スバル レオーネ のみんなの質問

解決済み
回答数:
4
4
閲覧数:
4,095
0

車の水平対向エンジンってどういうメリットとデメリットがあるのですか?

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

ベストアンサーに選ばれた回答

●メリット
対向するピストンの動きで振動を打ち消し合うので低振動・低騒音になる。
また、他のエンジンのように振動などを打ち消す機能などが不要である。
V型エンジンのピストンを水平にした形状と説明している文献もありますが、左右のシリンダーブロックが別々に構成されており、クランクシャフトを挟み込むような感じで左右のシリンダーブロックを組み付けており、エンジンとしての剛性が高い。
同じ気筒数の直列エンジン、V型エンジンと比較した場合、エンジンの全長が短くできるので原動機としての大きさがコンパクトに出来る。
ピストンが水平方向での動きとなり、低重心で左右の配分も均等となり、トランスミッションなども車両後部側へ真っ直ぐなレイアウトが可能となるので、全体での重量配分が非常に良い。
乗用車などで採用された場合は高さが低いので補機類をエンジン上部へレイアウト出来る。
昔、スバル・レオーネというクルマがありましたが、この利点を活かしてスペアタイヤをエンジン上部に搭載しておりました。(エンジンルーム内に配置)
また、正面衝突時にエンジンが車体下部へ潜り込むようにできるため、衝突によってエンジンが乗員空間を押すことが無く、事故被害の軽減に貢献する。


●デメリット
シリンダーブロックが別々でタイミングベルトなども大径となるので、結果的に構造が複雑となり製造コストがかかる。
レイアウトが水平であることでエンジンプラグの交換がしにくい。
車体の全幅に制限がある場合、エンジンピストンのボア(内径)を大きくし、ストローク(行程)を短くする必要があるので、結果的に高回転型のエンジンとなり、トルクが出しにくい。
しかし、スバルが新しく開発した水平対向エンジンはロングストロークタイプのエンジンとなっているので、その点についてはデメリットとなるかどうかは不明です。(クルマの特性によって使い分けが出来るでしょう。)
オイル漏れが発生しやすいなどの意見もあるようですが現実的には個体差レベルの問題なので、それについては他のエンジンでも同様の現象はあります。


水平対向エンジンはメリットが多いエンジンだと思います。
しかし、レイアウト上の制限などもありますし、製造コストの問題もあるので、乗用車で採用するメーカーも徐々に減ってしまい、現在ではスバルくらいになってしまいました。(スポーツカーなどは除く)
他のメーカーでもメリットがあるのは分かっているけどやらないのは、レイアウト上の制限やコストの問題もありますけど、現在は足回りや車体開発で様々な工夫をしているので、水平対向ほどの理想的な重量配分、重量バランスにはならなくても、一般的な走りでは何ら問題無い状態にはできるようになってきました。
また、既に出ているクルマをベースに水平対向エンジン搭載車を作ろうとすると、ステアリングロッドのレイアウトなど主要部分の配置などが変わってしまい、新たな部品開発などが必要となってしまいます。

で、スバルが何故水平対向エンジンを作り続けるのか。
水平対向エンジンばかりやってきたので、ノウハウが多数あるので、それを手放してまで水平対向エンジン以外の物を開発する方がコスト高になってしまうのです。

ただ、水平対向エンジンもどんなクルマにでも良いってわけでは無いので、軽自動車などには採用されていません。

最近、ボクサーディーゼルが話題になっていますが、ディーゼルエンジンは構造上重量があり運転時の振動も多いので、水平対向エンジンのメリットを考えると、組合せとしては最適かと思われます。

質問者からのお礼コメント

2010.10.31 22:57

皆さんありがとうごさいました!

その他の回答 (3件)

  • スバル制の水平対向エンジンに限ればV型や直列と比べてピストンが完全に対称に動くのでピストンによる振動が相殺され車の振動が結果的に少なくなる。燃焼室が低くなりエンジン形状が低く取れるので重心が低くなる。ただ、実際はオイルパンなどが上部にあるので低さを生かしきれてはない。以前は車幅の制限でショートストロークになり低速トルクが小さかったがスバルの新型のエンジンではロングストロークになるので弱点は解消されるかも。(フォレスターのマイチェン時に登場するのでまだ不明です。)また、低速トルクがないため低速トルクの出しやすいディーゼルとも相性はいいみたいです。
    デメリットは燃焼室が片減りするとかは言われますが実際は確証はないです。燃焼室が左右で低いのでプラグは交換しにくいです。低速トルクがないためアクセルを踏み込みやすく燃費が悪くなりやすい傾向がある。

  • 水平対向にピストンを配置することにより、上下方向の振動が少なくできるなどの利点がある。
    欠点はストローク(シリンダー)を伸ばすとエンジン本体の横幅が大きくなり車体幅を広げる必要があり、結果車体幅に制限されトルクを出しやすいロングストロークエンジンが作りにくいことであります。

    そのほかにも、プラグが取り替えにくい、オイル漏れがしやすいなどあります。

  • 重心が下げられるのがメリットかな。
    デメリットは車幅に制限されてショートストロークになってしまい、低速トルクが薄くなること。

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の
「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

あわせて知りたい

スバル レオーネ 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

スバル レオーネのみんなの質問ランキング

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離