NSX NA1は今でも最速？

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たとえば、LFAやGT-Rのほうが速いと言う人は、
クルマに対して、絶対的なパワーを求め、
それを自由に使えると勘違いしている人だけです。

実際のところ、ドライビングテクニックによって
最速かどうかなんて、いくらでも変わるのです。
もちろん、「昨日、運転免許を取ったばかりの人でも
サーキットを走れば、
プロのレーサーにも負けない走りができる」ような車が
GT-Rであるという事実もわかっています。

しかし、R35GT-Rと言えども、
絶対に熱ダレをしない訳ではありません。

所詮は、重量1,780kgの重量級の車です。
いくら大口径のブレーキシステムを備えていようが
熱ダレから免れることはできません。
インタークーラーもノーマルの物では、短命です。

チャンスが回ってくる車というのは、
いつだって軽量かつパワーのある車です。

車両重量1,170kgのNSXが腕の立つドライバーの手で
走ることができれば最強無敵です。
NAのＮＳＸが叩き出すタイムに叶わないから
日産やトヨタはターボエンジンのスポーツカーの開発を辞め、
日産はNAのエンジンをZ33に与えたわけです。

しかし、腕の立つドライバーがR35GT-Rに乗ったら、
どうなるのか。
結局のところ、タイヤの銘柄やオイルの銘柄はもちろん、
ドライバーの身体の体重なども車の運動性能を左右しますので
一概には言えないところがクルマの面白さでもあります。