メルセデス・ベンツ SLK のみんなの質問

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ベンツのSLK230(R170)に付いているMTモード付き5ATとアウディTTクーペ(8N)に付いているMTモード付き6ATとはどこがどう違うのでしょうか?機械的な違いと感覚的な違いを教えていただけないでしょうか?

あまり、記憶にありませんが以前SLK(R170)に乗った時のMTモードの印象は、ごく普通の国産トルコンAT車の”D"ポジションの下の”2”、”L”の役割となんら変わらないなぁ~単にそれが5つあるだけで、速度を落とせば自動でシフトダウンもするし・・・単にギアの上限を決めてるだけ?という感じで、スポーティーなどとはかけらも感じられませんでした。
アウディTTクーペ(8N)はポルシェのボクスターと同一システムだと聞きましたが、やはりSLKと同じ感じでしょうか?
因みに、フェラーリで採用されているF1システムはどんなものなんでしょうか?ご存知の方は併せてお願いいたします。
最近、旧車のMTモード付ATに興味が出てどれが一番MTライクなのか?と興味は尽きません・・・
よろしくお願いいたします。

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ベストアンサーに選ばれた回答

違うブランドの車なので、それぞれのATは構造も味付けも当然同じではありませんが、構造的分類からすれば、いわゆる「トルコンAT」と呼ばれる分類のもので、大きな違いはありません。つまり数十年前からある遊星ギアを使ったギアボックスにトルクコンバータを連結したもので、その変速を「+」「ー」で1速ずつできるようにしたものです。

この時代のフェラーリのF1は、MTとクラッチを電子制御して自動変速していたものでしたが、現在はデュアルクラッチ式トランスミッション(一般的にはDCTと総称することが多い)になっています。この方式は既に各社から出ていて実績のある方式です。旧F1システムよりも変速が速く、よりよい加速性能に貢献しています。

しかし従来の遊星ギアを使ったトルコン式ATも、変速の速さはどんどん上がってきており、ロックアップ制御も飛躍的に向上し、いまやDCTと遜色ないくらいになっています。逆にDCTはクラッチを従来のMTに近い方式のものを使用していますので、低速時の制御が運転者の感性に合わずギクシャクするように感じることがあります。例えば後ろに向かって坂になっている駐車場などでは、MTであれば自分でクラッチを操作している以上、車の動きは自分の脳ミソで満足と妥協をコントロールできますが、機械が制御するとなると不満は大きくなります。

MTライクというのがどういったことなのかよくわかりませんが、MTのようにクラッチが存在し、それを自動制御しているのがDCTですが、それをMTライクと言えるのかどうか微妙だと思います。私は最近の非常によくできたメルセデスのトルコン式7ATや、BMWのトルコン式8ATの方が、MT乗りにもずっと受け入れられやすいと思います。

フェラーリの旧F1や、アウディの旧Sトロニックのような、いわゆるメカ的にはMTそのもので、制御だけ自動という2ペダルMTは、一時期の量産車に搭載されていましたが、いまはほとんど姿を消してしまいました。変速に少々時間がかかりますので、加速時に少し違和感をおぼえます。人間が操作していれば脳ミソでそれを許容するのですが、機械が操作するとこんなに時間がかかり、気持ち悪いのかと驚くでしょう。それもその後、制御を上手く行うようになり、だいぶ解消されてきたのですが、そのころにはDCTに置き換わっていく流れになっていましたので、実に短命でした。

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