BMWのX1の購入を検討しています。積雪地なので4WDを考えています。この時、ガソリンとディーゼルのメリデメを教えていただきたいです。

Question

ディーゼルは25年前くらいに当時のパジェロに乗っていたのですが、ディーゼルの音がうるさかった記憶があります。

Answer 1

BMWを断続的に40年近く所有しており、その他の輸入車、国産車、もちろんディーゼルにも乗りました。

BMWに限らず現行車のエンジンはガソリンもディーゼルもすべて直噴エンジンですが、直噴は長く乗るうちに吸気バルブにカーボンが堆積してエンジンが不調になるという欠陥を抱えたエンジンです。この欠陥は特にディーゼルに顕著で、低回転ばかりでの走行、またエンジンが十分温まらないうちに停止させてしまういわゆるチョイ乗りを繰り返すと早ければ3万キロくらいの走行で不具合が現れます。従って高速道路を連続走行するなら問題は少ないですが、市街地短距離走行には事実上適していません。これがディーゼルの最大のデメリットです。

さらにディーゼルエンジンは発生する環境負荷物質を抑えるためや、エンジンの効率化のために装着されている補機類がガソリンエンジンに比べて多いです。そのため車両価格が割高です。また補機は故障するものですから、すなわち故障原因をより多く抱えているともいえます。このこともディーゼルのデメリットです。

BMWのディーゼルは機械としては良く出来ているので振動や騒音はかつてのパジェロに比べればかなり低く抑えられており、上のデメリットに比べれば大した問題にはならないとおもいます。

一方、ディーゼルのメリットとされることには燃費の低さが挙げられます。おそらく同じ距離を走った場合ガソリンより20～30％安くなるのだろうと思います。しかし、計算してみればわかりますが、X1のような高額な車を所有することの総コスト、すなわち車両の減価償却費（またはローン）、保険と税金、駐車場、車検やメンテナンスの費用、燃料代の合計に占める燃料代の割合は、年間1万キロ走ったとしても15％～20％にすぎません。これが20～30％低かったとしても、総コストに対する影響は3％～6％程度のものです。ディーゼルの前述のデメリットを覆すのに十分なコストメリットとはいえないと思います。

ガソリンエンジンのメリットとデメリットはディーゼルの逆となります。

従って、私の意見としては、ディーゼルはお勧めしません。ガソリンにするべきです。そもそも、乗用車のディーゼルエンジンは欧州で政治的に推進されたもので、BMWもそれに追従すべく比較的近年になって渋々開発して市場投入していますが、本来BMWはそのエンジンのフィーリングが価値であるメーカーなので、産業用のエンジンであるディーゼルはまったく馴染みません。BMWを所有するのならぜひガソリンの素晴らしいフィーリングを味わってもらいたいです。また、そうしなければお金の無駄遣いです。

質問者からのお礼コメント

詳細かつ説得力のあるご説明をありがとうございました！

Answer 2

ディーゼルはやっぱ燃費と税金安くなりますからね。それがメリットです。
ディーゼル仕様はその分値段も張るからトータルではと言われたらそれまでですが。
あとやっぱりちょっとうるさい感じはします。25年前の車と比べたら相当変わってますから、あんなうるささや振動はないですが｢今のガソリン車｣かつ｢BMWクラス｣と考慮するなら｢ややうるさい｣とは思います。

Answer 3

BMWは ディーゼルだろうがガソリンエンジンだろうが なかなか喧しい。
今 乗用車で静かなディーゼルはマツダが世界一だろう。
次にメルセデスとアウディが同程度 この二社も マツダより煩いが
社内へは遮音が行き届き マツダより静かな気もするが 窓を開ければマツダよりやかましい。BMWは静かさ に関しては まったくプレミアムブランドを名乗れない。その程度には煩いですよ。BMWを選ぶ人は そこには目をつぶる。
アウディにはクワトロと言う世界一の四駆が有ります。ディーゼルのエンジンも
BMWには負けません 静かさは圧倒的にアウディです。価格はほとんど同じになりますが Q3のクアトロと言う選択も有ります。

Answer 4

現行X1を身内が乗っています。

BMWはディーゼルは振動と騒音がなかなかですよ。

身内はガソリン車X1を所有していますが、
ガソリン車が静かかというと正直、静かではありません。