スズキ スイフト 「愛着度は高い スイフトというクルマを語る時，費用対効果が高い事が一番に挙げられるだろう．異口同音に語られているスイフトの長所（場合によっては短所も）が」のユーザーレビュー

愛着度は高い スイフトというクルマを語る時，費用対効果が高い事が一番に挙げられるだろう．異口同音に語られているスイフトの長所（場合によっては短所も）が

2013.2.1

総評

愛着度は高い
スイフトというクルマを語る時，費用対効果が高い事が一番に挙げられるだろう．異口同音に語られているスイフトの長所（場合によっては短所も）が，今よりずっと高い価格設定になっていたら，ここまで高い評価を得にくかったろうと思う．ともあれ，この「効果」に関しては，その評価尺度をどこに置くかが重要だろう．私が考えるところでは，スイフトの気持ちよさ，楽しさ，満足度の高さの根底にあるものとして，「走るための機械」としての作りの精密さ，不当な利益を得ようとしないという意味でのメーカーの良心，チューニングへの努力，作り手のクルマ作りへの情熱が感じられることなどではないだろうか．これが機械として，人が作った「モノ」としての愛着につながり，どなたかが書かれているように「相棒」と呼びたくなるような存在になるのではないか．この「モノ」を使うことで得られる幸せ感は，工夫して作られた様々な「モノ」，すなわちペンやライター，腕時計や靴や財布やカバンなど，作り手への尊敬とその作品への愛着心といった事柄と同質だろう．

満足している点

絶妙な形状，クッション性，大きさのシート：疲れず快適．
癖のないスムーズなエンジン：気づくと床までアクセルを踏んでいる快感．適度な鼓動すら感じるが，ヨーロッパのクルマではよくある感覚．
塊感があり，存在感，かわいらしさ，かっこよさなどが同居したエクステリア・デザイン．
予算がなくてもかっこよく，機能的に作れるという見本のようなインテリア・デザイン：「質感」などと云う言葉に踊らされず，作り手の「創意工夫」を感じさせ，「工業デザイン」の本質とは何か，を教えてくれる．各種スイッチの配置はブラインドでも苦労しないばかりか，タッチもよい．
ボディ剛性が高い：内装の立てつけやサスペンションセッティングやタイヤも関係するが，みしりとも言わない．ハンドルからの路面状況やサスペンションの動きだけがわかるかのような印象．
純正スピーカーが素晴らしい：細かい再現力までは期待できないが，余ほど音響にうるさい人でない限り，取り替える必要は感じないと思う．むしろ防振に金をかけるべきだろう．

不満な点

ファーストカーとして使うと，時にカーゴスペースが足りないことがあるが，当たり前のことであって，短所とは言えない．
公道では問題ないが，サーキットのようなところでは，超高速域でのカーブはやや心もとない．グラッとくる感じなので，ショックなどサスペンションがヨーロッパ仕様ならば違うかもしれない．
CVTは悪くはないが，イマイチである．MTはタッチもよいし，それが理想だが，家族も運転するとなると，やはりよくできたセミオートマがほしくなる．シングルクラッチでもいいから．

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験