マツダ デミオ 「自分の好きな感覚で運転できる車」のユーザーレビュー

Eclair Eclairさん

マツダ デミオ

グレード:13S(AT_1.3) 2017年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
-
乗り心地
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燃費
-
デザイン
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積載性
-
価格
-

自分の好きな感覚で運転できる車

2019.3.3

総評
良い点・悪い点を総評しても良い点のほうが圧倒的に勝っています。
上げている悪い点も使い方や操作を工夫すればどうとでもできる内容です。

「運転するのを楽しむ車」というカテゴリにあてはまると思いますが、そうなると競合する車も何台か出てきます。
(特にスイフト等はそっちのほうが勝っている気もします。)
逆に「低燃費で移動のために割り切った車」と言われれば「No」と言えます。
実際ワインディングロードをATで走るよりもマニュアルモードでトルクのある回転数で走ったほうがもたつきも少なくなって燃費が良くなることすらあります。

じゃあこの車は何なのかというと「自分で車を運転して出かけることが好き」な人にとっての最適解の車だと思います。
3カ月乗った間で既に10回くらいは往復100km超えの運転をしましたが、「目的地に行くだけで疲れる」なんてことは一度もありませんでした。
あまりに運転姿勢が楽なために、バケットシートの軽自動車の運転をした際には数分で肩が凝ったなんてこともありました。
それくらい「目的地に向けて自分の好きな感覚で運転できる車」と言ったほうが正しい気がします。
満足している点
■デザイン・色が良い。
他のレビューでも散々言われていますが、欧州車テイストなデザインがとてもいいです。
睨み目でも厳つ過ぎず、フロントグリルが大きくても威圧感は無い「ちょうどいい」くらいのデザインに収めていると思えます。
また、マツダのメーカーカラーとなってきてる「ソウルレッドプレミアムメタリック」も車体のなだらかなウェーブラインやカーブと相まって薄暮の頃などには写真の様な味のある一面を見せてくれます。

こんな味のある画は他メーカーのコンパクトカーでもなかなか出せないんじゃないでしょうか。

■燃費の良し悪しは乗り手の使い方次第
片道15km前後を郊外から街へと移動して街中を数キロ移動を数回してから再び郊外へ帰宅というルートで仕事に使っていますが、丁寧に乗れば20km/L前後で1週間を過ごせます。
街乗りしかしない、渋滞地帯が多い乗り方だと14~17km/Lが妥当なラインです。

■運転していても疲れない
運転手中心でデザインされているため、きちんとしたポジションであれば1時間半くらい運転し続けてても疲れにくいです。
(流石にそれくらい座り続けてると尻がゴワゴワしますが)
不満な点
■収納場所が少ない。
これも他オーナーさんでもよく言われている事ですが、物を置く・入れるに関してはとても弱いです。
カップホルダはコマンドパネル後ろ、小物ポケットはさらにその後ろと運転姿勢からのアクセスのし難さは否めません。
後部座席の人に関しての収納は皆無なので社外品で補うほかありません。


■特定の状況だと合流の後方確認がしづらい
Y字路などの30~45度くらいの浅めの角度で合流する際に後方から走ってくる車の確認が難しいです。
サイドミラーでは道路を過ぎようとする車が近くに来ないとみえませんし、ルームミラーだとCピラーで死角になります。
振り返り目視しても大半はCピラーが邪魔になります。
なので曲がる反対側のミラーの角度を変えるなどして対処するしかありません。

■キーレスロックの効果範囲が狭い。
スマートキー信号が車内から無くなると自動でロックしてくれる「キーレスロックシステム」ですが、これの検知範囲が意外と狭いです。
防犯上の理由で考えれば良い事ではあるんですが、仕事の荷物は鞄内のPCを取り出すことも多いので助手席に置くため、助手席のドアを開けようとする時にボンネットに触れる近さでフロントを助手席側に移動するだけでもキーがロックされるのは若干ストレスです。
リアハッチ側から助手席側に回る時はロックされませんが、動線的に遠回りになります。
地味な点ではありますが、ちょっとここだけは使ってて不便さを感じます。
デザイン

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走行性能

-

パワーに関しては車体の軽い軽自動車や排気量の大きいセダン等と信号で同時に発進すると出だしの加速力が緩いなぁと感じる事はあります。
(ここら辺はおそらく6速ATで1~3速までのタイミングが早めなのが原因かもしれません)
ですが30キロを過ぎた頃から本調子になるので開いた差も直ぐに詰められる程度のパワーは有ります。
特に巡航中に減速してからの再加速をする時も、少しアクセルを踏み増ししてやれば直ぐに巡航速度まで持ち直せる力強さは快適さの一つです。

トルクに関しては、ディーゼルに乗ったことがない為比較はできませんが
例えば6速巡航中に5m程の土手を登って橋を超える位の坂であれば、ほんの少しアクセルを踏み増しするか、パドルシフトで5速に落としておくだけで減速を抑えて登り切れることが殆どです。
100m位ある長い橋の登り坂だったり、ワインディングロードの長距離勾配になってくると4速に落としてアクセルを踏み増さないと途中から減速してしまう位でしょうか。
AT車の場合はセレクトレバーの下に「Sports Mode」のセレクタがあるので急な坂に差し掛かる瞬間にこれをONにすることで3速程まで落としてくれます。
大体60km/hでONにすると3速2500回転前後で減速することなく登ることができます。むしろアクセルが少し踏まれていれば登り勾配で加速していくことのほうが殆どです。

ハンドルの操作性はタイヤなどにも依存するため一概に言い切れませんが
純正のタイヤ(横浜タイヤのBlueEarth-A)で3カ月乗り続けた限りでは直進性・ハンドリングの応答性に不満を感じる事はありませんでした。
ただ、ノーズが長く、ホイールベースも普通のコンパクトや軽自動車と比べると長めなので旋回性においては狭い道などで動きにくさを感じることがたまにあります。
乗り心地

-

乗り心地は路面の状態がわかる程度には硬めなセッティングだと思います。
数センチ盛り上がったマンホール等を踏むと”ガクン”と突き上げ感は伝わってきます。

静粛性についてはロードノイズも路面状態の聞き分けができる程度には入ってきます。
普段音楽を流して乗っていますが、ロードノイズの方がうるさい等という事はまったくありません。
エンジン音も2~3000回転くらい回してやっと「回ってる」とわかる位で普段の巡航(1200~1500回転)する時や停止してのアイドリングでエンジン音は空調音のほうが耳に入るくらいなんてこともあります。

この静粛性を体感した後に軽自動車に乗ってみると「この車大丈夫?こんな音してたっけ?」と思うくらいには大きい音がしてたんだという事がよくわかります。
積載性

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他のオーナーの言われているほど積載性が悪いという意見がよくわかりません。
一体何を載せようとしてるのでしょうか?

「5人フルで乗車して全員がトランクケースを持ち運ぶ」
というのであればその通りではありますが、そんな使い方を常用するのであれば、まず車の選択候補が間違っています。

「4人で小荷物持ってドライブ」だとか「2人で遠くへ旅行に行く」という用途であればまず積載性に問題なんてないと思います。

少なくとも4人分の釣り道具(竿4本・クーラーボックス・ツールボックス・バケツ等)を載せて4人で釣りに出掛けた時も「載せきれない」等という事はありませんでした。
むしろ、コンビニで買った飲み物や食べ物やらをどこに置くかのほうが問題でした。
(これは積載性ではなく収納能力の問題です。)

後部座席が狭い、と言った意見についても、この車はコンパクトカーでは狭い方に入ると思います。が、それよりも運転席・助手席がきちんとしたポジションで座席を前にスライドしておけばこの問題もある程度改善できると思います。
燃費

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都市部の場合、急加速・ノロノロ運転・頻繁な停止を繰り返すと14~16km/L位になります。
ですが「巡航速度まで加速」、「巡航」、「減速してきちんと停止」ができるなら意外と18~20km/Lを出すこともできます。

郊外・山道で信号が殆どない道を30分程、50km/h平均で走ったとしておよそ18~22km/Lはいきます。

基本的にどの場所でも
「巡航速度まで一気に加速」
「巡航速度をキープして必要があれば減速・再加速」
「止まる時は素直に減速し、低速で距離など詰めずに停止する。」
という運転を心掛けるだけで燃費は良くなりました。
ですから周りに影響されるような都市部の場合はこの運転がやりにくい為に燃費が悪くなってしまいます。
価格

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故障経験
今のところコレと言った故障は起きていません。

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