ルノー トゥインゴ 「キュートなスタイリングとRR」のユーザーレビュー

キュートなスタイリングとRR

2017.4.26

総評

　かわいいスタイリングと、珍しいRRレイアウトのネガも良さも全部気に入れば、Aセグメントの個性派としておすすめです。ライバルは、今後発売予定のVWUP!GTIとFIAT500でしょうか。
　改めて思うのは、真面目で取り柄のなさそうなVWUP！ですが、剛性の高いシャシ性能がもたらす懐の深い走行性能と安心感（特に路面に吸い付くような直線安定性）はVWを貫く哲学でしょう。
　高速道路での横風にふらついても、パリ美人とのドライブはそれなりにスリリングで楽しいもんです。

満足している点

　Aセグメントでありながら、センスの良さで安物感をカバー、ボロボロになるまで長く乗りたいと思わせてくれる車です。
　RRレイアウトがもたらす感動的な小回り性能と、小排気量のターボエンジンによるキビキビとした動力性能と燃費の良さに満足しています。

不満な点

　前車UP！もそうでしたが、欧州では一番安物のセグメントですので、当然コストを意識しまくった車ですから、そこは安物として割り切って乗りましょう。
　強いて割り切れない点をあげれば・・・
　シート出来が少々悪いこと、具体的にはサイドサポートが不足気味で、フロアが高く、ロールセンターも高いため上体が傾いてしまいます。レカロ入れて着座位置を下げてとか考え出すと、せっかく安くてカワイイ車を買ったのに、とジレンマに陥ります。
　かわいい見た目とはうらはらに、RRレイアウトと古典的なリアサスペンションの組み合わせによる乗り心地が意外にソリッドです。小回りは効くのですが、RRであるがゆえに、絶対にスピンさせないためにアンダーステアに仕立てられたハンドリング（スローなギア比）と横滑り防止装置が介入してくることでスポーツ走行に水を差す感じです。ハンドルは操作感が軽くていいのですが、フロントタイヤからの情報量が不足していて、コーナーでは思い通りのラインに乗せられません。私の腕が悪いだけかもしれませんが。（悪戦苦闘中）

デザイン

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走行性能

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　タコメーターが無いため、回転数はわからないのですが、高回転はやや苦手（トルクの落ち込みが激しい）な印象です。そのかわり実用域でのパワーは十分パワフルと言って良く、うまくラインに乗せて、アクセルオンがのタイミングがピタッと決まれば、後ろから蹴飛ばされるようなRRのスポーツ走行が楽しめます。

乗り心地

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　リアサスはコストの制約を受けて、古典的なドデオンアクスルという形式です。不快な突き上げとかはないのですが、悪路ではコンコンという音とともに上下に軽く揺すられます。本国のノーマルサスの柔らかめのスプリングを試してみたいです。
　リアエンジンであること、またターボで高回転までエンジンを回す必要がないことにより、３気筒が標準であるこのクラスとしては室内は静かです。

積載性

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　トランクの下はエンジンが収まっていますので、UP！ほどの深さはありませんが、奥行きはそれなりにあります。中型のトランクであればリアシートを倒さずに積載可能。
　ただし、分厚いトランクマットが敷いてあるのですが、エンジンの熱が伝わって・・・ほんわか暖かいトランクの床。

燃費

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　嫁が給油しているので実燃費は不明

価格

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故障経験