スバル スバル360 のみんなの質問

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スバル360って、自動車史の中でなぜ評価が極めて高いクルマなんですか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

日本初のまともな軽自動車。
多くの自動車メーカーがその排気量では不可能だとたかをくくり、零細メーカーの安かろう悪かろうの隙間市場だった軽自動車枠において大人4人が乗車でき、最高時速80km以上と普通車に見劣りしない性能を持った最初の軽自動車で当時のユーザーの支持が高かった。スペース効率や乗り心地に大きく貢献した専用サイズのタイヤを用意できた点もヒットに貢献。
軽量化と強度を両立する卵型のモノコックボディとか、トーションバーによる足回りの採用など、当時の自動車設計の常識にとらわれることのない一方、当時の富士重工の技術レベルで実現可能な設計で手堅くまとめられている点も評価の対象。
ちなみに先行していたスズライトSFは乗用車用の16インチタイヤ流用でカタログスペック上は4名乗車ではあったが大人4人は乗れなかった。

まあ、当時の軽規格は最終的に2スト・4ストを問わず360ccになるまで何度も何度も変更されており、既に生産ラインを持っているメーカーが簡単に乗り出せるような状況ではなかったのも確か。

質問者からのお礼コメント

2012.3.22 07:59

ありがとうございます!

その他の回答 (4件)

  • スバルファンですが、色々調べるうち評価されなかった点も数多くあったようです。

    まず搭載された2サイクル2気筒エンジン【EK31・32】には、500回転以下で起こるアイドリングの不安定があったようです。シリンダ上部で混合ガスが燃え残り、排気も不完全だった為何度かクランクが回転した後突然爆発する。結果数秒~十数秒おきに、まるで小便の用を足した後のような「ブルブルッ」という不快な振動を起こしたそうです。それはバックミラーで後続車種を認識出来るスレスレの、後続車から見れば一目瞭然の揺れなんだとか。

    アイドリング時に繋がる事柄として、低回転時のトルクの小ささから勢いよく「ヴヴヴーッ」とアクセルを踏まないとエンストしてしまうのに、中回転域だと4サイクルエンジンよりトルクがあるのでラフなクラッチ操作だとタイヤを鳴らして飛び出してしまう。女性や主婦も乗りやすいと宣伝していたクルマにしてはお粗末だったようで、それはトヨタ・パブリカやマツダ・クーペが「非力であるが故に」コスト増を推して4速ミッションを載せた一方、スバル360や三菱500は3速ミッションだったという違いもあったようです。

    その他エンジンの冷却熱を引き込んだだけの単純なヒーターと、ボンネット上部で開閉するだけのベンチレーターの組み合わせを、当時の中型車であるセドリック・クラウン・スカイライン・ヒルマンミンクスと張り合うように【冬は暖かく・夏は涼しい冷暖房装置付き】だとぶち上げたそうです。百歩譲ってルーフベンチレーターが涼しい冷房であるならば、GCインプレッサWRX・RAあたりは立派な冷房付きだと言って間違いないですよね。

    トーションバースプリングを用いた優秀な懸架装置ですが、マツダクーペにはさらに進化した【トーション・ラバー・スプリング】というスバルで使われた「ねじり棒バネ」を一回り以上大きなケースに収め、その間にゴムを詰めてつまり<ねじり棒バネ+そのケース+詰めたゴム=一体のスプリング>の合わせ技バネで日本の悪路に挑んだそうです。その乗り心地はスバルと比較しても良かったようです。惜しまれるのは、マツダクーペが「スクーターに代わる往診・営業・社内間連絡等のビジネス車」として売り出され、事実上の2シーターだった事から一般家庭に普及しなかった事で、もしこれがスバル同様大人4人が無理なく座れる国民車構想にガチンコで沿った内容だったら立場はどうだったのでしょうか・・・。

    最後に・・・クルマ自体の事ではないですが、日本で大量生産乗用車に初めて本格的な月賦販売(ローン販売)を始めたのはスバル360です。プロジェクトXでも軽く触れてましたが、当時の乗用車は大企業の社長・大物俳優などが相手の殿様商売で一軒家が建つほどの額だったそうで、庶民には到底買えるようなモノではなかったそうですね。

    ※文章訂正ついでに・・・当時の通産省国民車構想には「総排気量は360cc~500cc、車両重量は400㎏以下が適当である」という注釈が付けられていたそうです。三菱500等は「最初から小型車で」と練っていたのでしょうが、スバルがあえて(当時の)軽規格で大人4人乗りクルマを造った事に対して評価は高いと思います。

  • 製作者が、隼エンジン、零戦等から、初めて自動車を造ったって、珍しいー大衆車を発売した
    庶民に見方の車でした。昔、親に乗せてもらってましたねー、あとオート三輪( ̄◇ ̄;)古過ぎかーー(;´Д`A

  • 簡潔に言えば、それまで庶民をには手の届かなかった四人乗りの乗用車がスバル360の登場によってマイカーを誰でも購入することができるようになったからです。
    スバル360の値段は当時約四十万円程でサラリーマンの平均月収が数万円だったことを考えると、てんとう虫(スバル360の愛称)という庶民が手に入るマイカーの登場は衝撃的だったのではないでしょうか。
    ちなみに、僕もスバル360大好きです。

  • 航空機技術を応用した超軽量構造を採用し、また限られたスペースで必要な居住性を確保するための斬新なアイデアが数多く導入された。その結果、量産型の軽自動車としては史上初めて大人4人の乗車を可能とするとともに、当時の水準を超える走行性能を実現した。

    比較的廉価で、十分な実用性を備え、1960年代の日本において一般大衆に広く歓迎されて、モータリゼーション推進の一翼を担った。ゆえに日本最初の「国民車(大衆車)」と考えられている。同時に「マイカー」という言葉を誕生・定着させ、日本の自動車史のみならず戦後日本の歴史を語る上で欠かすことのできない「名車」と評価されている。

    模範となったフォルクスワーゲン・タイプ1のあだ名となっていた「かぶと虫」との対比から、また、そのコンパクトにまとめられた軽快なデザインから、「てんとう虫」の通称で庶民に広く親しまれた。

    生産中止後も、1960年代を象徴するノスタルジーの対象として、日本の一般大衆からも人気・知名度は高い。スバル・360が初めての自家用車だったという中高年層が多いこともその傾向を強める一因となっている。生産終了後約40年を経過しているが、後期モデルを中心に可動車も少なくなく、愛好者のクラブも結成されており、今なおまれに路上を走る姿を見ることができる。


    自分でしらべましょうよ。

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