スズキ スイフトスポーツ 「安っぽさが気にならないなら、現状この価格帯で選べる唯一無二のオモチャ」のユーザーレビュー

安っぽさが気にならないなら、現状この価格帯で選べる唯一無二のオモチャ

2024.3.28

総評

タイトル通り。所々に垣間見える安っぽさ、子供っぽさを許容できるなら、今時これほど安価に手に入れられるオモチャはないでしょう。

満足している点

・低価格なMT車
・安価で弄り放題。アフターパーツ豊富
・不満ない動力性能で自由に操れるコンパクトハッチ

不満な点

実際安いので、安っぽいのはしかたがないけど、
安っぽいのと子供っぽいのは違う。
明らかに内装のデザインに失敗して、子供っぽくなってしまっている。

デザイン

3

外装：全体的なデザインのバランスは良いと思います。前、横、後ろ全て統一感があるので、破綻している感じはしません。リップやサイドシルをカラードにするか否かは個人の好みだと思いますが、私は黒の方が好きですね。

内装：おそらく同社内の他車との共通パーツをいろいろと使っているのだと思いますが、その結果デザインの統一感がないです。
例えば、ドアノブやエンジンスターターボタンにはメッキが使われていますが、その他の多くのパーツはマットなシルバーで塗装されていて統一されてませんし、オーディオパネルとステアリング下端に突然ピアノブラックを使う一方でドアパネルなどには一切ピアノブラックが入ってなかったり。ホント意味わからん。
所々にあしらわれた赤も主張が強すぎます。
差し色程度にさりげなく違う色やマテリアルを使えば高級感がでるのに、寄せ集めでいろんなマテリアルを使うから、統一感がなく、安っぽいまま子供っぽくなってしまっている印象。
実際安いから仕方ないんでしょうけど、敢えてメッキを使わなかったり、ピアノブラックを使わなければよいだけなのでは？


あと、ウィンカーレバーの操作音（ウィンカーの音ではないです）が安っぽいのは気になります。車体価格が安いので、こんなもんなんだと思いますけど、あと数万円上乗せしても良いので、この辺にも気を配ってほしいと思います。

走行性能

4

「軽さは武器」この一言に尽きます。
車重に対して動力性能は十分なので、街乗りで不満を感じることはまずないです。
ホイールベースが短かく、キビキビ走って楽しい。

気になるのはパワステのフィーリング。特に中立付近の介入が気持ち悪く、無理矢理センターにもっていこうという力が働きます。最初はキャスター角の問題かと思いましたが、あからさまに機械的な介入が働くので、そういうパワステの味付けなんでしょう。

乗り心地

3

走行音大きめ、振動も大きめ。
タイヤ、足回り、ボディで十分に振動を吸収しきれていない印象。特にボディが弱い印象ですが、ボディを固める前に、もう少し柔らかめのタイヤにして、吸収を促した方が良いのではないかと思います。
現状、純正のコンチスポコンですが、次はもう少し柔らかめのタイヤにしてみようかと。

純正シートだとシートポジションが高いです。シートレール交換してもう数cm下げたいところ。
ホールド性は比較的良好なシートですが、ポジションが高いのも相まって、いまいち自分の理想のポジションが決まりません。まぁ、これは個人差あると思いますけど。

積載性

3

全体的な積載量は少ないですが、車体が小さいですからしかたないかと。

ただし、小物入れは少なくて困りますね。
特にセンターに物があまり置けないのはマイナス。
オプションでサイドブレーキ後端にBOXをつければ良いですが、サイドブレーキ引きにくくなるので・・・。

燃費

4

街乗りで12～14km/L。長距離走れば16km/L台はいきます。でも、そもそも燃費を気にするよりも、気持ち良く走ることを優先したい車だと思います。

価格

5

安い！

故障経験