日産 エクストレイルハイブリッド のみんなの質問

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インチアップした車の適正空気圧について

どなたかご教授下さい。車は平成26年式エクストレイルで純正タイヤサイズが225/65R17 102H(フロント2.3kリア2.1k)です。インチアップして245/45ZR20 99Wに変更した場合の適正空気圧を教えて下さい。自分の調べた感じだと、フロント2.5kリア2.1k程度かと思うのですが合っているでしょうか?

補足

皆さん、ありがとうございます。 JOYROAD SPORT RX6と言う海外製タイヤです。XLの表記がどこにもありませんので、XL規格では無い様です。現在、普段待ち乗りがメインで、前後2.5k程度にしてありますが、突き上げ感があり、もう少し下げても良いのか?と思い、質問させて頂きました。宜しくお願い致します。

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ベストアンサーに選ばれた回答

「245/45R20 99」のロードインデックスは「99」ですから、エクトラロードタイヤ(レインフォースドタイヤ)ではないです。エクストラロードタイヤの場合は「245/45R20 103」になります。JOYROAD(中国)は、欧州ETRTOや日本JATMAの会員ではなく、どの規格に準拠しているのかわかりません。恐らく欧州「ETRTOスタンダード規格」を参考にしているはずなので、それを前提に記載しますね。

わたしの結論としては、純正指定の「前230kPa/後210kPa」かこれより少し高い程度が適切と思います。以下の3パターンになります。

①前250kPa/後230kPa
②前240kPa/後220kPa
③前230kPa/後210kPa

以下、その根拠を記載しますが、今後のご参考になると思うので最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

■ ロードインデックス

先程、ロードインデックス(以下「LI」とします)について触れましたが、これは負荷能力(タイヤ1本で支えられる重さ)を示す指数です。タイヤ内の空気量が多いほど負荷能力も高くなり、LIの値も高くなります。インチアップをすると、ホイールの体積が増える代わりにタイヤ内の空気容量が減りやすくなるため、LIが下がるケースが多いです。その対策としてタイヤ幅を広げたり、エクストラロードタイヤを装着したりします。エクストラロードタイヤとは、通常よりも高めの空気圧を入れることで、負荷能力を発揮するタイヤです。偏平率が45以下になると、タイヤメーカーでは勝手にエクストラロードタイヤにすることが多いです。質問者様の場合は「245/45R20」というサイズでも、エクストラロードタイヤではなかったということですね。

■ 負荷能力

まず、T31エクストレイルは、エンジンによって車両総重量がかなり異なります。カタログによると最も軽い2WD仕様が車両総重量1715kg。逆に重たいディーゼルの4WDが1975kgと260kgも異なりますので、余裕をみて、ここでは重たい1975kgの仕様で計算してみます。また、前後重量配分が分からないので、前:後=60:40と仮定して計算します。正確には車検証に載っている値で計算できますので、そちらで当てはめてみてください。

車両総重量=1975kg
前後重量配分=前60%:後40%
前輪荷重=前1185kg:後790kg
1輪当たり荷重=前593kg:後395kg

上記のように前輪荷重が大きいため、指定空気圧も前輪の方が高くなっているのだと思います。まず、その負荷の大きい前輪の593kgの静止荷重に対して、どの程度の空気圧が必要か見ていきましょう。

<1.純正タイヤの指定空気圧>

純正タイヤは日本のJATMA規格のLI=102になります。質問者様のお車の指定空気圧は「前230kPa/後210kPa」ですので、以下の表によると230kPaでは805kgまでの耐荷重、210kPaでは760kgまでの耐荷重があることがわかります。

■ JATMA 102
250kPa 850kgまで
240kPa 830kgまで
230kPa 805kgまで★前
220kPa 780kgまで
210kPa 760kgまで★後
200kPa 735kgまで
190kPa 710kgまで
180kPa 685kgまで

先に計算で、前輪の静止荷重は593kgでしたが、前輪に指定の230kPaを入れると805kgまでの耐荷重あり、かなり余裕を持った空気圧が設定されていることがわかります。これは空気を入れすぎなのではなくて、負荷能力の下限さえ満たせば、あとは、自動車メーカーとタイヤメーカーがテストを繰り返して、運動性能と乗り心地と燃費性能と耐摩耗性能をバランスできる空気圧を設定しています。従って、負荷能力だけで空気圧を定めるのはナンセンスというわけですね。

<2.質問者様のタイヤの場合>

質問者様のタイヤは、ETRTOスタンダード規格のLI=99です。負荷能力対応表は以下の通りです。先に計算した前輪の静止荷重593kgに耐えられる空気圧は、以下★1の180kPaであることがわかります。

■ LI=ETRTO STD 99
250kPa 775kgまで
240kPa 750kgまで
230kPa 725kgまで★3
220kPa 700kgまで
210kPa 675kgまで★2
200kPa 650kgまで
190kPa 625kgまで
180kPa 600kgまで★1
170kPa 575kgまで
160kPa 550kgまで
150kPa 525kgまで

実際には、止まったり曲がったりして負荷が増すので、仮に10%程度負荷能力に余裕を持たせたとして593kg+10%=652kgだとすると、★2の210kPa入れれば負荷能力としては問題ないであろうことが推察されます。逆にいえば、前輪1輪当たりの荷重が593kgの場合は、210kPa以下の空気圧は避けたほうがよいだろうという判断になります。

また、純正指定は「前230kPa/後210kPa」ですので、乗り心地等は指定空気圧でのタイヤの硬さを想定していることになります。インチアップによってタイヤ側面の剛性が上がるので、同じ空気圧でも純正タイヤよりも硬い乗り心地にはなるのですが、まずはこの指定空気圧で様子をみてよいと思います。

但し、JOYROADということもあって、念のため、もう少々高めの空気圧でもよいのではないかと思います。というのは、空気圧低いとバーストのリスクありますが、高い分には問題ないからです。といっても250kPa以下です。空気圧の前後比率は指定空気圧を参考にある程度揃えた方がよいです。従って以下の3パターンあたりが妥当な空気圧と推察されます。

①前250kPa/後230kPa
②前240kPa/後220kPa
③前230kPa/後210kPa

今回は、車両総重量1975kgで、前後重量配分60:40の想定での簡単な計算ですが、これより軽くても結論はほぼ変わりません。軽ければ③でもさらに安心ということになりますね。

長くなり失礼いたしました。さらに疑問がございましたら追加でご質問いただけましたら幸いです。

質問者からのお礼コメント

2021.7.13 16:55

とても詳細に分かりやすくコメント頂き、ありがとうございます。教えて頂いた空気圧で乗り心地を見ながら調整してみたいと思います。

その他の回答 (6件)

  • みなさん書かれてますが、XL規格のタイヤだと 明らかに空気圧低すぎです。(危険です。) XLってなに? って思うなら、捕捉でタイヤのメーカー、製品名 も記載されたほうが良いですよ。
    XL規格であれば、困ったら2.8入れておけばとりあえず大丈夫です。足りないよりかは全然マシです。

  • 2.9 2.7

  • 換算表からは算出できませんでした。おそらくLIが低くなるためだと思われます。
    確認しますが、交換するタイヤはXL規格のタイヤではないですね?

    回答の画像
  • 245/45ZR20 99Wに変更した場合の適正空気圧を教えて下さい。

    タイヤの記載事項

    最後に「XL」の記号が確認された場合

    2.6kgから~2.9kg

    入れすぎて突き上げが大きく感じる場合は

    僅かに低めに

    質問提示内容・添付画像・・・・・・・・・・ご参考になれば

    ・・・・・・・添付画像・拡大が可能です

    回答の画像
  • 2種類の規格からの計算です
    リヤは問題ありませんがフロントはいずれも負荷能力不足ですエアーを2.9までパンパンに入れても間に合わないのであとは自己責任ですね。

    参考1

    回答の画像
  • 適当に入れれば良いです。

    私の場合は、3kぐらい入れておいて、乗り心地を見ながら自分の好みへ下げて調整します。

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