先代の日産エクストレイル（T32）ですが、CVTトラブルの報告がネットで散見されますが、やはり故障が多いのでしょうか？？後期型なら改善されているのでしょうか。

Answer 1

日産、ホンダはCVTが弱いのは今も昔もあまり変わってません。まず国内メーカーでは日産、三菱、スズキの3社がジヤトコと言うCVTメーカーの外注ミッションを使用しておりジヤトコ自体は主にCVT,ATにおいて世界的にシャアのある会社ですが
日産の場合はセレナやエクストレイルなどの重量級車両にコンパクトカー向けのCVTを組み合わせているので結果的にCVTにかかる負担は大きいです。
CVT自体がダメと言うよりも大きな車体に小さなエンジン乗せて無理矢理動かしてると言った方がニュアンス的には近いかもしれません。実際にスイフトやミラージュ辺りまでのコンパクトカークラスのCVTではここまで顕著に故障を見て来ていません。

それ以外のメーカーはほぼ自社製造か部分的にアイシンが関わっていたりですが
ホンダに関しては内部の事まで分からないので憶測ですがAT時代から不良を起こす個体が多いので根本的にトルコンやCVTを造る技術が他社より拙いのかな？と思ってます
実際に今街中走り回ってるN-ONEやN-BOX等でチラホラCVTベルト切れで入庫経験有りです 年数的にS660のATモデルもそろそろ入庫しそうな予感はしてます ターボ車または過走行車にこの故障は多い印象で人気車種なんで巷では中古車価格の事やATかMTか、なんて話で盛り上がってますがホンダのCVT故障も修理工業界では結構話題です。

自身もあるお客様にこれらの持病を踏まえた上でご説明して先代セレナe-POWERをご納車した事がありますが6万キロ台でやはりCVT不良で入庫して来ました。
予兆としてクラッチ滑りのような症状が出たり、ドライブまたはリバースに入れて停止、クリープしてる時にミッション側からジャダーが出るらしいです(お客様談)。

以上の事から残念ながら前期後期で改善されていることは無く、そもそもトランスミッションが自社製品か外注品かと言う根本的違いがありますので こればかりは日産がジヤトコとの業務委託契約を切らない限り改善には繋がらないでしょう。

質問者からのお礼コメント

非常に参考になりました。
詳しいご説明ありがとうございました。