マツダ CX-3 「ワインディングが最高に楽しくて、ポジション的に最高に中途半端（オールマイティ）なコンパクトマツダ車（イイ意味ですよ！）」のユーザーレビュー

ワインディングが最高に楽しくて、ポジション的に最高に中途半端（オールマイティ）なコンパクトマツダ車（イイ意味ですよ！）

2021.1.1

総評

総合的に満足。というか距離を重ねるとますます気に入ってきた。なんせこのサイズでこの設計要件でこれほどレベルの高いデザインはあり得ないくらい素晴らしい。内装はデミオとの共通パーツがあるが、アームレストなど満足できる仕様を実現している。
ただ、2Lの四駆なので仕方がないが、低温時は出足が穏やか。気温10℃以下でシフトが低ギアで引っ張る傾向が強いので、耳障りなエンジン音が気に障る。特に2000回転から3000回転のエンジン音が気持ち良くない。
15℃程度で気にならなくなって、しっとり感が出てくる。
20度以上でエンジン駆動系の抵抗感が取れて、吹き上がりも良好。そうなると滑らかさが超気持ち良い。
コーナリング性能と小回り性能、視点の程よい高さのお陰で街乗り車としては非常に優秀。トヨタダイハツスズキホンダの生活感強めのコンパクトカーを敬遠する方には特にオススメ。

登場から時間が経ってますが、最新のコンパクトカーにも全然負けてないし、むしろ勝っている部分も多い（オルガンペダルとか、装備レベルとか、ステアリングの滑らかさとか…）
ただ、cx-30 やMx-30が登場した今となっては、1.5Lが主力かも。上級グレードを選ぶ時は価格的にCX30と被ってくるので、コンパクトサイズが選択のポイントでしょうか。人馬一体感はやはり小さな車が有利。そうゆう意味で2Lガソリンは今となっては最高に中途半端なポジションですが、最高の街乗りカーかと。非常に気に入ってます。

満足している点

内外装の質感の異常なまでの高さと装備レベルの高さ。扱いやすいボディサイズ。車高が高めの割にはカーブのロールが少なくワインディングが望外に楽しいところ。走行性能のバランスは熟成の域、やや硬めだが、スッキリした乗り味と、ロールが極小でハンドリングが凄くいい。見た目と違って回頭性がすごく良いので、意のままに曲がる。静粛性も高い。バランスはすごく高い。
→走行15000キロ時点追記。足まわりは当たりがついて、初期の突っ張った硬さがとれた。柔らかくは無いが突き上げというほどのものはなく、角の取れたスッキリした乗り心地に変化。

不満な点

冬季の内装からのビビり音。2リッターのガソリンエンジンのショボいエンジン音。笑っちゃうホーン音。追従クルコンの制御がイマイチスムースさに欠ける場合もある。

デザイン

5

どの角度からも破綻のないデザイン。第六世代のピーク。

走行性能

4

全く嫌なところがない。真っ直ぐ、高速、高速コーナー、ワインディング、全てにおいてシャキッとしてる。
動力性能は問題なし。

乗り心地

5

細かい振動は捉えるけど、10000キロ超えたら当たりがついて、、しっとりしてくる。
新車時は硬めに感じるから、みんな騙されてるぞ。

積載性

3

正直ライバルに比べると積載量は少ないが、トランクの2段底はとても使いやすい。

燃費

3

燃費はガソリン2リッターなので、11.5〜14くらい。

価格

4

値引きも頑張るので、静粛性やハンドリングなど見えない価値を考えると高くないでしょう。

故障経験

内装ビビり音。解決。