メルセデスがゼロから開発した本気の電気自動車「EQS」の完成度は…静けさだけでも買う価値あるかも!?
2021/08/11 11:55 carview! 文:木村 好宏/写真:ダイムラーAG 84
2021/08/11 11:55 carview! 文:木村 好宏/写真:ダイムラーAG 84
4月に行われたメルセデス・ベンツの最新EVモデル「EQS」発表会で社長のオーラ・ケレニウスは「EQS」は今後のEVの進化方向性を決定づけるモデルであると宣言した。確かにEQSはこれまでメルセデス・ベンツが市場に送り込んできた「EQC」、「EQV」、「EQA」、「EQB」が既存のエンジン車用プラットフォームをコンバートしたものを採用したのとは違って、初の本格的なEV専用プラットフォームの「EVA(エレクトリックビークルアーキテクチャー)」をベースにしている。
このおかげで独自のデザインや最新の高密度バッテリーの採用が可能になり、現時点で他メーカーは到達できない780kmの航続距離を実現している。このEVリフトバック・スタイルを持った高級セダンは内燃機関を搭載した「Sクラス」に代わる、ゼロエミッションカーを求めるユーザーを狙っている。
つまり、EQSのライバルはこれまでに登場した「テスラ モデルS」や「ポルシェ タイカン」ではなく、今後登場するアウディの「グランド・スフィア」や「BMW i7」のようなドイツのハイエンドEVサルーンなのだ。
スイスの試乗会に現れたEQSは、これまでの内燃エンジンを搭載したメルセデス・ベンツの伝統的なデザインと大きく異なっている。もっとも大きな変化はキャビンフォワード、すなわちボンネットの短いプロポーションで、ブラックのパネル風グリルの両側には新型Sクラスにも採用された130万個のマイクロミラーで130万画素の配光制御を実現するLEDヘッドライトが備わる。
屋外で初めて見るEQSはモノカラーのボディのためか、意外におとなしく、周囲の景色に溶け込んでいた。デザイン上のもっとも大きな特徴は同社として初のクラムシェル(貝殻のような)ボンネットで、空力特性の向上を考えて固定され、特殊工具でなければ開けることはできない。中には車内空気清浄用の巨大なフィルターなどが入っている。ウィンドウォッシャー液はドライバーサイドのパネルにある注入口から補充するのだ。
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