メルセデス・ベンツ Cクラス セダン 「優れたトータルバランス 今までコンパクトカーや軽自動車ばかり乗り継いで来ましたが、 長距離走行でも疲れず、かつ無暗に煽られたり割り込まれたりしない よ」のユーザーレビュー

優れたトータルバランス 今までコンパクトカーや軽自動車ばかり乗り継いで来ましたが、 長距離走行でも疲れず、かつ無暗に煽られたり割り込まれたりしない よ

2010.10.30

総評

優れたトータルバランス
今までコンパクトカーや軽自動車ばかり乗り継いで来ましたが、
長距離走行でも疲れず、かつ無暗に煽られたり割り込まれたりしない
ような車が欲しくなり、メルセデスのセダンに白羽の矢を
立てました。
Eクラスも検討したのですが、試乗したところ幅員の狭い
住宅街での走行に神経を使ったので、無理をせずCクラスを
選択しました。
グレードの選択理由は、特に飛ばす方でもなく、
また今まで非力な車しか乗った事がないので、
C200のパワーがあれば十分だと思ったからです。
しかし、外観に関してはチョイ悪風に憧れがあったので、
アバンギャルド＋AMGスポーツパッケージを選び、車体色は黒にして
窓に黒のスモークを入れました。
乗ってみての感想は、まず高速走行時の安定性や快適性がさすがに
コンパクトカーなどとは別次元で、疲れ知らずである事に
感動を覚えました。
尚且つ、ファン・トゥ・ドライブな面も併せ持っていて、
長距離の移動が楽しくなります。
もう一つの選択理由、「煽られない、割り込まれない」という点でも、
ほぼ期待通りですね。
もう一台、スマート・フォーツーも所有しているのですが、
あちらの場合は走行車線を走っていても営業のバンなどに
ベタ付けで煽られたり、大型トラックに幅寄せされたりと
相当手荒い扱いを受けますが、Cクラスだと周囲の扱いが全然違い、
ドライブ中のストレスが格段に軽減されるのが嬉しい点です。
多少の欠点はあるものの、総合的に見ればトータルバランスに
優れ、移動の道具としてかなり良く出来ていると
思います。
「メルセデスに乗っている」という自己満足も含め、
かなり満足度は高いです。

満足している点

・アクセルを深く踏み込めば、それなりに速い事。
　一般道でも高速道路でも、絶対的な動力性能は
　十分だと思います。　
・ハンドリングが良い事。
　コーナーでは狙った通りのラインをトレース出来るので、
　山道を安心して飛ばせます。
　スポーツ・モードを選択すれば、ステアリングレシオが
　更にクイックになり、楽しさが倍増します。
・高速走行時の安定性が良い事。
　矢のような直進安定性や路面に吸い付くようなロードホールディングの
　お蔭で、ストレスなく高速道路の長距離移動が出来ます。
　大袈裟に言えば、地平線の彼方まで走って行けそうです。
・Dセグメントにしては取り回しが良い事。
　この車の車体サイズ自体は、コンパクトカーと比べてしまうと
　路地裏や狭い駐車場に適しているとは言い難いのですが、
　そのネガを見切りの良さや非常に良く切れるステアリング、
　バックカメラや前後に備わるソナーなどがカバーしてくれ、
　持て余さずに済むのが嬉しい点です。
・燃費が比較的良い事。
　比較的流れの良い一般道でリッター約10～11キロ、
　高速道路主体で約12キロ走るので、車格を考えれば
　まずまず経済的と言えるのではないでしょうか？
　少なくとも、カタログデータとほぼ同等の数値を
　マークする点は評価出来ると思います。
・オートライトが便利。
　消灯出来ない事をマイナス評価される方も
　いらっしゃいますが、点け忘れ・消し忘れがなくなり、
　何よりライトの点灯が安全性に寄与する事こそあれ
　その逆はないので、個人的にはメリットと感じます。
・それなりにハッタリ・威張りが効く事。
　所謂「小ベンツ」と言えど、スリーポインテッドスターの御威光？
　故かそれなりに気を使ってくれるドライバーが多いので、
　運転中に余り嫌な思いをせずに済む点は、決して小さくない
　メリットです。
　ただし、夜は車種の識別が困難になるためか、軽自動車でも
　煽って来る場合がありますが・・・。

不満な点

・ややゴツゴツする乗り心地。
　AMGパッケージの為か、特に低速時の乗り心地は
　ややゴツゴツした感触があります。
　ただ、ダンピングが良く車体剛性が高いので
　不快感はなく、高速になるほどフラット感が増すので
　それ程気になる訳ではありません。
　しかし、スポーツ・モードを選ぶと、コーナーリング時の
　ロールが抑えられるのと引き換えに、舗装の荒れた路面では
　「タテノリ」状態になるので、こちらは（オジサンには）
　さすがに少々辛いです。
・ブーストを掛けないとトロい事。
　アクセル開度が浅いと思った程加速せず、うっかりすると
　交通の流れに乗り遅れてしまう事さえあります。
　また、最新の直噴ターボと言えど、スロットルレスポンスには
　多少のターボラグを感じます。
　1.5tある車体に小排気量（相対的に）の過給機付エンジンの
　組み合わせは、やはりそれなりにネガな面もありますね。
・操作系がイマイチ使い辛い事。
　ウィンカーとワイパーの操作を同じレバーで行うのは、どうも
　しっくり来ません。
　また、オートクルーズのレバーがウィンカーと同じ左側から
　生えているので、オートクルーズを操作するつもりが
　うっかりパッシングをしてしまうという（余り笑えない）
　操作ミスをしてしまう事があります。
・カーナビの精度がイマイチ。
　案内が気まぐれで変わったり、わざわざ遠回りなルートを
　走らせようとしたり、クネクネした山道を走行中に度々
　「進行方向が逆」だとアナウンスしたりと、お馬鹿さん。
　まあ、一応目的地には付くので役立たずという訳では
　ありませんが・・・。
・メルセデスのヒラエルキーに組み込まれてしまう事。
　スマートに乗っている時は、隣にメルセデスのSクラス・Eクラス等
　が並んでも涼しい顔でいられるのですが、Cクラスに乗っている時は、
　多少なりともコンプレックスを感じてしまうというのが
　偽らざるところです。
　思考回路が、メルセデスのヒラエルキーに組み込まれて
　しまうようです。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験