ルノー トゥインゴ 「オサレな実用車」のユーザーレビュー

オサレな実用車

2021.6.4

総評

車に興味のない人でも軽自動車みたいなのにオシャレでかわいい車と感じるデザインでありながらルノー5を彷彿させる部分もあり、フィアット500やビートル的な存在。それでいて、そのようなデザイン重視車より積載性は良く、値段からしても高級車ではないので、普段使いに便利でVWup!みたいな実用的な面もある。

エンジンはRRですし、足まわりも固すぎず、馬力もスポーツカーではないです。反面、ドアのペラペラ具合（純正オプションのフォーカルスピーカーがたまにビリビリするほど）、ダッシュボードにスマホホルダー等が貼りつかない、ドリンク置き場に困る等、不便な点もあるが、そこにこだわるなら素直に国産車の方が便利です。

エアコンは効きが悪いという情報もありますが、これから時期となるので、今はなんとも言えません。

フィアット500との差はオートエアコンやリアカメラ、リアセンサーなど高いモデルに近いです。あとこの価格でDCT。
しかし、フットレストがない、タコメーターがない、アイドリングストップ禁止ボタンが毎回押す必要がある等、社外品でなら対応できますが、不便な点はあります。ウオッシャー液の噴出も若干弱めです。


まとめとして、欧州車なのでガラパゴスな国産車にはない点はイタ車と同じ。ルーテシアなどのルノーの格上モデルよりチープ感はある。でも、実用的で走っていて楽しいし、デザインもなぜか秀逸。さらに値段は国産コンパクト並の価格なのに外車というだけで所有欲も満たされる。そんな車です。

満足している点

RR、旋回半径、オシャレ

不満な点

チープな部分、ドリンク置き場、燃費

デザイン

5

外装はエアインテークがかわいいですし、丸々としているのがフィアット500のようです。
内装はチープな点がいくらでもあります。リアスピーカーがなかったり、若干固めのファブリックシート、運転席だけダイヤルリクライニング、後席の窓が押し出すタイプ等々…。しかし、RRだから確保できた意外に広いスペース、180cm近い人でも後席に座れたり、ハンドルが革（MTは違う？）だったりと一応はこのサイズでは使える点もあります。
一番は、完全フルフラットまではいかないが、薄手のマットレスさえあれば助手席側で車中泊できます。

走行性能

4

オートクルーズやリミッター設定可で安心の走りですが、車線逸脱警告よりも自動ブレーキの方が欲しかった。
走りは、RR独特の動きが楽しいのと、旋回半径が小さいのでいろんな所で助かります。しかし、駐車はサイドミラーから線に沿ってバックすると、車のラインが「く」の字になっているのと、便利な旋回半径すぎて曲がり過ぎな点が裏目に出ます。結局は切り返してしまう…。
加速はスムーズかと思います。ただ、走り出しはいかにもRRだなという後ろから感のため、人によっては鈍いように感じるかもしれません。
変速はDCTなので、遅れやショックは少なめですが、MTモードで自分でやると特にスムーズです。

乗り心地

4

積載性

5

物干竿、刈払機、かなり長いものまで入ります。ラゲッジスペースも想像以上にあります。
しかし、エンジンがあるのでラゲッジスペースの深さはありません。また、遮熱の純正マットを買いましたが、一時間オーバーの運転では寿司やアイスなどは厳しいと思います。

燃費

2

非常に悪いです。1400ccのアバルト595と同じぐらいです（エアコン有街乗りリッター8km）。
エンジンの配置からして室内は暑くなりがちなので、エアコン必須なことから、街乗りリッター8.5～11kmというところでしょう。高速は15kmぐらいいきます。ダウンサイジングはあまり役立っておりません。

フィアット500ツインエアエンジンは街乗りでリッター16km、高速で20kmぐらいでしたので…。

価格

5

EDCは車体価格201万。
なんか2021年春からモデルの名称が変わって220万ぐらいに跳ね上がりましたね。（内装色とかは選べるみたいですが。）
VWup!が生産終了なので、輸入車の中では最安かもしれません。

故障経験

まだなし。