スズキ スイフトスポーツ 「実用的で楽なスポーツカー」のユーザーレビュー

実用的で楽なスポーツカー

2023.10.21

総評

価格に対する性能、装備ともに文句ありません。
運転を楽しむ車としても、快適な移動の道具としても使えます。

満足している点

自分の車の使い方に合ったパッケージングであること。
街乗りメイン、ときどきワインディングを走るのにちょうどいいパワー、足回り、実用性です。

不満な点

静粛性の低さ、小物収納の少なさ、ブレーキの初期の強さ（カックンブレーキになりがち）

デザイン

4

外装の主張がそこまで強くないのと、エアロや専用パーツでスポーツカーの要所は抑えてるバランスが気に入ってます。

内装は黒地に赤のアクセントなので、外装は白黒でできるだけシンプルにまとめましたが正解だったと思います。

ただし外装に樹脂パーツが多いので定期的なケアが必要です。

走行性能

5

気に入ってます。
街乗りメインで時々ワインディングを走る使い方ですが、純正のバランスが好きです。
走行性能関連はタイヤを除いて弄る予定はありません。

セーフティパッケージ装着のAT車は全車速追従ACCがあり、楽に移動する道具として使いたい時には非常に助かります。

自分はそこまで気になりませんが、ペダルレイアウトが若干中央寄りです。MT車を検討中の場合は実車で確認したほうがいいかもしれません。

新車から1000kmまではブレーキの初期制動がかなり強めで、カックンブレーキになりがちです。2023年10月・約2700km走行時点ではそこそこ扱いやすくなった印象ですが、ドライバーの慣れかブレーキパッドの馴染みかは正直分かりません。

乗り心地

4

荒れた路面では若干硬さを感じます。
ただしガツンとした感触はなく、衝撃の緩和と振動の収束がいい具合にまとまってると思いました。
少し早いペースでワインディングを走るととても気持ちいいです。
高速道路では車体剛性の高さも感じやすく乗っていて楽です。

ただし静粛性は低いです。
常用域のエンジンは静かですが、ロードノイズや風切り音が目立ちます。
荷室のデッドニングや風切り音防止テープの施工で幾らかは静かになります。5,000〜10,000円で大抵の資材が揃うので、気になる方は施工をおすすめします。

積載性

3

5ドアハッチバックのコンパクトカーとしては普通だと思います。

荷室の段差は思っていたより気になりません。
高さが確保されているのである程度大きい荷物も意外と入ります。

積載性自体は普通ですが運転席周りの小物の収納が少なく、実用性は痒いところに手が届かない印象です。
ただし収納を後付けできるスペースはあるので、工夫である程度は解消できます。

燃費

4

スポーツカーとしてはいいと思います。
主に街乗り時々ワインディングで平均約16km/Lです。
高速や郊外路など条件が良ければ区間で20〜22km/L出ることもあります。

価格

5

2023年4月契約、オプション、諸費用込みで約220万弱。他社の似た立ち位置の車種と比較すると圧倒的に安いです。性能と装備を考えてもかなり割安だと思います。


維持費も普通のコンパクトカーの枠に収めやすいと思います。

◎税金周り
重量税1t以下、自動車税も1.5L以下と普通のコンパクトカーと変わらないです。

◎燃料代
ハイオク使用ですがATで平均16km/L、高速や郊外路メインなら20km/L近くが狙えます。普通の純ガソリン車コンパクトカーとほぼ同等の数値かと思いますので、燃料代はそこまでかからないと思います。

◎タイヤ
タイヤ代が一番変動幅が大きいと思います。
純正サイズが195/45/R17と珍しいサイズのため、選択肢が少なく価格も高くなりがちです。
純正タイヤのコンチネンタル・コンチスポーツコンタクト4は通販で25,000円前後とかなり高いため、同じタイヤに交換する選択肢は取りづらいと思います。
似た性格のスポーツコンフォートタイヤの場合、ヨコハマ・フレバ、ミシュラン・パイロットスポーツ4が若干安く、性能も近いクオリティのようです。
交換先はまだ検討中ですが、自分の使い方に合いそうなことと興味本意でナンカン・NS-25にしようかと思っています。

故障経験

今のところありません。
ただ、内装で数ヶ所ビビり音がするので定期点検かユーザー側で対処が必要です。