ずディーラにて,全量を冷媒回収し,正規量を充填してください。追加充填すると,トラブルになります。万一,コンプレッサが破損しても,メーカにて調査して,補償対象外になりますので,ご注意ください。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

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質問者からのお礼コメント

2011.7.17 07:22

とても詳しく親切に回答していただきありがとうございます(^O^)
画像も交えた解説で非常に分かりやすかったのでBAです!

その他の回答 (1件)

  • エアコン冷媒(フロンガス)の不足・コンプレッサークラッチの異常・コンプレッサー本体の圧縮異常など。
    理由になりそうな事はありますが、たまに動くとなると、冷媒不足・クラッチの異常があるかもですね。

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