マツダ ファミリア 「若さゆえ・・・ 大学生入学直後の免許取得時、最初の車を探していた際に両親が中古で購入してきた初めての車でした。この型のファミリアは当時狙っていた車のリ」のユーザーレビュー

若さゆえ・・・ 大学生入学直後の免許取得時、最初の車を探していた際に両親が中古で購入してきた初めての車でした。この型のファミリアは当時狙っていた車のリ

2010.10.26

総評

若さゆえ・・・
大学生入学直後の免許取得時、最初の車を探していた際に両親が中古で購入してきた初めての車でした。この型のファミリアは当時狙っていた車のリストの中に入っていたので嬉しかった反面、ペーパードライバーだった姉と共同で使えと言う事でAT車にさせられたので峠やジムカーナ等に使用していた私には物足りなかった面もあり、かなりの葛藤を経験しました。
結局2年ほど使用したものの肝心の姉は運転を嫌がって乗らないまま嫁に行き、我慢ならなくなった私はスターレットターボを購入し、この車はネットオークションにて輸出業者に引き取られていきました。
当時は勢いもあって違う車に乗ってしまいましたが、その後もファミリアのMT車を探せばよかったと後悔する機会が多々あり、今でも物があれば欲しいな・・・と思っています。ファミリアと言う車は刺激的なものはほとんど無いのですが、持つ人をいい気分にリラックスさせてくれ、それでいて適度に所有欲をくすぐる良い車だと思います・・・ただ、若さゆえ当時の私には分からなかったのが悔やまれてなりません。

満足している点

■よく出来たデザイン
フロントは適度にシャープながら厳ついだけでなく愛される表情を持った良いものだと思います。3ドアのデザインのハイライトとも言えるリア周りはやはりキュートで、この後ろ姿を見ているだけで幸せな気分になる事が出来ます。しかも、どちらも適度に纏まっているので前後でちぐはぐなイメージにならないのもよく出来たデザインの証明だと思います。
■しっかりしたボディと楽しいハンドリング
ボディ剛性がしっかりしており、安心して攻めの走りもこなせ、またそれに伴ってハンドリングもキビキビしながらもしっかりとした芯のあるとても楽しいフィーリングに仕上がっていました。
またボディ自体も丈夫で、信号待ち時に前にいたステップワゴンにバックで激突された事がありましたが、相手はハッチが変形して開閉不能になるほどだったのに対し、ファミリアはフロントのナンバープレートがぐしゃぐしゃになったのみで傷1つありませんでした。
■広くてリラックスできる室内と内装
ルーフが高いので4人乗車も楽にこなせ、リアウインドーも開閉するために後席に乗った人からも評判は上々でした。
シートはインタープレーXだったのでGT系のシートと同じでしたがホールド性、疲れ辛さも抜群でデザインもイカしてました。あのデザインでヘッドレストが上下するのもお気に入りで、あのシートが社外品だったら今の車にも使い回したと思います。
インテリアデザインと使いやすさも良かったです。ステアリングのデザインは特によく出来ており、もう少し革の質がよければ言う事無しでした（劣化して硬化していて滑りやすかったので）乗員から分かりやすい位置にありカレンダー機能の付いた時計や、オーディオ下の小物入れも大容量で、センターコンソールボックスが無い分を十分にカバーしていました。
■細かな装備類
先の時計のカレンダー機能やドアロック脇にあるアースボタン（これを押してから降りることで静電気を防止する）等、マツダらしい細かな気の利いた装備があるのも特徴で、使う人の事を考えて作っているな・・・と思わされました。
取扱説明書は全編に渡って漫画になっており、さすがバブルのなせる業だとは思いました。ファミリアをお持ちでまだ説明書を読んだ事の無い方は一度目を通してみる事をお勧めします。

不満な点

■特殊サイズのオーディオ
標準のオーディオは1.5DINと言う中途半端なサイズで当時流行の2DIN一体機は入らず、CDを聞きたくて社外品にした際に高い取り付けキットを買わされるハメになり、しかももう1DIN（当時CDの1DIN機は無く、ヘッドユニット＋CDプレイヤーの2DIN構成にしなければならなかった）を入れるために便利な小物入れを外さないと入れなければならなかったのは不便でした。今日びの2DINのHDDナビ等は無加工では入れられませんのでご注意を。
■電気装備が弱い
純正のオーディオやパワーウインドーはしょっちゅう故障しており、その度ごとに修理が完了するまで使用不能になっていました・・・。当時家にルーチェがありましたがそっちも同じような箇所が度々故障しており、常に修理ばかりの状況にうんざりした両親は以後マツダ車を買おうとはしません。
■細かな部分の煮詰めが甘い
テールランプは何度交換しても水が浸入してウインカーの部分はいつも曇っている状態でした。また、ラッゲジルームランプはラゲッジ内でなくハッチゲートについているために夜間はトランクが真っ暗で、しかも接触が悪くてトランクの鍵穴に鍵を指して思いっきり捻っていないと点灯しませんでした・・・。
■エンジンの特性に合わないAT
AT自体に不満はありませんが、このDOHCエンジンの元気の良さにATはまったくもってミスマッチで、ホールドして回すととすぐにレッドゾーンに当たるためにストレスが溜まりました。AT用にデチューンされたエンジンですが、DOHC車はMTだけで良いと思います。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験