スバルのAWDオートマチック車について質問します。

Question

先日左後輪がパンクしました。応急タイヤに履き替え、30㎞程の距離を走行しました。

後に取説を読んでみると、AWDの強制解除をして下さい。とありましたが？
何事も無く走ったので大丈夫ですか？

Answer 1

スバル車に長年乗っています。
まず4輪強制解除のスバルの４ＷＤは、アクティブトルクスプリットの古いタイプの筈です。

パンクした場合は、強制解除しないとデフが過熱して燃えるは昔からありますね。
修理していない状態でテンパー装着なら４ＷＤ強制解除です。

パンクを修理してそのタイヤをつけるのは問題ありませんが・・・
素人さんは、無知な経験で、別のタイヤをつけたりしています。

この場合、４輪の回転数や４輪の速度を電子制御で見ています。
これは２９年前のレオーネアクティブトルクスプリットのＣＭ動画です。
走行中のトルク配分を表示しています。

https://www.youtube.com/watch?v=53pzMSZcEZo

素人さんが数ミリの違い、数センチの違いで影響あるか？
なんていいますが・・・
これだけ回転差が出れば、滑ってる路面と判断し、多板クラックの圧着量を強くしたりします。
これが続くとデフ発熱なんて事になります。

タイヤもパンクで４輪同じ状態でない場合は、４輪新品購入になります。
これがスバル車のルールです。

これは、ＢＳのポテンザをフロント２輪、リア、レグノの同サイズでも当然外形が違いますのでアウトです。

自分の場合は、バースト時に４輪同時交換の価格も考えてピレリを使っています。

Answer 2

取説通りにしないと、メーカー側は対応してくれない場合があります。
すぐにAWDの強制解除をし、ディーラーに行くのをおすすめします。

Answer 3

後に取説を読んでみると、AWDの強制解除をして下さい。とありましたが？ 何事も無く走ったので大丈夫ですか？

構造上
真ん中のセンターデファレンシャルに
負荷が掛かり
熱を持つ場合があり

Answer 4

現状何事も無ければ、とりあえず様子見ですね。

強制解除の理由は、応急タイヤと他のタイヤとの外径が違う可能性があるからです。

スバルのAWDの場合、4輪がメカニカルにつながっています。
その状態で1輪外径が違うとどうなるか。外径の差の分だけ駆動系に負担がかかります。
外径が同じなら、1回転ごとに進む距離は4輪とも同じです。しかし1輪だけ違うと、他の3輪との差分をどこかで吸収しなければならないわけです。

その結果、負担はデフにかかることになります。そのまま長い距離を走り続けるとデフが過熱し、最悪発火に至ります。

今走って異音など無ければ、おそらく大丈夫ですが、この先何か「？」と感じることが出たら、早めに点検を受けることです。