メルセデス・ベンツ Cクラス セダン 「購入して1ヶ月、距離にして500km強走行した時点での経験を踏まえての感想です。まずはそのボディ剛性、特にキャビン部分の剛性に驚きました。15年・10」のユーザーレビュー

購入して1ヶ月、距離にして500km強走行した時点での経験を踏まえての感想です。まずはそのボディ剛性、特にキャビン部分の剛性に驚きました。15年・10

2011.1.17

総評

購入して1ヶ月、距離にして500km強走行した時点での経験を踏まえての感想です。まずはそのボディ剛性、特にキャビン部分の剛性に驚きました。15年・10万キロ以上経過したスチール製ボディでこれほどの剛性がまだ残っているならば、新車時点ではまさに鬼剛性だったろうと。
逆にボンネットは、人にぶつかった際の衝撃軽減の為か、ペコペコです。ボンネットを閉める際に指で押すと、ペッコンペッコンしてくれます。勿論、ボンネットマスコットのスリーポインティッドスターも可倒式です。ドアミラーも、ぶつかった時には何だかよく分からない曲がり方・垂れ下がり方をします。
フォーク状のアームがパンタグラフの様に折れ曲がってミラーケースに格納されているようですが、そのアームが伸び切って下にビロ～ンと垂れ下がる、 という感じです。

メルセデスはボディが走るクルマだ、ということを実感しました。また、カーペット類を剥がして溶接の仕方を見た時、車両の下に潜り、足回りの造りこみを見た時は感動しました。ちゃんと見えないところにカネをかけている。基礎設計がしっかりしているので、ブッシュ、タイロッド、ブーツ・パッキン関係、ステアリングダンパー等の消耗品を交換してやれば、限りなく新車時に近いフィーリングに戻ることでしょう。

対して、エンジンは回りません。ハッキリ言って、タルいです。キックダウンしても、あまり変化無し。エンジン音だけ大きくなります。勿論、時間が経過していけばそれなりに速度も上がっていき、高速道路の追い越しには十分な速度まで達しますが、本当にカタログ値(203km/hだったという記憶)まで吹けるのか・・・怪しいです。
また、3000回転を過ぎた辺りから室内へのエンジン音の「こもり」が大きくなってきます。低周波の「ブオ～ン」という感じの音です。

しかし、燃費は良いです。正確に計測していませんが、街乗り10km/L以上はいっていると思います。一度ガソリンを満タン(62L)にすれば、620km以上走る計算。

購入後、色々とW202について調べていますが、「壊れにくい・壊れても修理が比較的安く済むベンツ」であることが定説のようです。この辺も、感覚的に納得です。
純正新品、OEM新品、リビルト、中古と、未だにパーツは多いですし、NSXと比較して大概の部品は安くて、入手容易性もある。もっとも、NSXの部品・修理代が基準になっているのも恐ろしいですが。

NSXの劣化速度を遅らせる為の2台体制、日常の足、妻の買い物の足、冠婚葬祭、その他多目的用として購入した車ですが、十分に満足しています。明らかに日本車とは異なる設計思想に基づいて造られていることをひしひしと感じながらも、日常用途で極端に気を遣うことなく乗れてしまう。まぁ、どうでもいい部分がどうでもいい壊れ方をするのは、ご愛嬌で。

満足している点

・ボディ剛性
・車両の下回りや、フロアカーペット下など、目に見えない部分の造りこみ
・意外と燃費が良い
・車体がコンパクトで、取り回しが楽

不満な点

・エンジンのレスポンスがもっさい
・どうでもよい部分だが、壊れる(電格ミラーなど)

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験