スズキ スイフトスポーツ 「コスパ最強のホットハッチ」のユーザーレビュー

コスパ最強のホットハッチ

2020.11.11

総評

コスパでは最強のスポーツホットハッチ。
この軽さでこのトルクはヨーロッパ勢に勝るとも劣らない内容です。
内装が若干チープな点は値段を考慮すれば当たり前なので、走行の楽しさに全てを全振りしていると考えれば当然だともおもいます。
またクロスレシオなのでMTならシフトチェンジの楽しさを実感でき、低回転で最大トルクが発生するため、日常使いでスポーツ感を楽しめるのが利点です。
値段が値段なので切り捨てる部分は切り捨てている潔さからも、手が届きやすい価格でスポーツ車を、というスズキの思想が伝わります。
もちろん不満な部分もありますが、レブリミット表示以外は走りに直結していないので、走りの楽しさに重点を置く人ならほとんど気にならないでしょう。
あまりお金をかけず、走りに特化したい人にはオススメできるクルマだと思います。

満足している点

安い、軽い、トルク厚い、日常使いでスポーツ感を楽しめる

不満な点

レブリミット表示が微妙、右折時右Aピラーが邪魔、室内灯が暗すぎる

デザイン

4

外観は先代よりも垢抜けた印象。
内装は値段を考えれば、逆に頑張っているともとれます。
でも内装を気にする方から見ると、樹脂多めなのでチープに感じるとおもいます。

走行性能

5

回す楽しさはないですが、加速はやや恐怖を覚えるくらいスゴイです。
MTだとシフトチェンジが忙しいともいえますが、MT好きなら逆にこのくらい忙しい方が良いと感じるでしょう。
何より軽いことが全ての面でアドバンテージとなっています。
軽いは正義という言葉を表すのにピッタリなクルマだと思います。
なお、クラッチは軽すぎるかも知れません。
因みに、個体差なのか、まだ馴染んでないのかはわかりませんが、シフトの5.6速側である右にシフトを倒すとやや固く抵抗がある感じがします。
馴染んだら解消されると良いなと思います。

乗り心地

3

日常使い前提だと足回りはやや硬いとおもいます。
ただスポーツ車と考えれば柔らかいとも取れるので、スポーツ寄りの日常車とらえて貰うのがいいのかも知れません。
リアからの突き上げはそれ相応にあります。
またリアからの音は若干大きいです。
スポーツ車と考えればややマイルドでジェントルさも兼ね備えている柔らかさと思え、日常車と考えれば固く剛性もあると言うように、悪く言えばスポーツと日常のどっち付かず、よく言えばスポーツよりのスポーツ&日常の両取りを目指したようなクルマです。
日常を忘れないスポーツ車と、開発者が仰っていたので、そのマインドがそのまま現れているんだと思ってます。

積載性

3

一言で言えば普通。
後席倒すとフラットにならないのはやや不満ですが、スポーツカーと思えばフラットにならないのは当然とも言えます。
ただ、折角後席倒せるならフラットになったら嬉しいですね。
覚悟を持って望めば、車中泊も出来るとは思います。多分。

燃費

2

思ったより街乗りでは悪く感じています。
走った距離が、現在500km程度なのでなんともいえないですが、ほぼ街乗り500kmだと平均11kmといったところです。
もう少し走らないとなんとも言えないかもです。

価格

5

この性能でこの値段はバーゲンプライスだと断言できます。
特に走りを楽しみたい若い方にはピッタリだと思います。

故障経験