どうしてLFAはガルドアじゃないんでしょう。 スーパーカーならなんといってもガルウイングドアですよねェ。

Question

先日AMGのガルウイング車（ナナメじゃなくて正真のガルウイング）
を見ましたが圧倒される迫力でした。
そのクルマをネットで見たら3600万円するらしい。
車内はソファーを敷き詰めたようなシートで埋まっていて
空間は今の軽四よりもせまい感じでした。
ああいう迫力はやはり日本人にはできないデザインですか。

Answer 1

ガルウイングだと事故を起こしてドアをあける事ができない場合が多いからです。

Answer 2

かつてガルウィングにしたのには、機能的な意味があるのです。

昔のスーパーカーがポップアップドアになるのは、スポーツカーとしての必要なボディ剛性が確保出来なかったため、サイドシルを太くしてボディ剛性を強化したためです。

ドア開口部というのは、一番ボディ剛性を落とす部分です。このため、ドア開口部の回りに太い鋼管を入れると、サイドシルが横に広くそして高くなってしまう、そうなると昇降性が犠牲となるのです。

これで、通常の横開きドアでは頭がつかえてしまうことから、上方跳ね上げ式のドアが採用されるものです。

つまりは、最近では素材の進化とコンピューターの進歩により、十分なボディ強度を確保出来ることから、ポップアップドアの必要性が皆無なのですよ。わざわざ跳ね上げ式にするのは、目立ちたい以外のナニモノでもありません。

SLSは、300SLをオマージュしたことからガルウィングを継承しただけであり、本気でスーパーカーとして設計したAMG GT（SLSのシャーシを流用）では採用していません。ランボも最上級のアヴェンタドールはポップアップですが、ガヤルドやウラカンでは採用していません。

それで十分だからです。だからLFAも、デメリットを考えれば、ポップアップドアを採用する必要性が無かっただけ。