日産 マーチ 「「乗用車」だなあ 高速を中心に3日間1000km+αを走ってきました。普段軽自動車に乗っていて、差が見えてきたので、投稿します。普段はミラバンに乗って」のユーザーレビュー

「乗用車」だなあ 高速を中心に3日間1000km+αを走ってきました。普段軽自動車に乗っていて、差が見えてきたので、投稿します。普段はミラバンに乗って

2010.1.12

総評

「乗用車」だなあ
高速を中心に3日間1000km+αを走ってきました。普段軽自動車に乗っていて、差が見えてきたので、投稿します。普段はミラバンに乗っています。
まず驚いたのが、荷物が積めないこと！
　ミラバンより30㎝長く20㎝幅広いのに、ミラバンで積めた本棚(180×60×30cm)がどうにも入らない。ハッチバックの開口部が狭い上に、助手席の背もたれが前にあんまり倒れないのだ。長尺物は積めません。また、後席を畳むとラゲッジとの間に大きな段差ができ、それも荷物を積みにくくしている。
　荷物運搬にはほとんど考慮がなされていないのだ。
　じゃあ何を考慮したのか、そして＋30㎝＋20㎝はどこにいってしまったのか。
　思うに車としての「たしなみ」であろう。それは例えば乗り心地、衝突安全性、操縦性である。
乗り心地
ギャップを乗り越えた時に感じる振動の収まりは明らかにマーチがミラを上回る。
ボディ剛性も高い。だてにミラバン+200㎏重いわけでない。厚い鋼板、太いメンバー、大きなダンパーを使っているのだろう。ドア開口部もハッチバック開口部も狭い。荷物は積めないし、乗降性が悪いと烙印は押されてしまおうが、軽く安く剛性を確保でき健全である。「便利」より「安全」を優先しているといえよう。疲れは眠気を呼び事故をもたらす。軽に比べ高速走行時の疲れが少ない。
騒音も少ない。エンジンの回転数が少なく、遮音性も高いのだ。ただし高速ではロードノイズとドアミラーによる風切り音は大きめだった。そこは誕生が８年前の車なのだろう。シートは私には十分な大きさで、座面を下げれば、ヘッドレストの高さや視界も十分。片道6時間の運転で腰が痛くなることはなかった。結果、同じ距離でも乗っている時間は短く、その時間もより快適であった。
衝突安全性
これは実際にぶつけたわけではないが、NASVAの衝突試験ではミラと同じ★５つ。細かくオフセット･フルラップ前面衝突、側面衝突の値を見てもさほど違いがない。しかし、このテストにはからくりがあって、衝突するバリアは地上10㎝からあって、本物の車のサイドメンバーよりかなり低く、実際の衝突では重い車の方が圧倒的に有利であるし、実際はマーチの方が衝突安全性は上だろう。
操縦性
高速道路で猛スピードで迫ってきた車に速いハンドル操作で車線変更をする機会があったが、車体がぐらつく素振りはなかった。踏ん張りの効く長いリヤトレッドが効いているのだろう。
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満足している点

「乗用車」であること。
　シートがしっかりしている。積載性や広さを狙って、エンジンスペースを無理に小さくしてクラッシャブルゾーンを小さくしたり、サスペンションの方向やスペースを不自然にしたり、無理に小さくしたりしていない。運転の安心感や静粛性など安全性を低める疲労が少ない。作りや走りが「おおらか」に感じられるなのだ。
加速
　軽と比べれば、排気量が倍くらいあるわけだし、加速がいいのは当たり前である。高速道路では巡航速度が＋１０～２０㎞／hでも疲れは少なかったのは長所だろう、が、追い越しや上り坂などでそれ以上スピードを上げようとすると、アクセルをじんわりと踏んでも、３速にシフトダウンして、エンジン音が１段階高まる。これは軽自動車並みであり、コストパフォーマンスで考えると短所になってしまうだろう。
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不満な点

狭い。
　総評であげた通り。安全性や「たしなみ」より空間効率を優先させた軽自動車に比べると狭い。でもそれは長所にもなりうる。「たしなみ」を「乗員を第一に考える姿勢」と変えてもいいように思う。とくにサイドクラッシャブルゾーンは軽を圧倒する。カップルディスタンスは64㎝、ミラと変わらないのだ。つまりサイドクラッシャブルゾーンがミラの倍くらいあることになる。・・・それなのに、NASVAでの側突の評価は変わらない。う～ん素人にはわからない何かがあるのだろうか。
燃費。
　マーチに限ったことではないが、ＡＴは燃費が悪い。１４．３㎞／l。ミラでは２０㎞／lを切ることはない。CVTは重いし高価。軽くてエネルギー効率のいいMT車増えないかなあ。特に軽量コンパクトな６速MTなんか出たら、それだけで買いたくなりそう。
前後重量配分
　マーチは620㎏／330㎏、ミラバンは440／260、ekワゴンでは520／330。総じてコンパクトカーは前が重い。フロントオーバーハングが長いし、エンジンも重いからだろう。まあ何にせよ本質的には操縦性は鈍重であるはずだ。フロントタイヤの減りも早かろう。
結論
　高速道路を継続的に使用する現状を考えると、軽自動車より体にはやさしい車と言える。後は少しでも環境にやさしいMT３ドアを探すことかな・・・

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験