● ハイオク仕様車にレギュラーを入れたら燃費が悪くなるは思い込み！？？？

Question

Ｅ５１ ハイオク仕様車にレギュラーを入れたら燃費が良くなりました。サイト検索してもハイオク仕様車にレギュラーを入れたら燃費が良いという結果になっています。

ハイオクはパワーが有って燃費が良い！・・・と言うのは迷信、思い込み、噂？

ハイオク＝燃焼し難い燃料で高圧縮が掛けられるので、そこから得られる爆発力は車にとって高出力が得られると考えられていますが、点火時期がレギュラーは早くなるので（ノックセンサーによる点火時期自動調整）回転が小回りになり燃費が良くなるのでしょうか？ 理屈が分かりません。



机上論でレギュラーを入れると不安定な爆発が起こりエンジンブロックに打撃を与えてしまうのでエンジンに良くないと言われますがそんな感じでエンジンが潰れる物でしょうか？

Answer 1

●ハイオク仕様車にレギュラーガソリン使用時の燃費は？
ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを使用し，負荷の高い運転条件を走ると，ノッキングの頻度が増えます。ノックセンサでノッキング頻度が高いことを検出すると，点火時期を遅らせます（＝リタード制御）。そしてノックが発生しなくなると，また点火時期を進め，これを繰り返し最適な点火時期にします（＝ステップ・リタード制御）。

●ノッキングが発生する条件は？
・高負荷条件
・高負荷条件が継続的 … 燃焼室内温度が高くなると、ノックしやすい
・エンジン冷却が不十分 … 燃焼室壁面温度が高いとノックしやすい
・エンジン内部にデポジット（炭素塊）がある … ホットスポット（発火源）になる
・燃料が壁面に付着しやすい … ホットスポットに燃料噴霧が行くとホットスポットに
・燃料がリーン側に制御されている … 空気量比率が高いと、燃料の気化エネルギによる燃焼室内温度低下が少なくなり、燃焼室内温度が高くなる
・点火進角が進む側に制御されている … 圧縮比が高い状態に近くなる
・ノッキング・センサあるいはその制御系が破損している

→ このような条件の時に、ノッキングが発生します。レギュラーガソリンに切り換えたら，常時、発生し、出力が燃費がいつも低下するわけではありません。ただスポーツ車のようにエンジン負荷が高いクルマでは，レギュラーに変えるとあきらかに燃費が低下する場合があります。なおレクサスLFAのように，はじめからレギュラーガソリン使用を禁止した車種もありますので，注意が必要です（GT-Rはレギュラーが使えます）。

●発熱量
資源エネルギー庁が作成したデータ（エネルギー源別標準発熱量（平成１９年５月２５日改訂）：実際に全国のガソリンの統計調査）があり、次のようになります。

レギュラーガソリン 34.5 MJ/L （低位発熱量では、32.8MJ/L）
ハイオクガソリン 35.1 MJ/L （低位発熱量では、33.3MJ/L）

この差は、1.7%です。ここで「MJ/L」とは、単位L（リッター）あたりの発熱量（メガ・ジュール）です。

→ ハイオクガソリンの方が、確かに発熱量が大きいとは言えますが、誤差範囲です。

●レギュラーの方が燃費が良くなることはあるのか？
道路状況や運転スタイルによる燃費差の方が，燃料による差よりも大きくなることが多く，レギュラーでおとなしく運転した方が，燃費が良くなることは十分考えられます。

一方，プラシーボ効果により，「ハイオクの方が燃費が良いはずだ」という思い込みで，ハイオクの方が，おとなしい運転スタイルになり，燃費が改善する場合もあります。

●燃焼メカニズムでレギュラーが良くなることはあるのか？
燃焼室内の平均圧力がトルクになり，これで出力（馬力）が決まります。

（トルク）＝（正味平均有効圧力）×（排気量）×（爆発回数）／（2π）
（馬力）＝2π×（回転数）×（トルク）

ここで爆発回数は，4サイクルエンジンであれば，「0.5」（出力軸2回転に1回の燃焼）です。

このうち燃焼室内の圧力を高めるためには，圧縮比を高めたり，過給（ターボ・チャージャなど）を使えば良いわけです。しかしノッキングという異常燃焼を発生させるので，ハイオクを使いノッキングをできるだけ回避させれば，より高い燃焼室圧力を実現できます。逆にいえば，同じ出力のための燃料消費量が低減できます（＝燃費改善）。

つまり非常にシンプルに考えれば，レギュラー使用で燃費が改善することはありません。もし燃費改善があるとすれば，何らかの運転操作法の違いがあるはずです。

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

机上論ではハイオクの方が燃費が良い筈だ！となりますが、これは私だけでなく他の方が長期統計をとって居られる方もそう言う結果になっています。

ま～分かりません。 なぜかな？

Answer 2

ハイオクガソリンであろうと、レギュラーガソリンであろうと、燃焼して得られる熱量に大差は無いです。
問題になってくるのは、オクタン価で、高ければ着火しにくいですし、低ければ着火しやすくなるという事。
ハイオクならば、高圧縮にしても、自然着火（ノッキング）を防げるという事に意味があるという事。
絶えず、定速度走行や定回転数走行が出来る状況下でしたら、燃費に影響は出ないでしょうが、
当然ですが、発進もすれば加速もしなければなりません。
問題となるのが、この発進時と加速時でノッキングを起こした場合で、一応、CPU（ECU）が
ある程度、補正はしてくれるのですが、補正しきれなくなると、ECUが異常と判断してしまい、
フューエル・セーフモードに移行してしまう場合があるという事。
このモードに移行してしまうと、理想空燃比である1:15で固定してしまうという事です。
定速走行をしている状態ですと、空燃比は、薄くするのが当たり前で、おおよそ1:18前後で
燃料が供給される事になります。
これが、空燃比を固定されてしまえば、当然ですが、燃費は悪化する事になります。
また、過去に「Vitz RS」で実際に起こったのが、ハイオク指定にもかかわらずレギュラーガソリンを使用して、
車両火災に到った事例もあります。

ですので、使用ガソリンに関しては、当該車両の取扱説明書の指示通りにという事が大前提となります。

Answer 3

わかりますわかります

都市伝説並みですよね～ｗ

実際にレギュラーでも
ほとんど問題ないですよね
燃費もハイオク代考えれば微々たるもんですしね～
それなら
エンジンにいい
車にいい
パワーがある
ハイオクにするかってなりますよね

まあ、レギュラーいれつづけても
１０以上乗れるので
ほんと目に見えない程度の誤差でしょうね

Answer 4

自分もハイオク仕様です。以前、レギュラーを入れてましたが、ハイオクのほうが燃費が伸びると聞いて、それ以降はハイオクを入れてます。
確かにハイオクのほうが燃費は多少伸びます。エンジンにも優しいようです。
最近の車はハイオク仕様にレギュラーを入れてもCPUがちゃんと調整してノッキングを起こさないようにしているようです。
となると気持ちの問題かな…