スポーティーだけどしなやかな足のセダン
レガシィのセダンを購入するのはこれで3台目です。
究極のレガシィを期待し、また、辰己さんチューンを信じて購入し
2008.9.18
- 総評
- スポーティーだけどしなやかな足のセダン
レガシィのセダンを購入するのはこれで3台目です。
究極のレガシィを期待し、また、辰己さんチューンを信じて購入しました。
現在走行距離は 2,500kmほどです。
スバル・ファンならばご存じの通り、スバルは年改によって走りを熟成させてきます。
フルモデルチェンジが近い今だからこそ、STIが制作した究極のレガシィというのは「買い」だと考えました。
以下の評価は主に現行BL5 レガシィB4 2.0GT spec.B(試乗)、先代BE5 レガシィB4 RSK 5MT(前車)との比較です。
冬場がレガシィの本領発揮なのですが、冬をまだ迎えていないためVDCの効果のほどはまだ未知数です。
- 満足している点
- ・しなやかで乗り心地が良く、安定した足回り
これまでのレガシィのターボモデルといえば少し硬めなサスペンションで、
一般道で荒れた路面を40km/hくらいで走ると割と振動が多かったり、
低プロフィールのタイヤではつきものである、深い轍でハンドルをとられる
ということがありました。
S402 は足回りのセッティングをガラッと変えてきて、一般道の荒れた路面を
低速で走っても振動をよく吸収し、幅広なタイヤを装着しているにもかかわらず
轍でハンドルを取られる感じがほとんどありません。
では快適に振ってフニャフニャした足なのかというと、ロールは大きめであるものの、
粘り強くタイヤを路面に押しつけているようで、峠道でも安定しています。
・フラットなトルク
2,000rpmも回せば充分なトルクが得られて、郊外を走るには1,500rpmくらいで流せます。
トルクの出方がフラットなのとAWDであるため加速感をさほど感じないのですが、
ちょっと強めにアクセルを踏んでると、あっという間に結構な速度になってます。
・クラッチのフィーリングが良い
重すぎず軽すぎず、クラッチミートが楽です。先代B4 RSK とは違い、
アイドリング程度の回転数でスッとつないでも問題なく発進できます。ジャダーも
出ません。これはクラッチが違うのではなくてエンジンのトルク特性によるもの
かもしれません。
・ブレーキのフィーリングが良い
軽く踏めばやんわりと、ガツンと踏めばよく効くブレーキです。踏み力に
応じてリニアに効き、踏み始めのタッチも申し分ありません。
・アグレッシブもジェントルも両方いける
踏めばかなりの加速をします。ステアリングギアレシオがクイックなので
峠道、特に登りをターボパワーに任せてアグレッシブに走るのも楽しい。
少し混んでいる街中を走るときは、SI-DRIVEをアクセルワークが楽な
Iモードに切り替えてジェントルに走るのも心地よい。静粛性は高いです。
- 不満な点
- ・一見、コストパフォーマンスが低いように見えてしまう
装備やスペックを見比べただけでは 2.0GT spec.B に比べてそう大きく違うように
感じないので、「なんでこんなに高いの?」と疑問に思う人は多いだろうと思います
実際に運転してみると全然違い、無闇に高いわけではなく、高いだけのことはある
のですが。
・もう少し上までエンジンが回って欲しいかも
高速道路のインターチェンジで本線に合流する場合、元気に2速全開なんてことを
したり、高速道路で追い越しをする場合、3速に落としてアクセルをグンと踏み込
んだりすると、あっという間にレブリミットに達してしまいます。
一般道ではそんなに高回転まで回す必要が無いのですが、高速道路を元気に走ると
6,500rpmからレッドゾーンというのは少し物足りなく感じます。
・装着可能なホイールは限定される
ブレーキキャリパーが大きいため、装着可能なホイールが限定されます。
純正指定以外でも装着可能はホイールはもちろんあるはずですが、ホイール
のリム径、リム幅、オフセットだけではわからないため注意が必要です。
・フルモデルチェンジは間近
外観は 2.0GT spec.B と大差ありません。
BL/BPレガシィはモデル末期ですし、街中で(いや、行楽地で?)よく見かけるクルマです。
来年5~6月にはフルモデルチェンジした新型が発売されるでしょうから、それを覚悟
出来てる人にしかオススメできません。
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験