マツダ CX-5 「都市型SUVからの脱却」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

栗原 祥光
栗原 祥光(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
4
走行性能
3
乗り心地
4
積載性
4
燃費
4
価格
5

都市型SUVからの脱却

2022.8.16

年式
2017年2月〜モデル
総評
ネガティブな印象を抱くことがない1台。フィールドジャーニー仕様は、CX-5に新しい価値を与えて、ラインアップ全体の魅力度を大幅にアップさせた。タイヤが1輪浮くような状況でも確実に走行できるようになったので、悪路でも安心して挑める。
満足している点
マツダの最量販車ということもあり、完成度の高さが光る。今までのマツダにはなかったアウトドアテイストも魅力的だ。
不満な点
特にない。
デザイン

4

2021年に追加されたフィールド・ジャーニー仕様では、エクステリアにシルバー塗装のフロント&リアバンパーガーニッシュやサイドガーニッシュを用いて、アウトドアテイストをアップ。インテリアにも蛍光イエローを差し色に使うなど、他にはないデザインとしている。
走行性能

3

フィールドジャーニー仕様ではMi-Driveにオフロードモードを追加。ディーゼルエンジンの太いトルクと相まって、走破性が大幅にアップしている。マツダのSUVというと、どこか都市型のイメージを抱きがちだが、フィールドでも活躍できる力強さ、頼もしさが魅力だ。
乗り心地

4

ディーゼルエンジンモデルとは思えない高い静粛性に驚く。足回りはSUVとしてはやや硬質さを感じなくもないが、縦の振動に対しての横揺れが少ないようで、しっかり感として好印象を抱かせる。
積載性

4

ミドルサイズのSUVらしくゴルフバックは4個収納可能。使い勝手は標準的だが、完全フルフラットになるのは◎。
燃費

4

ディーゼルエンジンモデルの街乗りメインでリッター14kmといったところ。ただマツダのクリーンディーゼルはアドブルー(尿素)の必要がないので、ランニングコストは安く済む。また各社ディーゼルエンジンの中で、マツダのクリーンディーゼルは音も振動も静かだ。
価格

5

XDフィールドジャーニーで365万2000円。オプションはそれほど必要はないので、乗り出し価格は400万円といったところだろうか。コスパはかなり高い。
栗原 祥光
栗原 祥光
自動車ジャーナリスト
東京都出身。中央大学理工学部卒業後、電気回路エンジニアへ。30歳を前にオーディオ専門誌とタウン情報誌、同Webサイトの編集者へと転身。現在はフリーのカメラマンとライターとして、年間100台近い自動車・バイク取材のほか、モータースポーツや各種イベントの取材を精力的に行っている。好きなクルマはライトウェイトスポーツと大型SUV。
マツダ CX-5 新型・現行モデル

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