メルセデス・ベンツ Cクラス セダン 「C200(206型)試乗～3年後が楽しみだ～」のユーザーレビュー

C200(206型)試乗～3年後が楽しみだ～

2021.12.4

総評

・最新のCクラスはどこまで進化したのか。205型で、もはや完璧と感じた乗り味はどのように変わったのか確かめたく試乗した。
　最新の安全デバイスやタッチパネルは、まごつくことなく操作できた一方で、乗り味はまた振り出しに戻った印象。なお一層の洗練が必要と感じた。
　きっと3年後（2025年モデル？）には、先代中後期のあの良きフィーリングが甦ってくると予想し、★３つとしたい。
　最新式が最良とは言えない。例によって例のごとく、本当に乗ってみないと車との相性は分からない。

満足している点

・最新のメルセデス流儀でまとめられたインテリアとエクステリア。特にインパネの質感高し。
・交差点に停車するとフロントカメラからの高彩度画像が表示されるなど、最新の安全デバイスが満載。
・ボンネットに立つ峰の部分が、昔あったスリーポインテッドスターを思わせ、車両感覚をつかみやすい。

不満な点

・パワーシート（タッチ式）の操作がしづらい。スイッチ式と形状は同じだが、反応が悪いように感じた。
・654万円からの価格スタート。エントリーグレードがじきに出るとは思うが、Cクラスも遠くに行ったもんだ。
・先代（205型）の中期・後期に乗った時に感じた、トロトロの脂が乗っている感（≒メルセデス・ライド）がない。数年後に乗るときっと凄く良くなっていると予想。Cクラスの熟成は、またもとに戻った感あり。
・初代（201型＝190E）から、全長が30㎝、全幅が12㎝も大きくなっている。これ以上の拡大は必要なのか。はたまたセダン市場のシュリンクから、EやSに寄せないともはやプラットフォームが存続できないのでは、とあらぬ詮索をしてしまう。

デザイン

4

押し出し感と滑らかさの融合。
未来的過ぎないのがいい。

走行性能

3

メルセデスはバランス重視の車づくりなので、ポルシェのブレーキの様に、突出していい部分というのはない。
ただ残念ながら、先代で感じた、あぁFR車だなと言う操舵感とか、脚が良いなという印象は感じられなかった。

乗り心地

3

これも普通でしたね…

積載性

-

燃費

-

価格

3

2025年モデルのC180？を5年後に買う妄想を立ててみたが、ロードマップ通りならEV化真っ盛り。果たしてどんな未来になっているのだろうか。

故障経験

パワーシート（タッチ式）の反応が悪い。