スズキ パレット 「実は一番の決め手だったのが、購入価格に対...」のユーザーレビュー

実は一番の決め手だったのが、購入価格に対...

2009.7.3

総評

実は一番の決め手だったのが、購入価格に対するお買い得感。
この車を新車で購入していたなら、先に書いたエンジン性能等の不満点が気になって仕方がなかったと思う。
しかし僕は中古で購入し、しかも総支払額110万チョイということもあり、一年落ちで…この装備で…何てお買い得だったのだろう…♪という思いの方が強かったので大満足です。
対して競合車のタントカスタムは同じ平成20年式で（1月登録）車両販売価格だけでも、なんと135万円?!
「なんで?!」とダイハツに問うと「ブランドですから♪」と余裕の態度!!（怒）
女房と二人で「ガンダムみたいな顔つきのくせにっ!!」と吐き捨てて帰りました（笑）
色々と書きました（書き過ぎ(^^;)）が、本当にイイ車だな…と心の底から思います。
変な言い方ですが、一言で言うなら「人気がなくて良かった」と♪
なまじっか人気が出てたら、絶対こんな価格では買えなかったでしょう。
そして敢えて厳しい言い方で締め括るなら「この車に本当に必要不可欠な装備を一つだけ挙げるとするならば？」と問われれば、間違いなく「この車こそ「CVT」でしょう。」と答えるでしょう。
素人考えですが、CVTさえあれば、あの「4,200の天国」と「2,500の地獄」を、僅かながらでも軽減できたかもなぁ…と思ってしまいます。
そして最後に正解・不正解ではなく、「ああ…だからドッカンターボじゃなくて、敢えてマイルドターボを採用したのかなぁ…」と感じました。
この車の最大の特性は、64PSターボでガンガン攻撃的な走り方をするんじゃなく、しなやかな乗り心地で落ち着いた走りをゆったりと愉しむ。
そんな走りを更に快適にするためには、この車のウィークポイントでもある、2,500～3,500までの弱トルク領域を、そっ…と補うために、敢えてMターボを採用したのかなぁ…と思いました。（100%僕の想像ですが…）
最初はターボ付きにすれば良かったかな？と後悔しましたが、今は乗れば乗るほど満足（慣れて?!）しています。末永く乗り続けたいですね。

満足している点

言わずと知れた、軽自動車とは思えないほどの豪華装備と巨大な室内空間。
乗り心地は軽自動車らしからぬ、重厚感としなやかさが好印象。
燃費についても、セコセコした省エネ運転を心掛けよう…といった、閉塞感のある運転ではなく、音楽でも口ずさみながら、ゆったりとした気持ちで交通の流れに乗る…
そんな運転をするだけで、14～15kmは楽勝に走る。
意外とそんな走りが一番気持ち良かったりもする。
あと、エンジン回転数が4,200回転ぐらいのフィールが凄く気持ちイイ♪
このバンド付近が一番トルクのオイシイところでしょう。（一瞬、ターボが利いたのか?!と勘違いしてしまうくらいの好フィール）

不満な点

■リアシートは完全リクライニング出来れば良かった。
■オーディオレス自体は良いのだが、2DINサイズのナビを入れて気が付いた。車内に時計がない…。もし可能であるならば、オートエアコンの表示パネルを「空調パネル」と「時計パネル」に切り替えできるような工夫があれば最高だったかも…。
■通常の車であるならば、一番美味しいトルク回転数は約2,500～3,000回転付近だと思うが、このパレットは実はそこが一番デットゾーン。この回転数付近をなるべく早く抜けるような走り方をすれば、割とスムーズに交通の波に乗れる。但し、燃費にはモロに悪影響。
■高回転まで良く回るツインカムエンジンだが…　回りすぎて唸り過ぎる。8,000からレッドなのだが、平気で6,500くらいまで回ってしまう。
■一番のネックは、AT変速時のエンジン回転数のダウン率が大き過ぎる。
エンジン性能の部分でも書いたが、この車の一番美味しい部分が4,200～4,500回転の部分。つまり、低速区域ではいかにこの部分をキープしながら走ることが出来るか？と言うのが気持ちの良い走行のキーワードとなる。
しかし、この車は1速から2速…　2速から3速…という変速時期で「おーーっ♪スピードが乗ってきた!!」と痛切に感じることの出来る4,200回転を過ぎた付近を、まるで待っていたかのように変速へと切り替わる。
しかも、その切り替えされた回転数が、この車の一番のデットゾーンである2,500回転付近にまで一気に落としてしまうモンだから、ホントに最初は冗談抜きで「ガス欠…か?!」と勘違いしてしまうくらい極端なパワーダウンを感じた。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験