プジョー 308 (ハッチバック) のみんなの質問

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欧州車の水温はなぜ高いのでしょうか?

先日、Peugeot 308(1600ccターボ)を購入しました。初めて乗る輸入車です。車載の水温計はいつも90℃で安定しているのですが、OBDでECUの水温を見ると、常に100℃を超えており、外気温が25度くらいのときでも走行状態により102~108℃まで上がります。

国産車の感覚では100℃を超えるとオーバーヒートだと思っているので、とても不安な気持ちになるのですが、ネットで情報を見るとどうも欧州車はこんなものらしいですね。

水が沸騰する温度を超えた状態を「普通」とするのはなぜなんでしょうか?冷却系に圧力的な負担がかかるように思うのですが。どんな設計思想からその様になっているのでしょうか?また、国産車はなぜ欧州車に比べて低いのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

プジョー308の水温は高めでも正常?...

1.6Lターボだと308GTi270byプジョー・スポールでしょうか?
(あるいは1世代前の308=中古車?)
写真は308GTiのエンジンルームですが...
ドイツ車等で多く採用されている『加圧密閉式の冷却系等』ですね。
国産車に多い「開放式の冷却系等」とは冷却システムの構成が違い
サブタンクは密閉されていて(ですのでリザーバータンクでは無い)
水温が低い時は膨張が少ない=加圧が少ない=沸点が低い
ゆえに水温の上昇が早く暖機運転時間が少なく
水温が高い時は膨張が大きい=加圧が大きい=沸点が高くなる
(*膨張でタンク内の空気の体積が減る=加圧される圧力が増す)
ゆえに水温が上っても『冷却能力』を保持/維持したまま運用が可能
という国産車の開放型とは違った特徴を持っています。
他にも
水温が高め=冷却損失が少ない⇒熱効率/燃費の向上
水温が高め=ラジエターの小型化⇒温度差が大きくなるから
他にも水温が高いメリットは多く、サブタンクを密閉型構造とする事で
外気に触れない=蒸発や希釈、汚染の心配減⇒LLCの寿命延長等
サブタンク(キャップ含む)の定期的な交換が必要となりますけども
メリットが多く国産車でも加圧密閉型の冷却システムは増えてます。

過去の回答も参考にしてみてください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14136455384
*返信の最初の「参考リンク」は切れてますので
下記のリンク先の説明を参考に...
http://www.piaa.co.jp/category/4rin/radiator-valve/#radi-sub-3
(元々、このページへのリンクでした)

従来の日本車に多い開放型冷却系等のエンジンと比較すると
「高め」の水温は正常ですし、高めでの運用を前提にした設計です。

ご購入されたプジョー308が
新車なら保証期間中に遠慮無しにディーラーで点検を!
保証期間中に「初期不良の芽」を摘み取っておくのが大切です。
疑問に思う事、感じた事はメカニックに直接聞いてみては如何です?
中古車なら...保証付きなら期間中に点検を...
保証無しなら「予防整備」と考えて「信頼できる工場で点検と整備」を。

「メーターパネル内の水温計の動き」と「OBDからの水温の変化」とは
『連動して変化』してますでしょうか?多くのメーター内水温計の動きは
鈍くなるよう作られてます、ドライバーに過度の心配を与えない為に。
診断機等に接続する等の点検をして「水温センサー」「サーモスタット」
「冷却ファン」の作動/反応が正常ならば心配する程の事でも無いかと。
...それでも...
私も最初の輸入車のオペルで、夏場は信号停止の度に水温計の針が
レッドゾーンまで針1本手前まで直ぐに上ってしまうので何度も...
でしたがメカニックは「レッドゾーンに入らない限りは大丈夫ですよ」と。
実際に特にノッキングや不整振動等は出てなかったのですが...
精神的には不安ですよね?
そこで実際にメカニックの助言で試して「本当に効果あり!」だったのが
レッドラインの冷却水添加剤『ウォーターウェッター』
http://www.redlineoil.co.jp/products/coolant_etc/coolant_waterwetter.htm
最終的に水温は上るのですが(レッドゾーンには入らないけど)
走り出したり(走行風による冷却、エンジンルームより熱気が抜ける)
アクセルを煽る(ウォーターポンプを回して冷却水の循環を早く/多く)
という場面での「水温の下がり」が早かったです(水温の安定が早い)
添加剤としては比較的安価な割には効果が高いのでオススメです!


水温が低め?の国産車...と、高めの欧州車との違いの意味...
実際に設計に携わったエンジニアでは無いので憶測ですが
地域的に寒冷で暖房能力を優先しているのが欧州車の設計思想
(車以外でも給湯器/暖房器具は日本仕様よりも高い温度です)
ではないのかな?と思っています。
同時に日本車は「メンテナンスフリーの方向」に向いてますが
隣国とは陸続きでバカンスで異国へマイカー旅行に行ける地域性から
「メンテナンスサイクルの延長」の方向に向いている設計思想かとも。
最も判りやすいのが「エンジンオイルの認証/承認」という制度で
自社の基準をクリアしていれば「使用してもOK」という認証/承認制度
によって異国のディーラーが無い地域に行ってもオイル交換が可能で
これが「純正(指定)オイル」だとユーザーにとっては不便&不利益に。
(日本の様な島国だから純正部品や並行車お断りが成り立つ)
冷却水(LLC)の寿命延命設計やエンジンオイルの継ぎ足し利用等は
一度に数千km~万の単位を走る欧州バカンスで「旅の途中のメンテ」
という事態を避ける為...という思想でもあるかと思います。
あくまでも個人的な憶測ですが、大きくは外れては無いかと...

ただ...高温多湿の日本では高めの水温=エンジンルームが高温
これは周辺の部品の寿命を縮める要素にもなりますし、冷却水/LLC
の性能劣化の速度も早くなりがち...ですので知恵袋ではオイルの
質問ばかりが目立ちますが冷却水/冷却系等の定期メンテナンスも
忘れずに...

初めての輸入車との事ですので...例えば...
「みんカラ」で同じ車種のユーザーのページ
「プジョーや仏車に強い整備工場」のブログ
「実際にオーナー」のHPやブログ...
等の複数の「情報源」「実例参考」を持っていると『壊さずに乗れる』と
思いますよ!結構『ホンの少しの差』で壊さないで済む場面も多くあり
異常や故障の「予兆」等の情報も得られます。自分ではDIYしなくても
知識の有無で回避可能な損傷や修理費用の膨れ上がりを避けれます
部品交換のおおよその時期や距離の予想も立てられるので計画的な
無理の無い維持費用の支出も可能に...
昔と違ってネット上には様々な情報/資料が存在しています。
壊さず&維持費を抑えて乗り続けるには「情報入手の手間」を惜しまず
「ネタを沢山持っている」方が有利ですよ!
(金を惜しまず、という立場ならば別ですが)


長文失礼しました。
少しでも参考になりましたら幸いです。

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その他の回答 (4件)

  • 水温計でいつも90℃で安定しているとなると
    懸案の水温センサーではなさそうですが、
    ちゃんと拾えていない可能性もあるので、それの交換かな。

    206/207/307/308で私は普通に毎回、交換して来ました。

    エアコンがオンで水温が上がったままなら
    サーモスタットが怪しいですよね。

    あとはクーリングファンの低速側が動いていない
    可能性もあるかもしれませんね。

    100まで行っちゃうことはありますが、
    さすがに108だとちょっとね、、、
    外気温が25℃でそれだとやはり怪しいですね。
    夏場はぐいーんと右に針が触れてしまう可能性が大ですね。

    100℃で沸騰するのは水です、、、しかも、1気圧での
    話ですね。

    圧力鍋の原理、御存知ですよね。
    圧力を上げて、沸点を上昇させ、高温で短時間で調理。
    100℃で沸騰しないように出来ていますね。

    クーラントは水だけではありませんし、密閉・加圧して
    ますので、100℃では沸騰しませんね。
    1.1kg/㎠で122℃までは沸騰しないようになっています。

    それは国産、欧州車関係ないので、知っておくべきですね。

    クーリングファンの低速側が動いていないとなると
    モーター交換で済むか、それともレジスター、低速側リレー
    などの交換で済むとは思います。

    いずれにしても一度、テスターに掛けてみたいですね。

  • ラジエターの開弁圧力が1.1Kg/㎠なら沸点は122℃です
    基本温度が高いほうが効率が上がるので
    ベンツも高い

  • アイドリングの状態だとOBDと純正の水温はどのような感じ?

  • >どんな設計思想からその様になっているのでしょうか?

    冷却水温が高い程冷えやすい、即ち、小さいラジエータで冷える、冷却水量も少なくて済む、車両重量が軽くなるなどのメリットがあります。

    >国産車はなぜ欧州車に比べて低いのでしょうか?
    基本性能よりも生産コストの安さを求めるからです。

    因みに、液体の沸騰温度は圧力が高くなるほど高くなります。
    また、100度が沸騰温度というのは真水で、防錆材などの混入物があると沸騰温度が高くなります。

    また、冷却水を加圧することにより、エンジントラブルの大きな原因となるシリンダーライナーやウォーターポンプのキャビテーション損傷を抑制することができます。

    ※キャビテーション …流れや振動によって冷却液の圧力が部分的に変化し、気泡が発生する現象。
    この気泡が破裂する時に生じる衝撃圧力が、シリンダーライナーやウォーターポンプに損傷を与え、エンジントラブルの大きな原因になります。

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