日産 ノート e-POWER 「スイスポ修理代車として、e-powerレンタカーに乗ってみて。」のユーザーレビュー

スイスポ修理代車として、e-powerレンタカーに乗ってみて。

2019.8.20

総評

ぶつけてきた相手がレンタカーだったせいか、同じレンタカー屋さんから代車でノートe-powerを借りることができました。

エンジンで発電・モーターで走行、という新しい形の車をこの値段で量産販売したことに賞賛。但し、せっかくのモーター駆動なのに、オートクルーズがオプション設定なのは勿体ないです。

遮音性は、良い順にフィット＞スイスポ＞ノートe-powerです。ノートe-powerは、何故か工事の音やダンプがすれ違うとその音が他の車より車内に入ってきます。

家族3～5人のファミリーカーならフィット、新し物好きならノートe-power、運転していて楽しい車が欲しいならスイスポがお勧めです。

満足している点

・HV並みに燃費が良い？
・ひと昔前のケーブルアクセル程度にアクセルレスポンスが良い。
・街乗りでは、Sモード・ワンペダル走行が楽。運転が楽しいのはBモード。
・クーラーの温度調整がなかなか優秀。スイスポは日差しでドタバタする。
・アイドリングストップ車(ではありませんが)は、クーラーの効きが悪いかエンジンが始動すると思っていたのですが、クーラーのせいでエンジンがかかる、ということは無いようです。
・三角窓のおかげで、斜め後方の視界が良い。
・ハンドルが軽やかで運転しやすい。悪く言えば退屈なハンドリング。

不満な点

・シートポジションが決まらない、左足を伸ばした時にセンターコンソールがあたる等、腰と背中が痛くなりました。2015年に借りたマーチでも同様に痛みましたので腰痛持ちの方は要注意です。【追記】体をフリフリしシートに合わせると体の中央はブレーキペダルの左端になります。運転中は、足元がかなり右によじれている感じです。
・エンジンスタートボタンがハンドル左(車中央側)にあるので×(助手席の荷物を左手に持ちながら車から出る時に、左にあるとエンジンが切れない)。
・メーター内のヘッドランプ表示灯が小さくて見辛い。無駄に速度計が大きい。オドメーターとトリップメーターが同時に表示できない。燃費と航続距離が同時に表示できない。
・フロントガラスが寝たタイプのコンパクトカーの宿命ですが、日差しが差し込むとメーターやナビが見辛い(下記写真は日陰を作って撮影、燃費にある写真のナビは画面が点いています)。スイスポは比較的フロントガラスが立っているので見えない、ということはないですが、逆に真上近くにくる信号が見辛いです。
ノートe-power

スイスポ


・内装の作りがスイスポより安っぽい。ドアポケット内のネジがむき出し。スイスポはカバーあり。
・リクライニング＆リフターレバーが、ドアアームレストに腕が当たって操作しづらい。
・コンソールにあるカップホルダーが奥まっていて使い辛い。
・どうやら電気系統を冷やすために、エンジン始動(パワーＯＮ)時、冷却ファンが毎回フル稼働するのでかなりうるさいです。
・ボンネット及びリアハッチの閉まりが悪い。スイスポの2倍～3倍の距離から落とさないと閉まらない。
・後席真ん中のシートベルトが車体側から伸びてきている。
・パワースイッチ(エンジン)を切ってもなかなかメーターが消灯しない(切れ忘れかと思う)。
・外気温計が常時表示でない。
・セレクトレバーの操作がマニュアルっぽいが、マニュアルとは逆の方向(マニュアルでは右下がバック、e-powerは右下がドライブ)なので、マニュアル世代の高齢者では誤操作が起きやすい。一般的なセレクトレバーが良い。
・エアコンの温度調整は、手探りで操作できる回転式の方が良い。
・レンタカーで3万km超えのせいか、あちこちで(乗り込んだ時の揺れでさえ)カタカタ音がする。
・ドアミラーの自動格納が欲しい。(スイスポは標準)
・ボンネットオープナーと給油口オープナーが隣り合わせにあり、どちらなのか分からない。しかもドアを開けて外から覗き込まないと分からない。今回、サイズと形状が違うのが覗き込んで初めて分かりました。

デザイン

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走行性能

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スイスポの代車として、ノートe-powerを2週間、フィット・ハイブリッドF1.5Lを1週間借りてのレビューです。

ひと昔(16年)前のDOHC、1500cc、115馬力、ケーブルアクセル4AT車と同等のアクセルレスポンスと加速感ですが、昨今の電子制御された大人しいCVT車しか知らない人は「速い」と思うかも知れません。

思えば、昔の4ATの方がトルクを有効に使い、シフトアップやキックダウンをある程度思いのままに出来たような気がします。

50万円程高いノートe-power NISMOが気になります。

【追記】
・Sモードでは、回生ブレーキをコントロールするために、アクセルペダルの踏み込み量(距離)が増えます。個人的には、クイックなアクセルワークと回生ブレーキが効くBモードが好みです。

・平坦な道だと結構な距離をEVのみで走行します。かなり優秀なバッテリーなのではないでしょうか。

乗り心地

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普通に良いです。ベースグレードのせいかシートは固くて腰が痛くなります。
エンジン音は、エンジン車なのとエンジンルームの遮音性は良いようで気になりません。普通のエンジン車よりは、明らかにエンジンは稼働しません。【訂正】但し、エンジン始動(パワーＯＮ)時、電気系統の冷却のためが冷却ファンがフルパワーで回るためうるさいです。

積載性

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・荷物を積まないので分かりませんが、結構広いです。
・通常のバッテリーが後ろにあるので、スペアタイヤを積むスペースはありません。

燃費

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・メーター表示でですが、ノーマルモードよりSモードの方が航続距離が長い(燃費が良い)のが意外でした。Sモードの方が回生ブレーキを使うので、エンジン稼働時間が短くて済むようです。

【追記】
・街乗り4日間100kmで、19.6kmを示していましたが、約2週間ちょい350km満タン法で14.25kmでした。外気温が32℃前後で、同じ乗り方をしているスイスポは11.9kmぐらいです。


・燃料計がちょうど半分になったところで給油したところ、24L。何かおかしいなぁ、とタンク容量を調べたところ、Sで35Lそれ以外は41Lのようです。給油直後でもメーターが満タンにならず、走り出して一つずつメーターが増える始末。どうやら燃料計は故障気味だったようです。

価格

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故障経験

代車(レンタカー)なので無し。