日産 ノート e-POWER 「新しい日産の先陣を切るクルマ」のユーザーレビュー

新しい日産の先陣を切るクルマ

2021.2.1

総評

納車から1週間、700km走行でのレビューです。

エクステリアの評価は人それぞれでしょうが、奇をてらった訳でもなく、落ち着いたデザインだと思います。
また、インテリアの質感も向上しています。

操舵性に関しては新しいプラットホームのおかげかキビキビしていて、その中に落ち着きも感じられます。

ほぼ唯一の不満は価格ですが、名前はノートでも実際には別の車かと思える出来で、『新しい日産の先陣を切るクルマ』に相応しいと思います。

満足している点

①静粛性
E-12やC-27e-powerのような賑やかなエンジン音は全くありません。
まだ高負荷(高回転充電)は試していませんが、通常だと走行中エンジン音はほとんど気になりません。
停車中で普通のエンジン車レベルです。
音質が低くなり、路面状態に応じた充電制御や遮音と相まっての静粛性だと思います。

②加速
一瞬のベタ踏みしかしていませんが、SPORTSモードだけでなく、ECOモードでも十分な加速力があり、軽くシートに押し付けられます。
また、高速での車線変更等で用いる80キロ～100キロ付近での加速も十分でした。

③燃費
700キロ走行(うち高速約300キロ)で24～25km/l(1～2名乗車、常時シートヒーター、曇り止めで時々ヒーター)と、カタログ値(28)からすると満足な燃費です。
※オートエアコン常時使用だとかなり悪化すると思いますが。

④スイッチ類の配置等
E-12やC-27e-powerは、ガソリン車からの派生だったので仕方なかったですが、スイッチ類があちこちに散らばっている感じがありましたが、E-13はシフトレバー付近にモードスイッチを配置しているので、モード変更も容易です。
また、パワーオン時からオートブレーキホールドがオンなのもよいです。(C-27との比較ですが。)

不満な点

①やや高い
確かに基本は220万なのですが、オプション盛り盛りだとFFでも350万あたりになります。
プロパイロット+メーカーナビや本革シート+本革ステアリング等セットオプションが多いので取捨選択ができないのが難点です。

②給油ノズルが入りきらない
タンクの位置や形状の問題かと思いますが、給油ノズルが根元まで入らず3cm程度残ります。
※自動停止はかかったので大きな問題ではないです。

②音
一点気になるのは、時々充電に切り替わった時に『ポーー』という音が聞こえることです。
決して大きな音ではないのですが、音源が何かがわからないので気になっています。
(EVモードで走行、バッテリー残量が1/4あたりに減った時に充電に切り替わり、この音が聞こえるような気がします。)

※1月下旬
1ヶ月点検時にディーラーが録音、メーカーに確認中
※3月上旬
近日、ディーラーに1日預ける予定
※4月上旬
改善(無くなった訳ではありません)されました。

デザイン

4

奇をてらうことなく、それでいて未来感あるデザインで良いと思います。

走行性能

5

シートに軽く押し付けられる加速とキビキビの中に落ち着きがあるハンドリングは素晴らしいです。

乗り心地

4

たいていの日産車と同じで、やや硬め。
後席乗車者は気になるかもしれません。

積載性

4

E-12とほぼ同等で十分だと思います。

燃費

4

燃費単体だけなら概ね満足、走行性能に対しての燃費なら満足しています。

【令和3年2月20日現在】
総走行距離:1775km(オドメーター表示)
総給油量:79,12L
平均燃費:22,43km/l
【参考:WLTCモード燃費28.4km/l】

主な用途:通勤片道15km、買い物。時々ドライブ
シートヒーター:使用
マニュアルエアコン:ほぼ不使用
オートエアコン:不使用

自宅近辺に距離約1000m、高低差40mの坂あり
登りチャージモード、下りEVモード積極使用

価格

3

このクラスで数を売るなら300万は１つの壁だと思うが、セットオプションが多いので、プロパイをチョイスすると乗りだしはやや高くなる。

故障経験