運転席が、スライドドアーの車が無いようですが、 あれば乗り降りが楽で、好いと思いませんか。 運転席が、スライドドアーの車、 メーカーは作らないのでしょうか？

Answer 1

まず，最大のネックとなるのは，衝突安全だと思われます。

現在のクルマは，正面からのフルラップやオフセット衝突実験が義務づけられています。このとき，運転席（キャビン）の変形が無く，運転席のドアが簡単に開いて運転手を救い出せるかどうかがテストされます。スライドドアは変形すると開きにくくなるため，２カ所で支えるヒンジドアより不利になることが予想できます。

また，衝突実験では側面衝突実験も行われます。運転席の真横から950kgの物体を時速55キロで衝突させます。この実験においても剛性を確保しづらいスライドドアは不利になります。ドアを厚く，重くするほどスライドドアの利便性がなくなります。

他にも，重量増が考えられます。便利さを求めてのスライドドアなら，オートであることが求められます。モーターは重量が増えます。イコール燃費の悪化を意味します。また，最近のクルマはFFが多く，フロントヘビーなクルマが多いわけですが，運転席が重くなれば，ますます重量バランスが崩れて，超トップヘビーなクルマになります。

初代のポルテは助手席のみスライドドアでしたが，左右の重量バランスが取れていなかったため，右折するときと左折するときの感覚が違って，かなり怖いクルマでした。現代の2代目になってだいぶ改善されましたが，1000キロ以上の重量物が時速100キロで移動する訳ですから，そういったバランスというのはかなり大切な要素になります。

ということで，現在のところ，運転席のスライドドアは，非常に稀な存在です。実際には，人と違うことを好むフランス人のプジョー1007が採用しましたが，全く売れずに短命で終わりました。他にもガルウィングとか，上半分だけが横にスライドして開くクルマ（市販化されなかったけど自動車トヨタ博物館にあり）など，ドアの開き方には様々なチャレンジがされてきたわけですが，自動車100年の歴史において，現在採用されているのが，運転席はヒンジドアということなのです。

もちろん，新しい技術が開発され，安全性などの基準を満たせば，違うタイプのドアが採用されることも考えられます。そのため，モーターショーなどでは多くのコンセプトカーが出展されています。オート運転化が進んだり，自動車が空を飛ぶようになったりすれば，スライド式運転席というのも十分考えられるかも知れません。

質問者からのお礼コメント

皆さん、回答ありがとうございました。

Answer 2

記憶の残ってる所で一番近い所ではアルトですね、とは言っても20年近く前になるでしょうか。安全基準満たせないのかな。

Answer 3

４ドアのすべてがスライドなら、、、、、、
便利だけれど私は欲しくない。バッテリーも心配。

Answer 4

プジョー1007は両側スライドドアのみでしたが、売れなかったためか、後継車種も出てないですし、他社も真似しませんでした。

英語圏だとワンダブルオーセブンって、なんか凄いかっこいいんですけどね、名前の響きが。
日本だとイチマルマルナナでそうでもないですが。

Answer 5

運転席が、スライドドアーの車が無いようですが、あれば乗り降りが楽で、好いと思いませんか。 運転席が、スライドドアーの車、メーカーは作らないのでしょうか？

販売台数が伸びないため
生産中止

スズキ アルトスライドスリム
http://www.goo-net.com/catalog/SUZUKI/ALTO/5501427/index.html

プジョー １００７
http://www.goo-net.com/catalog/PEUGEOT/1007/10041540/index.html

Answer 6

過去にアルト、スライドスリムという運転席がスライドドアの車が実在しました。

画期的なアイディアでしたが、売れませんでした。

ユーザーに受け入れられていれば、車の歴史は変わっていたはずです。格好良さと便利さは対極にあるようです。

タントが市販された時、こんな車は売れるはずが無いと言われたものです。それが今では人気のボディ形状となっています。

Answer 7

無いってことは求められて無いって事です。
運転席がスライドドアでいい事あるかな？
助手席スライドドアのポルテは便利だと思うけどね。

Answer 8

はい、わざわざ欠陥車など作りません。

Answer 9

1007」
(=ﾟωﾟ)ﾉ
もー売ってないが