ポルシェのエンジンがリアにある事のメリット・デメリットを教えてください。

Answer 1

この車が開発された当時のドイツで、設計者に課された命題は、
・低い舗装率の道路をそれ程高くないグリップのタイヤで走ること。
・２＋２の室内。
これが条件です。
設計者はご存知のポルシェ博士ですが、その前身としてビートルを作っています。
その他ポルシェは米軍のジープにも匹敵する未舗装路走破性を持つ軍用車を数車種設計士、製造しています。

そのために何をしたのか？
・軽量ボディにリアエンジンです。
これで低いグリップのタイヤで未舗装路でも走ることが出来るようになりました。現在でも砂漠専用のバギーは４駆ではなくRRですよね。それと同じ。

つまりRRの最大の美点はトラクションの良さ。
トラクションがいいとステアリングが真直ぐの時に思い切りアクセルを踏んでもリアが滑らず加速する。かなり以前９６４カレラ２MTを３年ほど所有していた経験からすると、雪の坂道発進も楽々でした。
サーキットでも同じでしょう。コーナーからの脱出で思いっきり踏める。パワーを使い切れます。

で、美点はこれだけ。
コーナリングは最悪です。
ヘアピンはたっぷり前荷重にしないと曲がりません。４速で踏みながら抜けるようなコーナーはステアリングを切った以上に切れ込んで心臓バクバクになります。
上り坂で切り増ししたコーナーを帰りに下ると早めに戻さないと巻き込みます。
雨の高速で１００ｋｍ/ｈ以上出すのは自殺志願者かさもなければステアリングインフォメーションにあまりに鈍感な人でしょう。直進性が最悪で、ステアリングの感触がニュルニュルになります。
それを何とかするための４駆であり、現在の水冷の場合は重いラジエーターを二つに分割し左右に分けてフロントタイヤの前においています。「Z軸周りに重量物が集中した軽い車」という物理的正解の正反対のレイアウトですね。
ハンドリングがいいわけありません。
また、ピッチングが激しい。ドライバーはホイールベースのほぼセンターに座っているので気にならない人もいるのかもしれませんが、高速等で出あったら見てください。レガシイと９１１は他の車が揺れない場所でひょこひょこピッチングしています。

ま、このレイアウトが運動性能的に最悪なのはポルシェ社自身がよ～～～くわかっています。分っていてマーケットが「誰もが一目で見てそれと分るロレックスのような、高額ブランド商品」を望んでいるので会社存続のために作っている、というのが実情。
でなければ素晴らしいハンドリングだったFRシリーズやMRのボクスターなど作りません。
カイエンはアメリカ向けブランド商品でありそれ以上ではありません。

質問者からのお礼コメント

解答を投稿してくださりありがとうございました。

Answer 2

メリットはよく書いてあることですが
デメリットは、限界を超えるといきなり
コントロールするのがシビアになる。
スピードだして、車線変更するばあいなど
リアが重いので、あーってなることがありますね。

結局のところは、リアが重いので流れると
コントロールできない、それで太いタイヤを
付けてるんでしょうが、それがまたコントロールし
にくい原因でもありますね。

サーキットでリアが流れてコントロールできなくなった
ポルシェがコースアウトして、激突、炎上ってのを何回みた
だろうって感じですね。

ポルシェも結局のところは、小さい車体に大きなエンジン
積んだアンバランスな車なんで、古いフェラーリ、ランボルギーニとか
と同じで、スピード出して走る車ではないですかね。

ポルシェが速いのはかなりうまいかたが乗ってるからで
ちょっと運転が上手いくらいでは、雨の日に高速道路で
車線変更するにもちょっと怖い感じがしますね。

Answer 3

メリットは、ボンネットを外して寝ながら乗り込める。デメリットは、運転手が捕まる。