マツダ MPV 「最高の時間を運んでくれた1台でした」のユーザーレビュー

アサヲ アサヲさん

マツダ MPV

グレード:Sports(AT_3.0) 2002年式

乗車形式:過去所有

評価

4

走行性能
-
乗り心地
-
燃費
-
デザイン
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積載性
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価格
-

最高の時間を運んでくれた1台でした

2018.7.30

総評
ちょうど5年前に簡単にレビューを書きましたが、早いものでMPVを降りて1年経ちました。

LWFWはとにかく新車当時の販売台数が少なく、結局日本国内では1型(いわゆる中期モノ)が6000台くらい、3型(いわゆる後期モノ)が2000台くらいで、しかも私が購入した時点ではLWFWは過小評価を受けていて、それこそ都市伝説(笑)レベルの与太話すら横行していました。
今思えば「この車の真の実力はこんなもんじゃなぇーど…」という反骨精神的なものもあったと思いますが、当初は前車アクセラでやりすぎた反動で大人しく乗るはずでしたが、結局いろいろと手を加えていました。気に入ったと言うより、MPVの魅力にはまり込んだのでしょう。

そのような思いがあり、4年ほど前に「2代目MPVを語る」というコラムを7回に分けて書きましたが、いろいろあってイマイチ締まらない終わり方になってしまいましたが、当レビューを「2代目MPVを語る」の最終回に代えさせて頂きます。
今となってはLW型は初期モノ登場から来年で20年、最終モノでも12年経ち数を減らしたと同時に、購入しても当面のトラブルを避けようと思ったらそれなりの整備が必要になると思います。しかし今のご時世、私のところも含めて(って自分で言うんか 笑)多くのMPVオーナーの、所有するにあたって大変参考になる情報があります。そしてMPV自体が勘所さえ抑えれば、2020年代でも通用するであろう総合力を未だに持つ車です。

MPVはマツダの歴史に残る名車である、と今でも思います。
満足している点
・見切りの良さが幸いして、外寸の割に運転しやすいですね。
・人も荷物もしっかり積める室内の広さ。これで狭いと言う人はさすがに居らんと思います。
・V6ならではの静粛性の高さ・走行性能の高さ。7人乗ってもパワー不足を感じません。
・この大きさ・重さを持つ車としてはかなり良く走ります(※私の個体はリフレッシュのついでにAeroRemix仕様に変更・その他対策済み、足周りは殆どの部品を新品にしました)。それでいて素直な操縦特性・乗り心地で、今でも通用するレベルと思います。
不満な点
・構造上(3列目シートアレンジメント・荷室要件を満たすために、2列目足元直下の右側にスペアタイヤ・左側に燃料タンク)致し方ないが、2列目の床が高い為、お年寄りや小さい子供だと乗り降りが些か大変でした。
・大きさ故に小回りは利きません。
・燃費に関しては…販売時期を考えたら致し方ないですが、まぁこれ以上は言うまい。


・Frドアトリム上部がやたらと劣化する(紫外線の影響かクラックが入る、傷が付きやすくなる)。
・ヘッドランプユニットもやたらと劣化する(曇り・変色・傷)。
・「Marnier」の名が付くスエード調のシート表皮(対象車…中期モノSports V6&I4 4WD、同じく中期モノAeroRemix全て)は、見た目や肌触りはいいんですが表皮の劣化が早いです。
デザイン

-

走行性能

-

エンジンに関しては、プラグが劣化すると6000rpm以降が強引に回してるだけのフィーリングとなりました。プラグ交換後は1速6300rpmでシフトアップ、2速以降はレブリミットの6600rpmまでキッチリ回せます。
MZI V6 AJ-DE(≒フォード Duratec30)はやたらと過小評価を受けてきましたが、マツダを含めた当時のフォードグループの主力エンジンです。完調であれば、10万キロ走っても特に問題はありません。
乗り心地

-

F:ストラット、R:トーションビーム(ラテラルロッド付) という単純な足周りですが、よく熟慮されたモノです。
基本特性は「初期ロールは速めで脚のストロークを多目に確保し、ある程度から先はバンプストッパーを積極的に使う」仕様です。これでも意外と破綻しません。ただし、R周りは重量級の左右関連懸架の宿命か、荒れた路面ではバタつき感がどうしても出ます。

V6 Sports(恐らく、前期モノ限定車フィールドブレイクの17インチ仕様も)に関しては、ノーマルサスに大径タイヤで地上高が15ミリ高く、足周り経年劣化時の走行性能の低下(※50km/hで直進安定性が怪しくなり、高速を走るのが躊躇われる本末転倒状態でした。購入当時は他のLW系と乗り比べる機会が多くあり、私の個体と比べてフィーリングがかなり良かったので正直愕然としましたが、今となってはいい経験です)が顕著に出やすい仕様でもあったようです。
結局AeroRemix仕様(FF-は15ミリ、4WDだと-10ミリ)に換装、その他諸々の対策をした結果、走行性能が大幅に向上しました。欲を言えば、あと5ミリ下げても問題なかったかもしれません。
積載性

-

通常時は3列目シートも荷室として使っていました。
とりあえず出先で何か物を買っても、何も考えずに2列目にも荷物を置いていましたが、積載性については不満はありません。
燃費

-

記憶の限りでは
・市街地(≒通勤)…6km/l弱~7km/l少々
・郊外…8km/l~10km/l弱
・高速使用…10km/l弱~11km/l前後

最低値5.1km/l、最高値11.2km/lでした。
登場時期を考えたらこんなもんでしょう。
価格

-

故障経験
・ISCV故障によるエンジン始動不良
・Frバンク側エキマニ割れ
・ラジエーターの樹脂部崩壊による冷却水滲み→漏れ
・IGコイル故障によるEg回転バラつき(2000rpm以下が頗る悪くなり、結局6本全て交換しました)
・スライドドアとウェザーストリップの張り付き(3日ほど開閉動作をしないと症状が出る。対策品ウェザーストリップに交換)
・ブラックアウトメーター文字部の球切れ。結局メーター球Assy(→ソケットも新品)導入のうえ、片っ端からLEDに換装で解決です。
・オルタネーターが寿命を迎え(幸いにも走行不能にはならず)、リビルド品に交換。
・購入時からシフトフィールが他の個体と比べてずば抜けて悪かった為(P⇔Rが盛大に引っ掛かる。購入時はこんなもんと思ってましたが交換したら大間違いでした)、HOLDモード不作動を機にシフトレバーAssy交換。

・私の個体では問題ありませんでしたが、リアエアコンユニットの配管腐食による冷却水漏れ(右後タイヤハウス部)も数例確認しています。

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