アイルトン・セナの事故死直前の車載カメラを見ました。グリーンフラッグ後の走行から事故の瞬間まででしたが、何というかいつものセナの走りではなかった気がしました。うまく言えないのですが

Question

、地に足がついていないような・・。その後フッと消えるようにカメラが止まり(フェンスに突っ込んだ時)
低速走行からの立ち上がりでタイヤがまだ温まっていなかったからなのか、それとも晩年のセナの老いがあったのか。
皆さまはどう思われますか？

Answer 1

後から見ると私も似たような印象は持ちます。
そして、これには原因があると思います。
まず、セーフティカーが入りスロー走行を強いられた事で、セナのマシンのタイヤは内圧が下がったことで車高も下がりました。
それで車体底面が路面に打ち付けられてます。
事故を起こす一周前のタンブレロ通過時には、大きな火花を散らしてますよね。
車体が路面を擦りながら走っているから安定しませんよね。
コース中盤のS字アクアミネラリではブレーキング時に蛇行しているように見えます。
更に事故の原因といわれるステアリングコラム。
これもグリーンフラッグ後には、目に見えてガタが大きくなり（注視しなければわからないけど）上下、時に前後にすらステアリングが動いてます。

事故後、イタリアで事故調査委員会が開かれてるのですが、その座長が原因はステアリングコラムにあるとしながらも、こう見解を述べてます。
「もし、君が車を運転していて、その車がおかしかったらどうする？」
シートに座りステアリングを握った格好をし、身体を揺さぶりながら彼はこう続けます。
「そう、車を止めるだろ？」

あの時、セナのマシンは既にレースを続けられる状態にはなかった。
しかし、セナは走るのをやめなかった。
スローダウンもせず、あの状態のマシンを傍目からは、なんら異状があるようにも感じさせずにトップを走行し続けた。
そういうことだったのだと思います。

質問者からのお礼コメント

詳しいご回答ありがとうございました。

Answer 2

あの日のセナは前日のローランド・ラッツェンバーガーの死亡事故で精神的に大きなダメージを受けていました。土曜日の夜に恋人のアドリアーナに電話で「明日は走りたくない」と漏らしたほどです。決勝スタート前、グリッド上でマシンに収まったセナの顔は、今にも泣き出しそうな子供のようでした。

あの日のセナの走りが明らかに精彩を欠いていたのはそのせいです。セナの後ろを走っていたシューマッハの車載カメラ映像からもそれは明らかです。

Answer 3

ナーバスになっていたといわれています。
マシンやコースがおかしい、
予選でのラッツェンバーガーの件など。

Answer 4

ハイテク機器が使用禁止なって
マシンバランスが崩れたからだと思います