マツダ CX-3 「基本設計の古さが気になるが一通りの装備が充実している特別仕様車」のユーザーレビュー

基本設計の古さが気になるが一通りの装備が充実している特別仕様車

2021.10.25

総評

2015年発売でチョイチョイ小変更を重ねブラッシュアップし2021/09にも小変更したが6年経過した車両の為、試乗車の配備が少なく今回試乗したのも2020/10以降モデルだったのでディスプレイオーディオも7インチ仕様の古いタイプだった
まだしばらくフルモデルチェンジの予定もないようで車両自体は熟成の域に達し不具合は少ないように思えるが、基本設計の古さが気になる

基本設計の古さの割に、特別仕様車ということでアドバンストSCBS、SBS、ライバル車ではMOP扱いが多い360°モニター、BSM、RCTA、ヘッドアップディスプレイ等の標準化、全車速追従式クルーズコントロールやブレーキホールドも標準装備で安全装備が今時代のライバル車と遜色なく充実している

全体的に動力性能もあり最近出たライバル車ともまだ互角に戦えるポテンシャルはあるように思える

ムスコが運転した後にドライバー交代で自分が運転
主購入目的のムスコは白シートがあまりお気に召さなかったようだが、全体的には気に入ったようで購入検討リスト入りしたようだ

満足している点

・デザイン
・ソウルレッドクリスタルメタリックの美しさ
・内装の質感
・特別仕様車ということで安全装備が充実
・3段階シートヒーター、ステアリングヒーターが標準装備

不満な点

・基本設計の古さ
・DOPの金額が全般的に高め
・ミッションがCVTではなく6速AT
・ラゲッジが他社同クラスと比べ小さく感じる
・リヤシートとフロントシート背もたれのと膝のスペースがライバル車と比べ狭そう
・DOPのオールウェザーマットが寒冷地を考慮しているようだが今時縁高タイプではなく単なるゴムマット

デザイン

4

個人的には最近のマツダ車のデザインはちょっと日本車離れしていて良いと思うが、フロントマスクはもうちょっとどうにかならないのだろうか(他CXシリーズと区別がつきずらいコピペ顔面)
ソウルレッドクリスタルメタリックは他メーカーには真似できない美しさ

内装は特別仕様車ということで白ベースの合皮のシートにインパネの下側にベージュのアクセント、明るめの内装配色で開放感があり、全体的に内装の質感はあまりプラスチック感を感じさせずライバル車と比べ質感は高く感じた
合皮の白シートはお洒落な反面、汚れが目立ちそうで善し悪し

走行性能

4

ライバル車のヤリスクロス Z_4WDのように上まで回しても唸ることなく、エンジン音は大きくなるがパワーモードを使わなくてもエンジン音に見合う加速感が得られる
ミッションは今時代CVTではなく6速ATだが変速ショックはほとんど感じられずエンジンとの協調性はよさそうだ

同じ1.5リッターのヤリスクロス Z_4WDよりも動力性能は高く感じられ、パワーモードを使用すると追い越し加速、峠道、高速道路でも必要十分な力はあるように感じられた

乗り心地

3

フロントはマクファーソンでリヤはトーションビームに16インチの組み合わせだったが、変にゴツゴツするようなこともなく柔らかすぎず固すぎず、試乗程度ではなかなか良さそうな足廻りと感じた

ステアリングの反応は比較的クイックな感じで個人的には好印象だった

積載性

2

ヤリスクロス Z_4WD、それよりも下のクラスのライズ Z_4WDよりもバックドアストライカの位置が高く間口が狭くラゲッジは小さく感じられた

リヤシートを倒せばほぼフルフラットになるようなので、しばらくは1人で使うことが多いムスコが使用する分には問題ないように思える

燃費

-

価格

2

ライバル車のヤリスクロス Z_4WDとザックリ値引き総額がほぼ同じ金額

2021/09に小変更ありその直後の価格といえど、2015年発売の車両のザックリ値引き額がこの程度かというレベルの渋さ
もうちょっと詰めればもう少し値引き出来そうだが、経過年数の割に大幅な値引き額を引き出すのは難しそう

故障経験