今あなたが所持している、または納車予定の”あなたのこだわりの車”についての自慢話、ロマンのある話、自分にはどんな夢があってどんな思いで努力してその車を買ったかなどの話を教えてください。

Question

車種などは問いません。まだ自分は車を買える年齢では無いので、そういう話を聞いているととてもワクワクしてくるのです。どうかよろしくお願いします。

Answer 1

こだわりですか？
10台保有していますので、いろいろあります。
個人輸入して、徹夜で整備したロータスエスプリ。
ショーウインド越しに、毎晩口説いたフェラーリ。
結婚指輪の代わりに嫁さんに買った、ロータスエリーゼ。

最初に買った車、赤いクーペでした。
すすけたボディカラー。
金の無い若者でしたので、それでも必死でした。
免許とってすぐの購入したので、練習用。
2年乗ったら、新車のプレリュードにスイッチするつもりでした。
1年ほど乗ったとき、大晦日に自宅の前で当て逃げされました。
正月は、工場はどこも開いてなくて、傷ついた愛車を見て、
もんもんとした気分ですごしました。
悔しくてしょうがなかった・・・
でも、犯人は分からず、どうにもなりません。
そうやって考え込んでいると、あることに気が付きました。
練習用に買った、このクルマ、こんなに好きになっていたのだと・・・
そうか・・・そうなんだ。
だったら、このクルマ、乗りかえるなんて無しだ！一生手放さない。
ごめんよ、お前のこと、粗末にしてしまった・・・
でも、ここからは、ずっと一緒だから・・・
その決意を話しても、安いクルマでしたので、散々バカにされましたが、
決意はゆらぎませんでした。
あれから、あっという間に時が過ぎ、32年経ちました。
若者だった私も、もはや初老のおっさんです。
車庫には、ワンオフのフェラーリ、特注のエリーゼなど並んでいますが、
ナンバーワンは、最初に買った赤いクーペです。
このクルマのノーズには、10円パンチのキズがあります。
初代オーナーのときにつけられたキズのようですが、今でも残してあります。
何故？このキズを直さないの？とよく聞かれます。
初代オーナーがこのクルマをみかけたときに、自分の車だと分かるように、
唯一の識別として残してあると説明しています。

年末に整備に出したら、ディーラーが展示したいので、貸し出ししてくれませんか？と頼んできたので、現在出張中です。
AE86型スプリンタートレノ、私の原点で、今も、もっとも大切な相棒です。
他の車達には、ナイショ（笑）

質問者からのお礼コメント

素敵な話ありがとうございました。

Answer 2

重い話でも良ければ。

以前乗っていたホンダヴェゼルハイブリッドは、あるきっかけで乗り換えました。

その前は同社のフィットハイブリッドでした。
主に母が乗っており、僕自身は通勤も電車でしたので車は必要なく、趣味のバイクがあったので車は必要とは思っていませんでした。

2回目の車検を前に、母が突然車の乗り換えを検討していると言い出しました。
当時は高齢者による事故の報道も多く、今で言うところの衝突軽減ブレーキなどの安全支援システムは非搭載でした。
今後のこともあり、何かの保険に、と安全支援システムの搭載している車に乗り換えたい、とのことでした。
年齢もあり、本人が車を買い換えるのは最後だと言っていたり、また、乗り換えをするどころか、乗り潰すようなくらい長く同じ車を乗り継いできた過去があったことから、珍しいこともあるなぁと思いつつ、母の意見を最大限尊重しました。

グレードはハイブリッドのRS
普段は白などを選ぶのに、赤色のメタリック
ナンバーはオリンピックナンバーで番号も母の希望を通しました。


納車の前日。
母と軽い親子喧嘩をしていて、結局仲直りしないまま、僕が一人でホンダへ向かい納車してもらいました。

そして、その2日後。
母は亡くなりました。
自殺でした。
自分で選んだ車を最後まで乗ることなく、遺骨になってからはじめて乗りました。


その後、その車は母の身代わりのように思いつつ乗っていましたが、やはり乗っているうちに経年劣化もあれば傷もつきます。仕方のないことです。
ただ、それがぼくには辛かった。
そして、事故でもしようものなら…と思うと目も当てられません。


思い切って、初回車検の前に乗り換えることにしました。

今はマツダ3に乗っています。
母が車にずっと載せていた小物の一つを今も車内に載せています。

正直、僕のキャラクターとは合わない部分もあるその小物ですが、最後までしょうもない意地を張った。
親子喧嘩の途中で謝ることすら許されない。
自分自身への戒め？みたいなものなのでしょうか。

オリンピックナンバーは車を売却後、帰ってくるので、記念といつのはおかしいですが、母の仏壇においています