ランエボのミスファイアリングシステムはエボⅢからの搭載ですよね？ Ⅲ〜Ⅹまでずっと載ってたんですか？

Answer 1

2次エア吸入システムですね。搭載はされていましたが市販車では機能はキャンセルされていました。
これはWRC他、モータースポーツでは「市販車に搭載されてないものを新たに搭載してレースしちゃダメ」という決まりがある場合があって、それに適合するために「市販車に載せてますよ、いいですよね」という言い訳のためです。

それだけランエボやセリカ、インプレッサWRXが本気だった証拠ですね。
公道での運用では全く意味がない、無駄そのものの装備ですし、車検に通らないので機能を切ってるんです。
このシステムを使える状態にしていたら、輸送車などで搬送してレース場の敷地に入ってからでないとエンジン掛けちゃいけませんし、ナンバーつけてたら「違法改造」か「標章の偽造」か、いずれにしろただでは済みません。

機構としては、タービン手前のエキマニにインジェクタを取り付けて、エキマニの熱で燃焼が起こして強引にタービンを回す、というもの。
実際には一部の気筒の点火をカットしてエキマニ内に押し込んだぶんの混合気を点火するなどの制御がされているので、ただガソリンを撒けばいいというものでもなく、結構複雑なシステムですね。