スズキ スイフトスポーツ 「まさかのGTカー」のユーザーレビュー

まさかのGTカー

2022.4.3

総評

運転が楽しくて、荷物も運べて、安くて、こんなに満足感のある車は今のマーケットには無いんじゃないですかね。

満足している点

他の方がレビューで言い尽くしている点全てに同意です。内装も、よく「安っぽい」と言われますが、比べる車が間違っているんじゃないですかね。十分にクラス相当以上はあります。

ここからが本題ですが、ATモデルに関して言えば、乗り味はGTカーだと思います。「GTカー」が何かでひと論争ありますが、ここでは「長距離を快適に移動するための余裕のあるパワーと走行安定性を備えた車」と定義した場合、です。ちなみに、私はZC33SのMTモデルもATモデルも「所有」（≠試乗）しましたが、乗り味は随分と違いうように感じます。ATモデルの方がどっしり構えた走りに感じ、その良い意味での「重さ」が、乗り味の安定感→上質感となってフィードバックされるように思います。そのあたりが「GTカー」として感じさせるのではないでしょうか。価格ドットコムのレビューで、「GTカーだ」「いやGTカーじゃない」だの書かれていましたが、後者の人はそもそもMTモデルでしたね。MTモデルには私も「GTカー」のような乗り味はあまり感じませんよ。

不満な点

言い尽くされている不満点ですが、やはりアイポイントが高めなところが、「もう少し低かったらなあ」といつも思います。アルトワークスもアイポイントが高かったのですが、ディーラー曰く、エアバックとの兼ね合いが理由らしいです。それは仕方ないかぁ。

あと、車高が高く、「腰高」な見た目でしょうか。ただ、もし仮に、開発テーマに直接影響を与えない範囲で改善点を敢えて残すことで、アフターマーケットを活性化させ、スイフトスポーツという車のマーケットポジションを定義付けることを意図したスズキのマーケティング戦略だとしたら、これは脱帽ですよね。そんなことはないか（笑

デザイン

5

フロントよりリアの方がカッコイイですよね。フロントは、ふつうの「スイフト」との違いがもう少し欲しかったなぁ。アルトワークスにはインテークを兼ねたバッジが付いていましたね。

走行性能

5

路上での走行性能は申し分ないです。サーキットに行けば「LSDが入っていればなあ」と思うかも。

乗り心地

5

助手席側含め、十分快適です。足回りは硬めではありますが、嫌な感じはしませんよ。

積載性

5

「ホットハッチ」として、ロードスターや86/BRZなどには望めないことが叶います。

燃費

4

ハイオクですが、仕方ないですね。言うほど燃費も悪くないです。しいて言うなら、燃費とは少し違いますが、燃料タンクの容量がやや小さめなところでしょうか。

価格

5

定価でバーゲンプライスになっています。

故障経験