基本に忠実なクルマ
1998年式のトヨタ・ガイアからの買い替えでした。納車から1ヶ月のインプレッションです。
買い替えにあたってこだわったのは、3列
2011.4.16
- 総評
- 基本に忠実なクルマ
1998年式のトヨタ・ガイアからの買い替えでした。納車から1ヶ月のインプレッションです。
買い替えにあたってこだわったのは、3列目の居住性と、高速走行の安定性、そして大きすぎないこと。決して欲張った要求ではないと思うのですが、クリアするクルマは意外と少なく、ビアンテとエクシーガの一騎打ちになりました。試乗して比べましたが、決め手になったのは高速での静粛性でした。ビアンテは巡航しているときは申し分ないのですが、加速の際にATがシフトダウンするとエンジン音が容赦なくキャビンに飛び込んで来るような印象でした。それに比べてエクシーガはCVTの滑らかな変速のおかげかエンジン音が低く抑えられ、快適でした。また、Aピラーが立っていて三角窓になっていないため視界がいいのも◎。リミテッドの装備もよく、予算内に収まったため、決めました。
今まで乗ってきたトヨタや日産などと比べると、走る、曲がる、止まるというクルマの基本がしっかりとしていると感じました。ステアリング操作にしてもアクセルワークにしても、しっかりと操作してクルマをコントロールする意識を要求するクルマです。ルーズな操作をすればすぐにクルマの挙動に現れてしまいます。しかしきちんと操作すれば実に素直に動いてくれ、一体感さえ感じてしまう、そんなクルマに大満足です。
納車されるまでは「エクシーガなんて走っているのみたことない」と思っていたのですが、いざ実際に乗って走ってみると結構見かけます。そんなときは本当にうれしくなります。
- 満足している点
- クルマの基本的なところは本当にすばらしいと思います。まだ本格的な長距離ドライブはしていませんが、どこか遠くまで行ってみたい!と思わせるクルマです。
・3列目まで必要十分の広さがあります。3列目の乗り降りは高ルーフ型ミニバンに比べればやや窮屈ですが、座ってしまえば十分な居住性で、長距離も大丈夫でしょう。
・高速での安定性は予想以上でした。ガイアではふらついていたような横風の中でも、「横風が強いな」とは感じるのですが、それでもスムーズに走ってくれます。スムーズすぎて直線の多い区間では退屈になるくらい。
・ガイアより一回り大きくなったにもかかわらず、取り回しの感覚は同等か、むしろ小回りが利くようになった感じ。視界もよく、自宅の車庫入れも今までより切り返しが1回増えた程度で同じように入れられます。
・CVTといいながらも、低速域でシフトチェンジする感覚があり、低速域では強めのエンジンブレーキがかかります。高速域ではそれがなくなりATの感覚に近くなります。そんなときにエンジンブレーキをかけたり強めに加速したいときにパドルシフトがとても役立ちます。首都高でのレーン変更や上り坂、下り坂でもストレスなく走行ですることができました。
・ハンドリングはとても素直です。曲がりたい方向に切ればロールも少なくすっと曲がってくれます。ただ、ハンドルの戻りはタイトなので、今までのクルマのつもりで交差点を出口でハンドルから手を緩めても直進に戻ってくれず反対車線にまでいってしまいそうになり、最初はかなり慌てました。
・ヘッドランプが明るい! (今までのガイアが暗すぎたんですが)
・ヘッドランプのアクセントカラーに合わせてボディもギャラクシィブルーシリカにしました。やや地味? な外観のエクシーガですが、この色は深みがあり、遠くからでもよく目立ちます。(駐車場で見つけやすい!)
- 不満な点
- 基本がいいだけに、細かいところが気になってしまいます。
・オーディオの音質がいまいち。オプションのツイータを追加するつもりです。
・ミラーの調整・収納ボタンに照明がないので夜見えない。これ、結構マジで困ります。
・天井にサングラス収納スペースがあるのはいいのですが、小さすぎてオーバーグラスが入りません。眼鏡族にも配慮してほしいです。
・ドリンクホルダはもっと手の届きやすい場所に欲しい。
・ラゲッジルームの照明がしょぼい。
・ETCの取り付け場所は、助手席からも手の届くところにして欲しい。
そして最後に。2.0リッターN/Aにしましたが、パワーに十分な余裕があるとは言えません。高速での加速でも踏み込めばきちんと加速しますので問題ないのですが、このクルマの持つ本来のポテンシャルというか、バランスを考えると2.5リッターの方がいいのかな? と言う気もします。購入をお考えの方はじっくり試乗して決めた方がいいと思います。
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