スバル レオーネ のみんなの質問

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欧州車の4WD仕様について。

日本車は、軽自動車やコンパクト・カーのような
庶民派の車種にも4WDがあって、
寒冷地では非常に人気がありますが、

欧州のクルマの4WD(AWD)仕様は、
ハードなクロカンや、スポーツAWDなど、
非常に高価な、高級車クラスにしか装備されていません。

日本以上に寒冷な欧州で、
庶民派のクルマに、安価な4WD仕様が無いのはなぜでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

欧州車の中でも、庶民派だったアウディが、クワトロシステム登場以降、メルセデスやBMWを脅かす大躍進をしたのは、4WDであることのアドバンテージがかなり貢献しましたね。

乗用車タイプの4WDでは日本のスバルが1972年のレオーネから、アウディのクワトロは1980年からと、スバルの方が8年も歴史があります。当時の日本車は4年でフルモデルチェンジでしたから、8年となると2世代、モデルチェンジサイクルの長い欧州車のとっても1世代早く日本車の方が4WD乗用車の導入が早かったことになります。

その後、日本はバブル期に入りますが1980~90年代で、あらゆる車種に4WDが導入されることになり一般化しました。モデルチェンジサイクルが短く、ブームが一極集中しやすく、最高級グレードが最もよく売れたという日本固有の現象ともいえたと思います。これにより日本では早々に乗用タイプの4WDが一般化し、中級グレードにも普及していきました。

一方で、欧州車はモデルチェンジサイクルが長く、最上級グレードを選ぶ人も少ないですね。MT比率が高いのも、交通環境もありますが燃費を重視してという先入観も大きいようです。それまで2WDで走れてこれたので、あえて燃費の不利な4WDという飛び道具にコストをかける感覚は薄いようです。需要が少ないから造らない。日本でMT車を作らないのと似ていますね。国民性大きく異なっています。

日本の北国の停止線前のミラーバーンは、日本のスタッドレスタイヤの氷上性能を世界最高峰に仕立て上げました。夏タイヤは格安でも、スタッドレスはブリヂストンを選ぶ人が多いですが、4WDを選ぶ人が多いのも同様の心理によると聞いたことがあります。実際には、スタンバイ式4WDが多く普及しているので、ブレーキング時には有利とはいえないのですけどね。

日本でも、昔4WDをラインアップしていた車種が2WDのみになっているケースもあります。横滑防止装置やトラクションコントロールが標準化してきたので、4WDでなくても走行性能が安定させられるようになったからですね。今後は燃費重視になっていくので、冬場日常ミラーバーンの再発進や深雪からの脱出のような場面に頻繁に出会う人でもない限り、これまで4WDを選んでいても、FFで十分と判断するユーザーが増えると推察されます。

質問者からのお礼コメント

2014.12.29 23:20

日本と欧州との開発サイクルの違いや、
国民性の違いなどを例に挙げて頂き、
最も納得できる解説せした。
ありがとうございました。

その他の回答 (3件)

  • 日本は豪雪地帯だと日本国民が理解していません。
    かなりぬけてる国民性なのです。

    ですのでこんな質問が出るのでしょう。
    これだけの豪雪地帯なので4WDが多いのも当たりまえです。

    豪雪地帯は、国土の約51%に及ぶ広大な面積を占め、また、総人口の約15%を擁し、我が国の経済社会において重要な地位を占めていますが、毎年の恒常的な降積雪によって、住民の生活水準の向上や産業の発展が阻害されてきました。 このような状況を踏まえ、昭和37年に豪雪地帯対策特別措置法が制定され、同法に基づく豪雪地帯対策基本計画により、雪害の防除をはじめとした総合的な豪雪地帯対策を実施し、産業の振興と民生の安定向上に寄与するよう取り組んでいます。

    世界一の「豪雪国」、日本の現実
    http://nationalgeographic.jp/nng/article/20130207/339544/

    「人口が多いところで、これだけの量の雪が降る地域は、世界的にみてもほとんどないんです。地球全体見渡しても、5大湖の沿岸ですとか、カナダとアメリカの国境あたりの山岳部とか、あるいはスカンジナビアの西側とか……でも、やっぱりこれだけの人が住んでるところで大量の雪が降るというのは、日本だけですね。だから、色々、日本固有の事故の問題も起こってくるんですが……」

    日本固有の事故の問題というのは後で戻ってくることにして、世界的にも希な、人口が多い降雪地帯としての日本とは、どんなふうなのだろう。

    「国の基準で豪雪地帯とか特別豪雪地帯という区分けをしてるんですよ。基準にてらして、おたくの市は豪雪地帯に入ってますよと。それによると豪雪地帯は、日本全体の大体50%ぐらい、19万平方キロメートルです。ただ人口は、やっぱり人口密度が低いもんですから、2000万人くらいで、総人口の15%ぐらいですかね」


    人口密度が低いとは言っても、ここは日本。世界の豪雪地帯に比べたら、人口稠密(ちゅうみつ)なのだそうだ。ちょっと調べると分かったのだが、たしかに世界の都市で日本の豪雪地帯ほど雪が降るところは珍しい。1年に降る雪の量は、100万人を超える大都市では、カナダのモントリオールの積雪が多く、年間平均2メートルを超えるが、日本の札幌市では6メートル超、新潟市では2.5メートル超だ。新潟市は雪国の中ではそれほど降らない(しかし、豪雪地帯には区分されている)と聞いていたので、日本の雪がいかに多いか物語っているように思える。

    その上世界で一番雪用のタイヤが作りにくい難しい気温温度雪質なのです。

    北欧やロシアなど、北海道よりももっと条件の厳しそうな場所はいくらでもありそうだ。「確かに世界にはもっと寒い場所はありますが、実はどんなに寒くても、コンディションが一定であれば、その条件に合わせこめばよいのでむしろずっと簡単なんです。そういう意味では、スタッドレスタイヤにとっては、日本の冬の道が世界でもっとも厳しい条件といえます」と大江氏は断言する。

    「ウィンター性能で問題となるのは温度の低さではなく、温度の変化です。日本の冬の場合、凍った状態もあれば、溶けて水になったり、少し溶け出してシャーベット状になったりと状況が変化します。もっとも難しいのは、水と氷が混在する0℃付近です。また、ある日は凍っているけど、別の日には溶けていたり、1日のうちで凍ったり溶けたり、少し移動するとまた状況がまったく変わったりと。そんな難しい状況が、市街地の中でも頻繁に出てくるのは世界でも日本ぐらいのものです。さらにスノーやアイスだけ走るのであれば、他の性能よりもそれを優先させればよいのですが、都市部の乾燥路や高速道路、ウェットといった、非常にさまざまな条件の道を走る機会が多いのも日本の特徴です。そこで、スタッドレスタイヤにとってそんなもっともシビアな場所で開発したほうがよいと考え、現在では日本の研究開発チームを中心に開発を進めています。日本で求められる性能を満たせれば、多くの国で求められてる性能項目をカバーしていくことができます。(大江氏)」。
    http://ad.impress.co.jp/special/michelin1211/

  • 日本仕様ではグレードをしぼっているだけでは

  • 雪質が違うというのが最大の要因でしょう。
    日本のように湿度が高くて重い雪にはならず、風が吹けば飛んでいくようなパウダースノーです。雪で滑る原因の多くはタイヤで踏まれた雪が水となり、それが雪の上で膜をつくるから。しかし欧州は解ける間が無いのでそんなに滑らないのです。

    さらに、そもそもドライバーの腕やクルマに対する考え方が全く違います。車社会の先進国ですから。
    例えば欧州では気温が下がる11月くらいにまでには冬タイヤに交換します。雪が降っていなくても、路面温度が下がることでタイヤのパフォーマンスが下がることが常識だから。
    また、4WDは発進や登坂にこそ有利だけど、それ以外に優位性が無いことを知っているので、普通に走るなら2WDで充分ということを知ってます。日本人みたいに雪=4WDなんて短絡思考はありませんよ。
    なので、需要が少ないんですよ。

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