メルセデス・ベンツ Cクラス セダン 「「知性」を感じるクルマ このセグメントは国産セダンは、今、不毛地帯ですのでほとんど選択肢がありません。 予算的に見あった、BMW320i 、レクサスＩ」のユーザーレビュー

「知性」を感じるクルマ このセグメントは国産セダンは、今、不毛地帯ですのでほとんど選択肢がありません。 予算的に見あった、BMW320i 、レクサスＩ

2010.3.4

総評

「知性」を感じるクルマ
このセグメントは国産セダンは、今、不毛地帯ですのでほとんど選択肢がありません。
予算的に見あった、BMW320i 、レクサスＩＳ２５０との比較検討をしました。
アウディＡ４は、車幅が広すぎること、ＦＦによる取り回しの悪さで比較対象から外しました。
高速走行から家の車庫入れまで、セールス氏に無理を言って、各車の試乗を重ね、
最終的に、Ｃ２００購入に踏み切りました。車としての圧倒的な完成度をに感じたからです。
一時的には、３シリーズの複雑な曲線を描くデザインやハイラインの高級感にあこがれ、ＩＳの直６だけが持つ力強さ、レスポンスの世界に惹かれたりという気持ちはありました。
がしかし、Ｗ２０４の一見、地味そうにみえる造形は、実に合理性に満ちた設計が根底にあり、計算しつくされたデザインであることに気づきました。
たしかに、Ｃ２００は、１８００ＣＣ、四気筒過給器付きという、数字だけ見れば、お世辞にも「高級車」と呼べないエンジンがマウントされています。
しかし、実際、目隠しで予備知識なしで、この車に乗って、その排気量、気筒数が言い当てられる人はどれだけいるでしょう？
私は試乗の時、低速からナチュラルに効きはじめ、高速になるにしたがって力強さを増してくるエンジン、ＳＣの味付けの魔法に見事にだまされました。
３２０iは、高速走行でＮＡ４気筒エンジンの限界を感じました。
ＩＳは６気筒、内装も高級感たっぷり、車格的にはワンクラス上、なのに価格的には同程度ということで魅力はありましたが、運転席の圧迫感や、後部座席に座り、その狭さを実感し、購入をあきらめました。
ただ唯一、デザインの瑕瑾？をあげれば、強すぎるフロントグリルのスリーポインテッドスターでしょうか？（若年層には人気ということですが・・・）
中年オヤジの私には、エレガンスのグリルの方が落ち着いて乗れますので、サービスで交換していただいております。
Ｃクラスは、あの全長でＦＲ駆動、あの室内空間の広さはマジックです。大人４人余裕で旅行できます。ハンドルをめいっぱい切ると、前のタイヤが寝て、狭い路地でも難なく入って行きます。
こういう、まじめな車が、このセグメントを捨ててしまった日本のメーカーに作れるだろうか？と日本人の一人として複雑な思いでいます。

満足している点

①　車の細部から全体に至るまで、すべてに、こうだからこういう風につくったという理由や合理性が貫徹している点をまずあげておきます。
　　車に「知性」があります。　
②　落ち着いたミドルサイズセダンとしての理想型
②　取り回しの良さ
③　十分に広い室内（ＦＲミドルサイズセダンとして）
④　素直でスムーズ、かつ力強いエンジン
⑤　強靱でしなやかな足回り
⑥　「メルセデス・ケア」のサポート

不満な点

車の価値はさておき、税込み５００万円超の車両価格は、一般的な車の相場からすれば、「高い」といわざるを得ないことですか。
ただ、巷間でも噂されていますが、ありえない値引きがありますし、交渉次第ですが、国産高級セダンと価格的にかぶる程度で買えますので、それほど割高感はないと思います。手が届きそうな方は、ぜひがんばってください。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験