メルセデス・ベンツ EQC 「複数所有かつ自宅に普通充電器が設置できる環境なら選ぶ価値あり」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

山本 シンヤ
山本 シンヤ(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
4
走行性能
5
乗り心地
4
積載性
3
燃費
3
価格
4

複数所有かつ自宅に普通充電器が設置できる環境なら選ぶ価値あり

2022.2.12

年式
2019年7月〜モデル
総評
現時点でBEVに必要な物は全て揃っているものの、ファーストカーにしてはちょっと足りない、セカンドカーにしては欲張り過ぎ……な感も。ただ、複数所有かつ自宅に普通充電器が設置できる環境なら、選ぶ価値はあると思う。
満足している点
AMG GT R並みの加速性能を。SUVでいとも簡単に実現できてしまう事。
不満な点
SUVにしては低すぎる最低地上高。
デザイン

4

GLCに似ているが、専用のフロントマスククーペライクな滑らかなフォルムと艶やかな面構成などにより近未来のクルマである事をアピール。インテリアも専用仕立てで、インパネ周りは運転席周辺部のみえぐられた形状。2つの液晶パネルと最新のメルセデスでは珍しいオーソドックスな空調グリルの組み合わせで先進性をアピールしている。
走行性能

5

前後に搭載したモーターのシステム出力は408ps/765Nm。0→100km/h加速は5.1秒だが、アクセルを踏んだ瞬間からマックスパワーなので感覚的にはそれ以上だ。フットワークは2520kgの超重量級だが、それを感じさせない身軽な動き。ただ、僅かだが操舵応答性の悪さが連続性のあるハンドリングをスポイルしてしまっている。
乗り心地

4

しなやかな足の動きとアタリの優しい乗り心地は、SUVである事はもちろん、21インチタイヤを履いている事を忘れるくらいのレベルだ。
積載性

3

フロントシートはGLCと変わらず、セカンドシートは足元こそ余裕があるものの、GLCよりポイントが高めかつEQAよりもかさ上げされたフロアの影響により、頭上方向とっ着座姿勢は今ひとつ……。ラゲッジはGLCとほぼ同等で、ボディサイズを活かし十分以上のスペースが備えられている。
燃費

3

バッテリー容量は80kWhで航続距離はWLTCモードで400km。EQA同様に普通に使う限り300kmは走れるが、山道が多いと一気に落ちる。バッテリー容量は多いが、使い切ってしまうと充電時間は長くなるので、長距離を走る際は余裕男持った行程を。
価格

4

デビュー当初は1080万円だったが、現在は装備設定の見直しにより895万円に引き下げられている。パッと見は高く感じるかもしれないが、バッテリー容量を考えれば妥当な値段だと思う。
山本 シンヤ
山本 シンヤ
自動車ジャーナリスト
自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるべく「自動車研究家」として活動を行なう。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員ワールド・カー・アワード選考委員
メルセデス・ベンツ EQC 新型・現行モデル

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