日産 ノート e-POWER 「E12 e-powerからの乗り換え組は要注意です」のユーザーレビュー

E12 e-powerからの乗り換え組は要注意です

2021.3.27

総評

街乗りがメインの方にはとても良い車だと思いますが、E12 e-powerと比較すると良い点・悪い点あると思います。E12と同じイメージで購入すると違和感を持たれる方もいらっしゃると思います。逆にもう少し上のクラスからのダウンサイジングをご検討の方は試乗してみる価値ある1台だと思います。
あくまで個人的な感想ですが、走って楽しみたい方にはまだお勧めできません。この後出てくるであろうスポーツ系のグレードに期待 or E12 e-powerのNISMO等の中古購入の方が楽しめるかもしれません。

満足している点

動力性能がE12 e-powreと比較して向上したので、60km/h程度の巡行がかなり楽になりました。ボディー剛性アップの恩恵も感じられ、動きがいい意味でマイルドになっていて、試乗レビューで言われているコンパクトレベルでは無いと言われているのもある意味納得できるレベルです。

不満な点

走り系が好きな方には正直E12 e-powerの方が楽しいと感じるかも。ワンペダルによる減速感もよく言えば穏やかになりましたが、もう少しメリハリがある方が楽しいと感じる方もいらっしゃると思います。
いじりたい方にはホイールサイズ要注意です。純正サイズで5.5J+50に185/60/16(xグレード)は選択肢が軽サイズですし、タイヤサイズも少し特殊なので選択肢が少ないです。
その他、ロードノイズに合わせてエンジンのかかりを制御しているのでとても静かというレビューが上がっていたりしますが、そこまで静かじゃないです。やはり発売直後のライターレビューはすべて鵜呑みにはできないということですかね。

デザイン

3

内装は確かに良くなっていると思います。
ステアリングにチルト&テレスコが設定された割に、意外とシートポジションがしっくりこないです。ミラー前の三角窓が大きくなって死角が減っていますが、フロントの見切りが悪くシートリフターを結構上げないと女性には運転しにくいかもしれません。

走行性能

4

動力性能はE12と比較すると数段上になりました。E12では60km/h程度の巡行で少しアクセルを踏み込むイメージだったものが、足を置く程度で十分ですし、ワンペダルの減速制御も穏やかになったのでアクセル操作にそこまで敏感になる必要がなくなりました。一方、アクセル戻した瞬間の減速感が少なくなったので、コーナリング中にアクセルを戻してフロントがインに入っていくような動き方はE12よりも少なくスポーティーな走りを楽しむという意味では少し物足りないところもあります。
足は結構硬いですが、ボディー剛性の恩恵もあり収まりは良いです。ロールが大きいですがゆっくりなので不安定な感じではないです。

乗り心地

4

ボディー剛性アップの恩恵は大きいです。硬めでもしっかり収まりの良い足にはなっています。

積載性

3

コンパクトなのでこんなものでしょう。

燃費

5

まだ走行500km程度ですが、燃費はおそらくE12 e-power以上出ると思います。タンク容量が減った(E12:41L→E13:36L)なので後続可能距離はおそらくE12満タンの方が伸びると思います。
あと、後続可能距離の表示が直前の走行燃費に連動していないようです。今のところ満タンから燃料ゲージ半分＋1メモリで走行500kmですが航続可能表示が250kmですので、アンマッチになっています。いい意味ではE12のように航続可能距離が極端に増えたり減ったりということはなくなりました。

価格

2

ネット等でも言われていますが高いと感じる方は多いと思います。

故障経験