車検時の代車です。1泊2日40K程度の運転です。比較対象はEKワゴンM・AT4WD、04年12月改良型。同じエンジンなのにオートマと駆動でこうも印象が
2010.1.17
- 総評
- 車検時の代車です。1泊2日40K程度の運転です。比較対象はEKワゴンM・AT4WD、04年12月改良型。同じエンジンなのにオートマと駆動でこうも印象が変わるのかと驚きました。走りのキビキビ感とかインテリアの上質感がはるかに上なのに安い(笑)もう何年かして、軽→軽の買い替えをするとしたらハイトワゴンもいいかな、と思わせてはくれました。よって、05年以前の形式のEKワゴンに乗っていて、やっぱり高いのにすればよかった、と後悔しているような人とか、BJが好きだったけど今更中古を探す気はない、と思っている人ならお勧めできますし、買って後悔、ということもないのでは。ただ、それだけでは存在感を発揮できないよな、という思いがどうしても拭えません。何とか試乗してもらう機会、選択肢に上るきっかけ、というのを会社が提供できれば気に入ってくれる人はいるはずです。
- 満足している点
- 踏んだ分だけ進んでくれて無理しなくても流れについていけるって何て素晴らしいんだ、と感動しました。EKワゴンのエンジンに車高の高いボデイなら鈍臭いに決まってる、という偏見を持っていましたが間違ってました。うまく調節された4ATで、ほとんどストレスを感じません。高速を多用するユーザーさんでなければこれで十分でしょう。燃費もいいですし。
Gグレードとの違いがわかりやすくて親切だと思います。ABS、オーディオのMD、ステアリングの本革、ディスチャージヘットライト、助手席後ろの物入れ。私なら割り切ってこちらにします。劣ってる感がないので悩まないで済みそうな気がします。逆に、Sグレードはいらないだろうとも思います。
停止線に合わせて信号待ちをすると信号機が見えない、という経験を何回かしましたがこの車では心配ないですね。上方がよく見えます。開放感、中速以上で走った時の安心感も高く気に入りました。
快適装備。マップランプとかサングラスホルダーとか、持っている人には当たり前でも初見だと軽く感動しますね(笑)特に三菱の軽は06年以降インテリアが劇的に改善されました。できるだけ上質感を持たせよう、という工夫というか心遣いを感じます。この車格で105万は安いです。
- 不満な点
- ・ブレーキの効き。普段より早め、強めに踏む必要がありました。
・ハンドルが軽い。長い直線の時に少し怖い。
・小雨、小雪の時に窓をほんの少し開けて走る、ということが出来ない(吹き込みます)
・ハイトワゴンの宿命なんでしょうが、エンジン音やロードノイズよりも風切り音の方がうるさいです。
・後部座席を目いっぱい後ろに倒した時の荷室はEKワゴンより狭いです。居住性の高さの代償ですね。
・アームレストの小ささ。ドリンクホルダーとの兼ね合いで仕方ないですね。
・物入れは容積が増しましたが、ちょうどよく収まるものが思いつかない。
・後ろ姿が魅力に乏しいです。嫌いな部類。
これらはそれほど重要な欠点とは思いません。長所が上回っているので我慢できます。ですが、激戦区の軽ハイトワゴンの市場で、例えばワゴンRとムーブのどっちにしよう、と迷っている人に、それらは止めてこれを買え、と言えるだけの個性がこの車にはないように思います。これがパレットとかタントとかゼストなら、勧めれば検討はしてもらえるイメージがあります。正直、三菱のラインナップの中でこの車の存在価値がどのくらいあるのかな、という疑問も感じました。発売後1年以上経ってレビューの数がこのくらいなのですから、いい悪い以前に関心を持たれていないのではないかと。トッポBJから流れを絶やさずに現在に至っていれば又違っていたのでしょうが。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験